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【青森】4年に1度開催の津軽の京まつり・鰺ヶ沢白八幡宮大祭。口を覆った人々の華やかな行列が謎めいて・8/14~16

4年に1度行われるものと言ったら?夏季・冬季オリンピック、W杯など色々ありますね。

青森県鰺ヶ沢の白八幡宮で行われるお祭り「鰺ヶ沢白八幡宮大祭」も4年に1度という開催。今年、2017年はちょうど開催年になっています。




鰺ヶ沢の湾内を一望する高台にある白八幡宮は、1210年もの歴史を持つ神社。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮

写真:1210年の歴史を持つ白八幡宮

平安京遷都の13年後にあたる大同(807)2年に坂上田村麻呂が蝦夷降伏祈願所として祠を創立。そのおよそ400年後の1256(康元)元年に、鎌倉幕府の執権北条時頼公によって再建されて現在まで続きます。
(北条時頼は、2001年の大河ドラマで和泉元彌さん主演の「北条時宗」のお父さんにあたる人です。大河では渡辺謙さんが演じていました)

江戸時代には津軽藩により「鰺ヶ沢総鎮守」と定められ、以来、歴代藩主の参拝が続きました。

鰺ヶ沢は藩の要港として栄え、江戸時代には西回り航路の『北前船』による上方と津軽を結ぶ海運の拠点として重要な役割を果たしました。

この白八幡宮を中心に町をあげて行われる「白八幡宮大祭」は、1677年から始まったされ、当初は隔年での実施だったようですが、現在は4年に1度となっています。

北前船の寄港地であったしるし・京の祇園祭の流れを組む祭り

白八幡宮大祭」は、京都の「祇園祭」の流れをくむ祭りとされ、「津軽の京まつり」とも言われています。北前船で上方との交流があった鰺ヶ沢の歴史を物語っていますね。
なお今年4月、鰺ヶ沢町を含むかつての北前船の寄港地が「日本遺産」に認定されましたが、白八幡宮はその構成文化財の1つとなっています。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮大祭

写真:一番の見どころ、神輿渡御行列

大祭の中で一番の見どころは、「御神輿渡御行列」で、町の無形民俗文化財に指定されています。2基の神輿を中心に乗馬の神職や御神馬、古式ゆかしい装束を身にまとった200人以上が参加する時代行列はさながら歴史絵巻をリアルに見るよう。こちらは京都の「時代祭」に似ていますね。

面白い点は、行列に参加する人々が「口覆い」(マスク状の布)を着ける点です。穢れを忌むという古来のしきたりを今に伝えるものです。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮大祭

写真:行列に参加する人々はみな口覆いをしているのが神秘的な雰囲気

行列の後には鰺ヶ沢の各町内で山車が続きます。山車の人形の中には、昔、京都の祇園祭用に製作された小型のものを譲り受けたものもあったそう。こちらの山車は「祇園祭」に通ずるものがありますが、大きな人形が山車の中心となっている点は、「ねぶた祭」も彷彿とさせます。上方と津軽の文化が融合しているのでしょうか。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮大祭

写真:津軽と京の文化が融合した山車運行

祇園囃子を奏でながら進み、囃子にあわせて男児が踊る「チャンチャレンコ」、女児が踊る「夜神楽」と祭りを一層際立ててくれます。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮大祭

写真:男児によるチャンチャレンコ(左)女児による夜神楽(右)

大祭は8月14日〜16日の3日間開催されますが、その日ごとに神輿行列や山車運行の時間、ルートが異なります。15日は山車が町内を回るので、規定のルートでの運行は14日と16日の13:00からになるのでご注意ください。

16日には御神輿が海を渡る海上渡御もあるので、1日だけの訪問なら16日がおすすめですよ。鰺ヶ沢には温泉宿もたくさんあるので、宿泊してじっくり楽しむのもいいですね。

青森県 鰺ヶ沢白八幡宮大祭

写真:勇壮な海上渡御

4年に1度の鰺ヶ沢白八幡宮大祭。次回の開催は2021年になります。東京オリンピックも終わっていますね。この機会に鰺ヶ沢で京まつりを体験してみてはいかがですか?
(まとめ・文:ゆきさね)

鰺ヶ沢白八幡宮大祭

http://www.town.ajigasawa.lg.jp/taisai/
http://www.town.ajigasawa.lg.jp/taisai/ajigasawa.pdf(PDF)
開催期間:2017年8月14日〜16日
開催場所:白八幡宮を中心に鰺ヶ沢町内
(白八幡宮所在地:青森森県西津軽郡鰺ヶ沢町本町69)
御神輿渡御・山車運行:14日13:00〜 15日8:00〜 16日13:00〜

問合せ:白八幡宮大祭実行委員会
TEL:0173-72-2111

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