箱根・芦ノ湖畔に建つ「小田急 山のホテル」では、4月下旬から5月下旬まで、『つつじ・しゃくなげフェア』を開催します。
例年5月になると広大な庭園に色鮮やかなツツジとシャクナゲが咲き始め、富士山や芦ノ湖をバックに、約3,000株のツツジと約300株のシャクナゲが色とりどりに咲き誇る圧巻の景色が楽しめます。
2022年に「山のホテル」の庭園のツツジが「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」に認定され、2023年3月17日には、シャクナゲも「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」に認定されました。
『つつじ・しゃくなげフェア』では、この「後世に残すべき植物遺産」と認定を受けた「山のホテル」の庭園が一般に開放され、30の古品種を含む84種類約3,000株のツツジと、42種類約300株のシャクナゲを楽しむことができるのです。
「山のホテル」は、2015年より、ツツジ・シャクナゲの維持・再生を目的とした庭園プロジェクト「男爵の100年ツツジ 100年先への挑戦」を開始しています。
2016年から、6年にわたり開花時にツツジ・シャクナゲの研究者 倉重祐二氏による品種調査を行いデータ化に取り組みました。また、貴重な品種を挿し木や接ぎ木による増殖をし、現在植栽されている樹木のための土壌改良なども行い、100年後を視野に入れた管理を行っているそうです。
(写真上段・左)飛鳥川(あすかがわ)薄紅色で、紅色の絞りが入る花で、江戸時代の園芸書にすでにその名が記されている
(写真上段・右)白万葉(しろまんよう)花の中に花が咲く万葉咲きのツツジ
(写真下段・左)ゴーマー・ウォータラー 岩﨑小彌太男爵が日本で初めて輸入した西洋シャクナゲと言われている
(写真下段・右)キョウマルシャクナゲ 環境省絶滅危惧種に選定されている日本固有種で、蕾は濃ピンク紅色だが、咲くと淡ピンクに変化する
「小田急 山のホテル」では、自家源泉を楽しめます。
芦ノ湖温泉「つつじの湯」は、温泉露天風呂も備えた大浴場です。美しいツツジとシャクナゲを楽しんだ後に、無色澄明の「美肌の湯」アルカリ性単純温泉にゆったり浸かるのはいかが?
(文・まとめ:Vermiliおん)