Tofu & Botanical Kitchen LOIN
https://www.loin-ryujin.com/所在地:和歌山県田辺市龍神村小又川259 GoogleMAP
TEL:0739-79-0637
営業日:金曜日(豆腐のみ)・土曜日・日曜日・月曜日
ランチ:12:00~14:00
カフェ:15:00~18:00
田辺市龍神村の山間においしいナチュラルなお豆腐を食べられると評判の工房があります。
「龍神 地釡とうふ工房るあん」として出発し、2019年には伝統的な手作りの豆腐と地元食材を楽しめるレストラン「Tofu & Botanical Kitchen LOIN」もオープン。
龍神村には美肌の湯として知られる龍神温泉があり、日高川沿いに風情ある温泉宿や共同浴場が軒を連ねていますよ。
和歌山県の中央部に位置する田辺市龍神村は、龍神岳をはじめとする1000m級の山々に囲まれたエリア。美肌の湯と言われる龍神温泉でも知られています。
古くから地元で作られた大豆を使い、地釜で作る豆腐づくりが盛んでしたが、現在では家庭で自前の豆腐を作っているところはほとんどないよう。
そんななか、るあんでは龍神村の伝統の技を受け継ぎ、豆腐作りを行っています。
滋賀県産や島根県産の大豆を使い、敷地内で湧き出る清水で炊き上げた木綿豆腐やざる豆腐。
地元の薪を使った直火炊きにこだわり、手間をかけて手作りされた豆腐は、かつての「龍神村の豆腐の味」を再現した味わいに仕上がっているそうです。
少し堅めで濃厚な味わい、豆腐の甘味や旨味がしっかりと感じられる、コクがありおいしいと口コミでも絶賛されているほどの豆腐、ぜひ現地で味わってみたいですよね。
豆腐工房の他、道の駅でも販売されています。「地釜とうふのオリーブオイル漬け」は特にお土産としても人気のようです。
店名の中にある「Tofu」は、豆腐だけではなく山里の暮らしの中で生み出されてきた手仕事、「Botanical」とは、自然の恵み全般をイメージしているそうです。
ランチとカフェのみの営業で、ランチの「お任せのコース料理仕立て」は、7皿のメニューで、豆腐作りに必要な7つの要素を表現しています。
その7つとは、「風土、豆のある風景、ミネラル、湧水、薪火、記憶、情熱。」
たとえば「豆のある風景」の中には、豆風味の香り米のお粥、「ミネラル」には、温泉湯豆腐やレモングラス、「焚火」には、蕎麦粉のおやきなど、それぞれの要素をイメージさせる食材を使用して表現しています。
「Mineral(温泉湯豆腐)」のメニューは、龍神温泉のお湯を使っています。海のミネラルである魚のスープと、山のミネラルである温泉を使った湯豆腐を合わせることで、体に染み渡るミネラルの美味しさを提供したいと考えたものだそうです。
カラダに優しい食材を使っているだけでなく、面白いメニューの構成の仕方ですよね。
7皿のお料理の後は食後のコーヒーと小菓子もセットになっています。
ランチは1日最大2組限定となっており、11時半~12時までに入店、12時からスタート。
ランチは完全予約制となっているため、事前の予約をお忘れなく。
そしてランチはもちろんのこと、カフェメニューの豆腐ケーキも人気のようです。また、お店の雰囲気や周辺の景色もよく、ゆったりくつろげるとの声も。
静かな山間のカフェで、一品一品こだわって作られたランチメニューやスイーツ、癒されるひとときを過ごせそうですね。
濃厚な大豆の香りと甘みを味わえる地釜とうふ(356円・税込)や、にがりで固めた後にざるに盛ったざる豆腐(421円)、大人気の豆腐のオリーブオイル漬け(1,108円)など、豆腐のラインナップが揃っています。
また、るあんのおからと、柚子ピール、ドライフルーツのスパイス付けを使ったおからのガトーショコラ(550円)もオンラインで購入できるので、ヘルシーなお取り寄せスイーツを自宅で楽しみたい人にもおすすめ。
龍神村の豊かな自然にはぐくまれた伝統の味を楽しみつつ、いつか現地で味わえる日が待ち遠しくなりそうですね。
田辺市の龍神村は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならんで「日本三大美人の湯」に選ばれた温泉、龍神温泉でも知られています。
ナトリウム炭酸水素塩泉は、入浴後にお肌がツルツル、しっとりすると評判のお湯。源泉は、共同浴場「龍神温泉元湯」のお湯です。
元湯には大きめの檜風呂と岩風呂があり、露天風呂からの渓流の眺めを楽しみながら美肌の湯に浸かる贅沢なひと時を過ごせますよ。元湯は大人800円、小学生400円。7:00~21:00まで営業しています。
「Tofu & Botanical Kitchen LOIN」からは国道425号線経由でわずか5分ほどなので、ランチの後には、龍神温泉の日帰り温泉に立ち寄ってみるのもおすすめです。
ヘルシーなランチと1300年の歴史を持つ美肌の湯で、心身ともにリフレッシュする休日を過ごしてみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)