京都府丹後市にある老舗料亭旅館「間人温泉 炭平(たいざおんせんすみへい)」では、3つのこだわりをもって"はしうど蟹"の旨味を引き出して提供しています。今年2023年から、さらに新しい手法を始めているそうですよ!
京都府北部の京丹後市、間⼈港(たいざこう)で⽔揚げされた松葉ガニを、間⼈蟹といいます。
「間人温泉 炭平」では、さらに選りすぐりの特選蟹をご用意するために間⼈港に限らず、間人蟹が漁獲できる沖合のものから選び抜いた品質の良い蟹を"はしうど蟹"と呼び、表記しているのです。
活き蟹の「くち」に日本酒を注いで締めるのが『酔い締め』。
ストレスで味が落ちてしまう「蟹味噌」にストレスを与えない手法です。また、蟹が暴れると蟹身の繊維を傷つけ、はさみで互いを傷つけ合います。 仮死状態を作ることでそのリスクを無くす工夫でもあります。
「間人温泉 炭平」の3つのこだわりとは、6層×200杯=1200杯の活蟹を入れられる水槽を備え、ゆでたては出さずに一晩寝かすことで塩味をなじませ上品な蟹のうま味を引き出し(一夜蟹)、蟹霜造(かにしもつくり)という本来の蟹の甘味を最大限引き出す特殊な蟹刺しを提供すること、だそうです。
(まとめ・文:Vermiliおん)