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北海道・登別温泉「ヌプルペッ・ペール・エール」登別産ホップを使用した地ビール!『ヌプルペッ』ってなに?

地元産のホップでビールを作りたいと結成した「登別産ホップ研究会」。2018年から、会のメンバーの泉田覚さんの私有地でホップ栽培を開始しています。登別で作られたペールエールになんで『ヌプルペッ』というネーミングがされているのでしょうか?

それはさておき、3年目の今年は初めてまとまった収穫に成功しました。2020年12月、登別産ホップを使用した地ビール「ヌプルペッ・ペール・エール」が新発売です!

写真:登別産ホップ

『ヌプルペッ』ってなに?

名称の『ヌプルペッ』は地名である「登別」の語源となったアイヌ語。『色のこい川』という意味だそうです。

ラベルのデザインは登別出身のアーティスト、リー・イズミダさん(東京在住)が手掛けました。ラベル中心にはホップが描かれ、落ち着いたデザインとなっています。

写真:いいデザインですね

市民の有志で作る「登別ホップ研究会」は、当初は地元産ホップ100%のビールを目指しましたが、収穫した約17キログラムのホップを乾燥させると、2.6キログラムに。

このため、今年は上富良野産ホップを加えて製造することにしました。登別産も上富良野産も同じくアメリカ産カスケードホップ。

写真:これを一つずつ手で収穫します

しかし、登別産ホップはシトラス系の香りが強く、上富良野産は力強い香りがあり、それはそれで美味しいビールになりました。

地ビールはどこで味わえるの?

写真:色合いもいい感じ!

製造は、登別市中登別町の「わかさいも本舗地ビール工場」。洞爺湖の名産といわれる「わかさいも」で有名な「わかさいも本舗」が、美味しいビールを地元で提供したいという思いから1998年にビール醸造を開始。

2008年には、「日本地ビール協会」主催の「インターナショナル・ビア・コンペティション」で「鬼伝説(ピルスナーとペールエール)」が金賞を受賞。ほかにも、「スイートストロベリー」も「ジャパン・アジア・ビアカップ2008」で金賞を受賞しています。

写真:わかさいも本舗の商品ラインナップ

今回完成した「ヌプルペッ・ペール・エール」は数量限定で1000本製造。「味も香りもいい」と高評価です(2020年製造のものは完売しました)。

「わかさいも本舗」の登別本店や登別東店、「ちょいす登別店」などで飲むことができます。また。今後、登別市のふるさと納税返礼品としての登録も予定されています。

写真:ホップ畑。2021年はもっと広がるんですね

もちろん登別温泉にも立ち寄りたい!

登別温泉は、江戸時代からその存在が知られており、明治時代に温泉宿が設けられてからは保養地・観光地となりました。

自然湧出量は1日1万トンと豊富で、硫黄泉や明礬泉、芒硝泉など9種類の泉質、毎分3000リットルも湧き出しており、「温泉のデパート」と呼ばれるほどです。

登別温泉とともに、この地ビール「ヌプルペッ・ペール・エール」を応援していきたいですね。

(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)

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