開湯500年の歴史を誇る銀山温泉。多くの人を引き寄せる木造3階・4階建ての湯宿が建ちならぶ湯街、そのうちの一軒「古勢起屋別館」に2017年1月より新しい客室がOPENしました。
古勢起屋は、初代小関吉左衛門が慶長年間(江戸時代初期)に米沢より当銀山温泉に越し、両替商を営み始めたのが始まりでお宿を始めたのは天保年間(江戸時代後期)という古いお宿です。
新客室は最上階の5階で、伝統建築ゆえに難しかった客室専用トイレを備えているベッドルームのお部屋とのことでさっそく見学にいってきました!
1月にできたばかりですがすでに大人気で、訪問させていただいた日も3室のうち2室に連泊のお客様が滞在されているとのことで見せていただいたのは「さくら」1室です。忙しくお掃除しているところをお邪魔させていただきました(すいません)
エレベーターで案内された「さくら」。お部屋の中は淡いピンク色のライトに照らされています。
ピンク色の照明って珍しいですね。決してどぎつくなく優しい色合いで春が来たような感じです。
顔色がよく見えるかもしれません。
お部屋は和室の二間続きでその1つにベッドが置いてあります。ベッドの上にはお部屋の名前にちなんで桜をモチーフにしたステンドグラスがあります。きれいですね。
もともとの古勢起屋別館の黒光りする柱や鴨居に、障子紙やふすま、洗面所のタイルなどしつらえすべてに「桜」をイメージしたピンクがアクセントで使われています。ほかのお部屋は「梅」「かたくり」でそれぞれのイメージカラーが使われているのだそうです。
洗面所のタイルづかいが可愛い。ランプや客室電話も大正浪漫の雰囲気で統一しています。
あちこち写真を撮っていたら、お掃除のスタッフが「おトイレ見ました?」と親切に声をかけてくださいました。まだだったのであけてみせていただくと、こんなカワイイペーパーホルダーに出会えました。これ、自分の家にもほしい!
ランプでほんのり照らされた廊下。タイムスリップしたかのような風情。なお、新しい客室は禁煙室です。
なお古勢起屋別館の宿泊客は、姉妹館「銀山荘」の露天風呂・露天寝湯も利用できます。湯街をそぞろ歩きながらの湯めぐりができるのも楽しいですね。
http://www.kosekiya.jp
山形県尾花沢市銀山温泉417
TEL:0237-28-2322
宿泊料金例)
リニューアル客室
1泊2食付 2名1室の1名あたり 15,660円(税込み)
標準チェックイン/アウト 15:00/10:00