※新型コロナウイルス感染拡大防止等のため、2020年の第24回伊香保ハワイアンフェスティバルは中止となりました
※以下は、昨年の記事になります
歴史的にも深いつながりがある日本とハワイ。各地でハワイにちなんだイベントが開催されたり、ハワイアンフラは日本でも多くの人に愛されていますね。しかし街中、しかも温泉がハワイアン一色になるというのは案外、珍しいのではないでしょうか？
写真：オープニングセレモニーで行われる合同フラ「カイマナヒラ」
群馬県渋川市伊香保町。ここは標高約700mの場所に広がる、古くからの温泉地です。石段ぞいに連なる温泉街の風景は、温泉好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ここで2019年 7月30日（火）～8月2日（金）の4日間の日程で、街中がハワイ色に染まる「伊香保ハワイアンフェスティバル」が開催されます。
フェスティバルのメインはフラダンス。
写真：ステージでは本場ハワイのフラ競技会のショーも楽しみ
本場ハワイでの最大のフラの競技会「メリーモナークフェスティバル」優勝チームによるショーが見所の一つです。メリーモナークというと、数あるフラの競技会の中でも最も歴史が古く最大規模と言われているもの。本場ハワイの世界最高峰のフラのステージが日本の温泉地で見られるとは驚きですね！しかもこのフェスティバルには、日本のフラダンスチームも多数参加、なんと6000人近いフラダンサーが出演したこともあったとか。
写真：連日夜開催されるメリーモナーク優勝チームによるメリーモナークョー
今年はのメリーモナークショーには今年のメリーモナーク優勝チームの「Hula Halau O Kamuela」(フラ ハーラウ オ カムエラ)が招聘されます。
365段の石段が特徴である伊香保温泉街にメインステージ、石段街ステージなどが作られ、流れているのはハワイアンミュージック。色鮮やかな衣装に身を包んだダンサーたちがあちこちに見られるというスペシャルな4日間です。
それにしてもなぜ、群馬県の山間部にある温泉地がこれほどまでにハワイのイベントで盛り上がっているのでしょうか。
石段の街にたたずむ、一軒の日本家屋があります。
ここは「旧ハワイ王国駐日代理公使ロバート・ウォーカー・アルウィン別邸」として保存されている建物です。
まだハワイ州が独立国だった頃、ハワイ王国の弁理公使ロバート・W・アルウィンが伊香保に別荘を持ちました。彼は日本人女性と結婚し、この地をこよなく愛したと言われています。
そんな歴史もあり、渋川市はハワイ州ハワイ郡と姉妹都市を締結し、ハワイの伝統文化を紹介するこのイベントを開催しているということです。なるほど背景にはこんなことがあったんですね！
写真：伊香保の石段がフラダンサーのステージに変貌
さらに、この期間中、伊香保温泉に宿泊された方を対象にハワイ旅行が当たる抽選会も開催しています。ハワイ色の伊香保温泉から、本当にハワイへ行けるこのチャンス、ハワイ好きならぜひ見逃さないように！
（まとめ・文：mashiro 更新：すてぃーぶん 記事確認：2019年7月）
