奈良県の最南端にある十津川温泉へ行くのに便利な観光特急バスが今年2月から期間限定で運行しています。
温泉好きにも人気の関西の秘湯を気軽に堪能できるチャンスですよ!
奈良の山奥にある最高級の温泉
山あいにある十津川温泉は、全国で初めて「源泉かけ流し宣言」を行ったことでも知られています。
温泉郷にある25件の温泉施設すべてが源泉かけ流しとなっており、良質なお湯をたっぷりと堪能できる豊富な湯量を誇っています。
実際に一度入っただけで、お肌がすべすべになるのを実感しますよ。
口コミでも、肌にやさしく気持ちのよいお湯、入浴後は体の芯からポカポカになる、などその泉質を絶賛する声が多数あるようです。
寒い季節にほっこりあたたまる掛け流しの温泉を体験しに行ってみませんか?
関西でも最も人気のある秘湯のひとつ
十津川村は奈良県の最南端にあり、日本で一番大きな村。
和歌山県と三重県の県境にあり、村の90%は山で占めらていて、深い渓谷や大小さまざまな滝がたくさんあったりとまさに秘境という言葉がぴったりな場所です。
温泉通にも人気の高い十津川温泉ですが、秘境というだけあって温泉までの行程は少し大変。
電車は通っていないため、自家用車またはバスのみになっています。
深い山の中、カーブの多い道が続くため、運転に不慣れな場合はちょっとしたスリルを味わうかもしれませんね。
現在3月末までの土日に運行中の「十津川観光特急バス」は、その温泉地まで気軽に行けてしまいますよ。
温泉まで直行!十津川特急観光バス
写真:十津川温泉までラクラク直行!トイレ付きのバスで安心
3月29日まで運行している観光特急バスは、JR奈良駅から十津川温泉までを結び、温泉地までは約4時間。
土曜日にJR奈良駅を13:10に出発し、十津川温泉に到着するのが17:02。復路は日曜日、十津川温泉を13:40に出発、17:39にJR奈良駅に到着します。
料金はJR・近鉄奈良駅から十津川温泉までが片道4000円。
十津川温泉への一泊旅行にはぴったりですね。
購入は予約センターへの電話予約か、ホームページからの予約が必要です。
ただし、空席がある場合は予約なしでも乗車することができ、バス車内で現金や交通系ICカードでの支払いもOKです。
宿の予約ができたら早めにバスも予約しておいた方がよさそうですね!
特急バスの終点は人気のホテル昴
写真:人気の宿、ホテル昴は特急バスで行くのが便利
バスの終点は、十津川温泉でも人気のホテル昴(すばる)。
それぞれの客室からも十津川の大自然を満喫できるのも魅力です。
温泉はもちろん十津川温泉の源泉かけ流し。
露天風呂や解放感ある小さな檜風呂、寝湯などさまざまなお風呂も用意されていて、質の高いお湯を存分に堪能できそうです。
さらに特別室では、源泉かけ流しの檜風呂がついており、プライベートな空間でゆっくり入浴することも可能。
食事は十津川ならではの郷土料理が味わえます。
モチモチの食感が楽しめる栗を使った郷土料理「むこだまし」や、奈良に古くから伝わる茶がゆ、高菜の葉でつつんだ「めはり寿司」など、地元の食材をいかした料理の数々にもほっこり癒されそう。
夕食メニューもいくつかあり、冬季限定のお得な宿泊プランも用されているので、チェックしてみてくださいね。
<ホテル昴のホームページはこちら>
http://www.hotel-subaru.jp/
また、終点「ホテル昴」の前に「十津川温泉」で下車することもでき、温泉街の他の宿泊施設に泊まることも可能。どちらに宿泊しても温泉街の観光も楽しめますよ。
途中下車する休憩時間で人気スポット吊り橋も体験できる
十津川村でもう一つ、有名なものと言えば「谷瀬の吊り橋」。
長さ297m、高さは54mもあるスリル満点な吊り橋なんです。
歩くとかなりグラグラと橋が揺れて、足元にははるか下を流れる十津川の流れが見えるのがまた怖さ倍増!
途中で引き返してしまう人もいるようです。でも十津川ならではの絶景が楽しめるのでぜひ渡ってみてくださいね。
谷瀬の吊り橋は十津川村の北部にあるので、温泉地からは1時間ほどのところにあります。
十津川観光特急バスでは、途中、上野地で30分ほど休憩時間があるので、立ち寄ることができますよ。
バスの予約状況は、現時点では1日約20名ほど予約が入ってるとのこと。
空いていれば当日の予約も可能ですが、事前に予約しておいた方が安心ですね。
十津川温泉のお湯と、観光スポットの吊り橋、両方を気軽に楽しめるバスの旅、
期間限定なのでこの機会にぜひチェックしてみてくださいね!
(まとめ・文:mashiro)