2020年10月19日、北陸新幹線 加賀温泉駅の駅舎工事が開始されました。2022年9月の完成を予定しています。この加賀温泉駅、加賀温泉郷の最寄駅です。北陸新幹線で行ける様になれば、アクセスが一層便利になりますね!
加賀温泉郷は、「山中温泉」、「山代温泉」、「片山津温泉」、「粟津温泉」という4つの温泉からなる歴史ある温泉郷です。温泉好きには「常識」かもしれません… おんせんニュースでは、北陸新幹線 加賀温泉駅の着工に合わせて、それぞれの温泉をご紹介します。
金沢駅からJR北陸本線で約25分のところに加賀温泉郷があります。
上質な湯が沸き、一番古い粟津温泉が開湯したのは1300年も前のことだと言われています。そんないにしえから湧き出ているお湯に身をゆだねてみませんか?
加賀市にある山中温泉は開湯1300年を誇り、松尾芭蕉の句にも詠まれた伝統ある温泉です。
大聖寺川の渓谷沿いにあり、景勝地「鶴仙渓」に面していて四季折々の自然美が堪能できます。
泉質は「ナトリウム・カルシウム―硫酸塩泉」で、芭蕉は「扶桑三の名湯」の一つとして褒め称えています。
加賀市にある山代温泉は2つの共同浴場「古総湯」と「総湯」(総湯とは北陸地方の温泉地にある「旅館の外の共同浴場の総称」)があり、明治時代の総湯を復元した古総湯では昔ながらの入浴方法を体験できます。
ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩泉、アルカリ単純温泉という異なる3つの泉質があります。
加賀市にある片山津温泉は柴山潟の湖畔に位置し、美しい湖と霊峰白山を望みながら湯に浸かることができます。
泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。保湿効果があり湯冷めがしにくく、冷え性に効果があるといわれています。
小松市にある粟津温泉は、無色透明・純度100%の芒硝泉。
泉質が濃く、古来より切り傷ややけど、解毒作用によいと知られています。口に含むとほのかな塩の香りと酸味を感じます。
加賀温泉郷の気になる温泉はありましたか?せっかくだから4つとも立ち寄りたいですね。
(まとめ・文:吉川、編集:Vermiliおん)