2020年2月1日にOPENした新千歳空港直結のホテル「ポルトム インターナショナル 北海道」を紹介します。贅を凝らした和のスイートルームに茶室まであり、老舗料亭「下鴨茶寮」も入っているんですよ!もちろん温泉も楽しめます。
写真:琳派スイート。和と洋の絶妙なラグジュアリー空間
国際線なら約5分でホテルへ。早朝、深夜の到着も旅のスタイルが変わる抜群のアクセス
写真:落ち着きを感じるレセプション
豊かな自然、グルメ、景色、そして国際的にも有名なパウダースノーで国内外を魅了している北海道。そしてその海道の観光の入り口として多くの人が利用する新千歳空港に新たにオープンしたのが「ポルトム インターナショナル 北海道」です。
「ポルトム インターナショナル 北海道」は「旅に出逢いと彩りを」をコンセプトに日本の文化に触れられるラグジュアリーなホテル。現在、オープンから2ヶ月を迎えていますが、海外からの利用客が約7割を占めているそうです。
というのも新しい和のラグジュアリーホテルという魅力はもちろん、空港直結という抜群のアクセスの良さから注目を浴びています。
新千歳空港はアジア圏の直行便就航数も多く、その国際線の入り口からなら、なんと約徒歩5分でエントランスに!また国内線でも徒歩15分で着きます。国内線の場合は少々時間がかかりますが、雨など天候も気にせず、他の交通機関への乗り継ぎも必要ないので便利ですよね。
このアクセスの良さはなんといっても早朝、深夜の便での旅行にも威力を発揮しそうです。
ここは美術館…?900点もの美術品を収蔵
写真:ゆったりと配置されたサロン。美術品を眺めながら過ごす時間
写真:掛け軸は日本美術にかかせない芸術。文化に気軽に触れられる。
ホテル内のあちこちに飾られた美術品は北斎や伊藤若沖など日本美術。芸術と一体となったホテルはなかなかありません。ゆっくりと鑑賞しているうちに知らず日本に引き込まれていきそうな感覚。より海外から訪れた人には感動を感じそうです。
作品の収蔵数は約900点もあり、季節により展示の入れ替えをするので新たなアートに出合う楽しみもあります。
160年の老舗の味を北海道で堪能。ミシュラン獲得のフレンチTATERU YOSHINOも
また、目ばかりではなく食でも和を感じられます。京都で160年を超える老舗料亭「下鴨茶寮」やミシュラン獲得のフレンチ「TATERU YOSHINO」では現在開業記念の料理を楽しむことも。
写真:下鴨茶寮の心づくしの料理を堪能。
写真:下鴨茶寮のダイニング。すっきりとしていながら温かさを感じる雰囲気
下鴨茶寮では、開業記念特別コース楽味(らくみ)のメニューがあります。京都の他、飲食店としては銀座についで2店舗目。京野菜に「土産土法」スタイルを取り入れた料理は見た目も美しくまさにおもてなしの料理としてぴったり。
写真:ミシュラン獲得のTATERU YOSHINOで北海道の食材を味わう
写真:スタイリッシュな店内TATERU YOSHINO
また、TATERU YOSHINOはパリで腕を磨きフランス政府より農事功労章(シュバリエ)を叙勲、フランス「MOF(フランス国家最優秀職人賞)コンクール」の料理部門の審査員にも選ばれているミシュラン獲得シェフ、吉野 建さんがプロデュースするフレンチレストラン。
北海道産の食材をふんだんに使用したコースが味わえます。
共に宿泊者以外でも食事を楽しむことができるので食事を楽しみに足を運ぶ人も増えそうですね。
また、宿泊でも食事代(夕食)は別途必要で、TATERU YOSHINOは予約不要、下鴨茶寮は要予約なのでお出かけの際にはお忘れなく。宿泊者の朝食はTATERU YOSHINOで食べることができます。
和室をモダンにしつらえた最上級スイート。それぞれ趣向の違う3タイプ
ホテルは全部で171室。1番リーズナブルなスーペリアルームでも43㎡の広さがあり、落ち着いた大人の雰囲気。
写真:リーズナブルなスーペリアでもこの広さ。快適な滞在が楽しみに
そして特に意匠を凝らしたのが異なる3つのスイート。
写真:禅スイートは静けさを感じる造り。
写真:琳派スイートの専用温泉眺めも楽しめる
最上階にある数寄屋スイートはその名の通り数寄屋造りのスイートルーム。その広さは250㎡!和室を中心に配したしっとりと重厚な趣は日本の建築へのこだわりを随所に感じることができます。
琳派スイートには和の中でも金など鮮やかな色彩を取り入れ和風の天蓋ベッドといった和と洋の絶妙な空間となっています。禅スイートは凜とした静かな佇まいが感じられ、それぞれ人気があるとのこと。
またスイートルームには専用温泉もあります。その他では大浴場でも温泉に浸かれます。このお湯はサーム千歳ドミニオ温泉(ナトリウム塩化物泉)からの運び湯となっています。
写真:大浴場の石の湯
茶を親しむ。本格的な茶室でいただく和のおもてなし
和のおもてなしといって1番に浮かぶのがやはり「茶」。ポルトム インターナショナル 北海道ではメインフロアに茶室を用意し4月1日からオープンの予定。利用はご予約制で、宿泊以外でも利用可能だそう。営業時間、料金など詳細は未定です。
夜にはバーにシガーバーもあります。
新しい北海道の楽しみ方が増えそうですね。
(取材・文:さこ)