温泉好きによる温泉好きのためのWebメディア

ガチの温泉賢人が厳選名所を紹介!「BIGLOBE Styleイノベーションミーティング:オンライン」vol.2 温泉会議レポート

写真右から2番目の永井千晴さんが手に持っているのは、先日出版されたばかりの初単著『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』

文・写真:神保勇揮

Go Toがあってもなお厳しさが残る観光業界

BIGLOBEは12月18日に、オンライントークイベント「BIGLOBE Styleイノベーションミーティング:オンライン」vol.2を開催した。

同イベントは、毎回テーマに沿ってゲストを招き、忌憚なく意見を交わす無料のオンライン企画。今回のテーマは「温泉会議」。BIGLOBEでは温泉大賞と同様に、2008年から全国の温泉地・温泉宿を表彰する「温泉大賞」という催しを毎年実施してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く今年は表彰・発表を行うイベントの開催を断念した。だが、温泉を盛り上げる活動を止めてしまうことはせず、今回のような企画を次々と打ち出していくとしている。

今回は、BIGLOBEが認定した専門家チーム「七人の温泉賢人」から温泉ビューティ研究家・旅行作家の石井宏子さん、温泉オタクの永井千晴さんを招くほか、タレント・ラジオDJとして活躍する旅好き・温泉好きの三原勇希さん、そしてBIGLOBE温泉大賞担当の西尾真由美さんが出演し、新型コロナ感染拡大やGo To キャンペーンの二転三転などで激動の時期を迎える温泉地の現在や、今こそ行くべき厳選の温泉宿、そして温泉地ワーケーションの可能性をテーマに90分語り合った。

写真左から三原勇希さん、石井宏子さん、永井千晴さん

番組では3つのテーマについて議論。最初のテーマ「温泉地の現在」では、コロナ禍の渦中にある温泉地も多数取材する石井さんが「現在、多くの宿は人材不足で困っています。営業の可否が不安定になる中でパートタイマーには頼れず正社員のみで回しているところが多いです。Go Toキャンペーンで息を吹き返した宿は多いですが、顧客満足度を考えると満室よりも少し減らした予約数を上限にするところも多々あるので、そのバランス確保に皆さん苦慮していますね」と現状を解説。

またBIGLOBE温泉大賞の担当者である西尾さんも「Go Toキャンペーンを受けて、価格帯の高い宿は盛況ですが、低めのところは未だに予約が復活していない宿も多いです」と、決して業界全体が回復基調にあるとは言えないことを指摘した。

YouTubeにアップされたアーカイブ動画では18分過ぎからの、テーマ2「温泉賢人による今こそ行くべき温泉宿」は今回の目玉企画だ。「ホテリ・アアルト(福島)」をはじめ「養生館はるのひかり(箱根湯本)」「ふふ 日光(栃木)」など知る人ぞ知る極上の宿はもちろん、現代湯治の宿として名高い「自在館(新潟)」など、全14カ所にも上る厳選宿・温泉施設に加えてラーメン店(!)の紹介までなされており、温泉初級者から上級者まで楽しめる内容となっている。何がどうオススメなのかはぜひ動画を観て、温泉賢人の2人による写真と解説を堪能していただきたい。

■ホテリ・アアルト(福島)
https://hotelliaalto.com/

■養生館はるのひかり(箱根湯本)
https://harunohikari.com/

■ふふ 日光(栃木)
https://www.fufunikko.jp/

■自在館(新潟)
https://www.jizaikan.jp/index.html

BIGLOBEが「ワーケーションできる温泉宿」を紹介し企業を誘致

「ONSEN WORK」のトップページより

また、BIGLOBEでは温泉大賞に代わる温泉地・宿を盛り上がるための施策として、今年11月に新サービス「ONSEN WORK」を立ち上げた。

公式サイトに全国各地の「ワーケーションにおすすめの温泉宿」を掲載すると同時に、効果的なワーケーションの実現に向け、健康増進に効果的な温泉の入浴方法や在宅勤務の疲れがとれるストレッチ方法、肩こり、腰痛などの症状に合わせた温泉が選べる温泉ガイドも紹介している。西尾さんらBIGLOBEチームがコロナ禍にあえぐ事業者に対して「どんな支援なら喜ばれるか」とインタビューしたところ、やはり一番多かった回答は「温泉地に人を呼んでほしい」というものだったことから取り組みを始めたという。

同サイトで紹介されている宿は、Wi-Fi環境やPC作業ができるスペースがあるところのみをピックアップし、併せてBIGLOBEとしてもワーケーションに挑戦したい企業の参加も呼びかけていく。なお、BIGLOBEでも実証実験としてワーケーションにトライしており、湯河原と仙台のわたり温泉、別府の鉄輪温泉に行ったうえで、一般財団法人 日本健康開発財団と共同で血液検査や唾液の採集、メンタル面の変化なども計測してきたそうだ。

西尾さん自身もワーケーションに行ってみたところ「私はずっと肩こりが酷かったんですが、温泉に浸かると痛みがとれるので、20時ごろからでも仕事が全然できたのが驚きでした。またBIGLOBEは現在ほとんどの社員がテレワークを実施しているのですが、ずっと家で仕事をしているとメンタル面が弱ってしまうという人もいるので、気分が落ち込み気味な人にとっては転地効果(普段の生活と違う環境に身を置くと心身が刺激されストレスが軽減されること)があって良かったと話していました」と語り、ただのバカンスではなく生産性をアップするための施策としても効果がありそうだと感じたという。先述の通り、BIGLOBEではワーケーションを試してみたいという企業の相談を受け付けているので、気になる担当者はぜひ連絡してみてほしい。

新型コロナウイルスの感染拡大が未だ続き、Go Toトラベルキャンペーンも一時中止となってしまった現在、たとえ一人旅であろうとメディアを通じて「温泉に行ってみませんか?」とはなかなか言いにくいところではある。だが、必ずしもこの冬に今すぐ行かなければならないというわけでもない。今のうちから「いつか行ってみたい温泉地・温泉宿」をリストアップしておき、感染拡大が落ち着いた際にはぜひ温泉を楽しんでほしい。

(制作:Vermiliおん、FINDERSから転載

この記事もおススメ!
人気記事