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新潟・出湯温泉「出湯温泉パン工房」日本でここだけ!温泉水100%使用のパン工房!もちろん天然酵母使用

新潟県阿賀野市の出湯温泉には、なんと日本で唯一、温泉水を100%使用したパンを製造するパン工房があり地元で大人気となっているそう。今回は、ふっくらモチモチ、天然酵母を使用した香り高いパンが自慢の「出湯温泉パン工房」をご紹介します。

写真:温泉水でこねた天然酵母のパンがずらり。ネット通販でも買える

開湯1200年の歴史ある湯治場「出湯温泉」

写真:ログハウスみたいでかわいい!パン工房外観

新潟県阿賀野市にある出湯温泉は、809年に弘法大師が開湯したと伝えられる歴史ある温泉で、村杉温泉・今板温泉と合わせて五頭温泉郷と呼ばれています。

5つの峰を持つ五頭山の山裾にあり、2つの共同浴場が弱アルカリ性単純温泉、宿の温泉はアトピー性皮膚炎などに効能があると言われるラジウム温泉(単純弱放射能冷鉱泉)で、全国から多くの人々が訪れています。

そんな出湯温泉に「出湯温泉パン工房」がオープンしたのは2013年。代表の渡邉暁子さんが湯治場の面影を残す懐かしい風景に感動し、多くの人に温泉場の素晴らしさを知って欲しいという思いから始めたのだそう。

渡邉さんは、テレビ朝日の『人生の楽園』で楽園の住人として紹介されたこともあるんですよ。

現在は、地域を盛り上げていきたいという渡邉さんの熱意に共感した笹川さんが、2016年からパンの製造を担っています。

笹川さんは、新潟市出身。新潟市内の大手ベーカリーに勤務し店長を務めた経験があり、国家資格のパン製造技能士1級を取得しているパン職人です。

温泉水を100%使用したパンはふんわりモチモチ

写真:写真:五頭あんぱん

工房で使用している温泉水は、共同浴場と同じ泉質の弱アルカリ性の単純温泉。通常のパン製造に使用される中性の水とは異なり、きめが細かく、ふっくらとして柔らかいパンに仕上がるのだそう。

また、地元産の山ぶどうやブルーベリーなど、旬の果実から培養した自家製の天然酵母を使用しており、手間隙かけたこだわりの豊かな風味や香りが、「また食べたい!」と思わせる美味しさを生み出しています。

一番人気は、五頭山をイメージして作られた山型の「五頭あんぱん」。つぶあん・栗あん・紫芋あん・ウグイスあん・こしあんの5つのあんが楽しめるあんぱんは、見た目もカラフルで可愛らしいですよね。

写真:具(?)だくさんの五頭の宝石箱

続いて、側面に押された温泉マークの焼印がかわいい「温泉食パン」、くるみと雑穀の生地の中にメープルシロップで漬けたイチジクとレーズンを混ぜ込み、仕上げにナッツやベリーをのせた「五頭の宝石箱」が人気だそう。

そのほかに、特殊製法でもっちり食感を生み出している全粒粉入の山型食パン「五頭ブレッド」は、1日7本の数量限定。こちらもおすすめですよ!

写真:写真:五頭ブレッドは一斤売り 

この時期は、今年も期間限定で温泉シュトーレンを販売中。

しっとり食感でいちじくやアーモンド、クランベリー、チェリーの色味がクリスマス感を盛り上げてくれる「銀のシュトーレン」、1年以上ラム酒に漬け込んだフルーツと、ローストしたナッツを混ぜ込んだ大人の味わいの「金のシュトーレン」があります。

湯めぐりと美味しいパンでお腹も心も満たされる

写真:店内には人気のパンやおいしそうな惣菜パンが並べられている。温泉らすくもお土産にオススメ

パンが比較的多く揃っている時間帯は10~12時。食パン系は昼ごろ焼きあがってくるとのことなので、チェックイン前にランチとして購入したり、宿に泊まった翌日に立ち寄っても良さそう。

ただ、人気のパンはすぐに売り切れてしまうこともあるそうなので、確実に購入したい場合は電話かホームページからの予約がおすすめです。

また、五頭温泉郷からは車で約10分ほどのところにある瓢湖は、毎年10月上旬から3月下旬まで、コハクチョウ、オオハクチョウ、コブハクチョウが見られる人気のスポットで、シベリアからの白鳥の飛来地として国の天然記念物に指定されています。

ピーク時の11月下旬ごろには5,000羽~6,000羽の白鳥が飛来するそうです。

五頭温泉郷には5つの外湯があるので、白鳥を見たあとは外湯めぐりで身体を温めることもできますよ。

新潟市にあるデパートの催事に出店したりしている人気店なので、観光と湯めぐりがてらお土産にパンを買って帰っても喜ばれそうですね。

(まとめ・文:hotspring727、編集:hotspring727)

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