高知県安芸郡北川村。ゆず王国の北川村にある「ゆずの宿」の全館建て替え工事が終了し、6月26日から営業再開しています。なんでも、とろっとろの美肌の湯がご自慢らしい!新しくなったお宿に興味津々、さっそく調べてみました。
写真:リニューアルされたばかりのゆずの宿
高知県にある北川村。北川村は、全国一のゆずの産地であり、全国で生産される10%のゆずが北川村産になるほどのシェアを占めているのです。
その小さな村にあるのが「ゆずの宿」。2015年9月から建て替え工事が始まり、3年弱の休業期間を経て、この2018年6月に新しく生まれ変わったのです。
温泉は、泉質に関しての評判が良く、炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性)の効果なのか、ぬるっとまとわりつく様な感じで、短時間の入浴でも体が温まるそう。神経痛・リウマチ・皮膚病などに効果が期待できるらしいです。
80年以上前から知られた源泉は、お湯の手触りが良く、肌がつるつるする美肌の湯として評判だったそうですよ。
写真:開放感ある大浴場
日本では冬至には、ゆず湯に入る習慣がありますよね。ゆず湯には、血行促進や保湿効果、リラックス効果があると言われています。ゆずの宿さんでも、ゆずの季節にはゆずを浮かべる予定だそうです。楽しみですね(^^)
今回はリニューアルオープンではなく建て替えオープンなので、そう、新築のお宿。どこもかしこもピッカピカ!
また、温泉施設としては国内初のCLT工法らしいのですが、・・・CLT工法って一体何?
支配人さんによると、クロスラミネイテッドティンバー工法とのご説明ですが、う~ん、よくわからない。
なになに?……板と板の木目をクロスするように接着したパネルを使っているのだそう。
何枚も重ねて接着していくことで各方向への強度があがります。そのパネルを壁面として使用することで柱を減らせるのだそうです。
つまりは建物としての強度を損なうことなく高さ・広さがある開放感たっぷりの木の空間が実現できる工法なんだそうです。
つまり、木の強みを機能的にも見た目的にも利用した、つまり、木をふんだんに使ったお宿に仕上がっている!
写真:高知県・北川村の木材をふんだんに使い、木の香にゆったりとくつろげる和洋室
パネルの原料の木材も、高知県産の木材を90%以上使用。その約半分が北川村産の杉材を使ってるらしいので、地元の木の香りに包まれたお宿だそうです。
あ~聞いているだけで癒やされてしまうのは私だけでしょうか?木の香りに包まれたい!
気になる宿泊料金ですが、お部屋タイプがダブル・ツイン・和洋室(2間)の3タイプ。平日素泊まりの場合、ダブルで2名様ご利用の場合、宿泊料は\6,000に消費税+入湯税¥150。
ツインの場合¥7,000、和洋室(ひのき風呂付)¥12,000。(すべてお一人様の価格)祝前日は、それぞれ¥1,000プラスとなります。
写真:ツインルーム。窓からは奈半利川ぞいの緑が
こちらも気になるお食事ですが、朝夕食をご希望の方は¥6,000プラスでご用意してくださいます。
現在は1コースのみですが、オープンより落ち着けば2パターンになるようです。こちらも楽しみですね。
写真:木をたっぷり使い、自然光と緑に癒されるレストラン
既にオープン前から予約のお電話がひっきりなしだったそうで、お盆の時期にはもう予約が一杯になっている曜日もあるそうです。
周囲は自然以外何もない、山奥にある温泉宿。忙しい暮らしを一旦置いて、ふっと休憩しに行きたくなるようなお宿でした。心も身体もゆっくりと安らげるような「ゆずの宿」。
私も夏休みの予約、入れちゃおうかな~!
(取材・文:瀧)
写真:木と灯りがやわらかいゆずの宿