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【源泉雪見露天3】伝統の木造三階建て一軒宿で愉しむ源泉めぐりと雪見露天
鉛温泉 藤三旅館【岩手】

花巻温泉郷の中、鉛温泉に位置する一軒宿が『藤三旅館』。
木造三階建て・総ケヤキ造りの本館は、玄関から風情たっぷり。到着してすぐ記念撮影する人が多いというのも頷けます。

写真:ノスタルジックな雰囲気の玄関。雪の日はまた格別の雰囲気。

藤三旅館の先祖がここで温泉を発見したのが600年余りも前のこと。温泉旅館として開業したのは1786年、なんとフランス革命よりも前なんですよ!

近くに「鉛温泉スキー場」もあるくらいなので、12月~3月はほぼ積雪あり。雪見露天が楽しめます。
むしろ天候によっては大雪となることもあるので道路状況などは随時宿に確認したほうがいいでしょう。

藤三旅館オリジナルの源泉が5つも!贅沢すぎる!

鉛温泉の泉質は、単純温泉・アルカリ性単純高温泉。湯温は57度で、湯量も豊富。
そして、なにより藤三旅館は5本もの源泉を有していると聞いてびっくり!湯船の雰囲気だけが異なる館内湯めぐりではなく、館内で「源泉めぐり」ができちゃうんですよ。
もちろん、すべてのお風呂が源泉掛け流しだから、温泉好きにはたまりません。

藤三旅館といえば、深さが1.25mもあって立ったまま入る巨大な石の風呂「白猿の湯」があまりにも有名ですね。
「白猿の湯」は昔ながらの混浴が基本(女性専用時間帯もあり)ですが、「桂の湯」は男女別、「白糸の湯」は男女時間制、「銀の湯」は貸し切りも可能です。

写真:白猿の湯。吹き抜けになった3階から降りていくと大きな湯船が。底からこんこんと湯がわいています!

そして、藤三旅館の雪見露天風呂が「桂の湯」。
広くてやや浅めの湯船に浸かれば、周りの雪景色に溶け込む気分。

写真:昼の「桂の湯」。しんしんと降り積もる雪の中に川の音が響いて……

目の前を流れる豊沢川の水音をBGMにのんびり雪見露天が楽しめます。

夜はライトアップされるのですが、「冬は雪が映えるようにブルーの照明にしているんですよ」と藤井専務。

写真:ブルーライトアップされる夜はこんなに幻想的な雰囲気に

確かに、川岸を覆う雪が蒼く光って闇に浮かび上がる様子はとてもロマンティック。雪の時期に来て良かった!と思えます。
桂の湯には内風呂も付いているので、気温や天候によって内と外を行き来しながらゆっくり楽しめるのもいいですね。

そして、桂の湯の男性用には、通常の露天風呂の一段下、川ぎりぎりのところにも小さな湯船があるんです!手を伸ばせば届くところに雪と川。野趣あふれるこちらの露天もお見逃しなく!

天候があまり良くない日や、寒いのがすごく苦手という人は、展望半露天風呂「白糸の湯」にどうぞ。
こちらは大きくとった窓の向こうに、白糸の滝を眺めることができます。

写真:白糸の湯は男女入れ替え制なので時間にご注意

モダンな雰囲気で洗い場も広く、使いやすい風呂なので、年配の方や小さな子ども連れの方にも人気です。

一人旅や、じっくり滞在での湯治、そして日帰りプランでも雪見露天が楽しめる!

藤三旅館は、一人旅歓迎の宿。有休とって1人でゆっくり雪見露天に浸かって、思う存分羽を伸ばす……なんて最高ですよね!
手軽な日帰りプランも用意されているので、岩手観光の途中に雪見露天に寄りたいという時にも要チェックです。

そして、じっくり滞在して温泉効果を体験したい人やレトロな空間が大好きな人なら湯治プランもおすすめですよ。
藤三旅館には、旅館とは別に、長期滞在客のために自炊設備もある「湯治部」があるんです。

客室や食事、サービスは旅館とは異なることを理解した上での利用が前提ですが、鉛温泉の湯をリーズナブルに堪能したいときには湯治部利用も検討してみるのもいいかもしれません。

* イベント *
花巻温泉郷では、3月5日まで「第1回花巻温泉郷のひな祭り」が開催されていて、藤三旅館でも、雛段飾りや雛人形を展示中。
レトロな雰囲気の中での雛段飾りは見ごたえありますよ!

(文:ライター・まつもとようこ)

鉛温泉 藤三旅館

http://www.namari-onsen.co.jp/
岩手県花巻市鉛中平75−1
TEL:0198-25-2311

立ち寄り湯
入浴料金 大人700円 こども500円
営業時間
7:00〜21:00 受付は20:00まで

宿泊料金例
1泊2食付の2名1室の1名あたり
旅館部 9500円~(税込)
湯治部 5000円~(税込)

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