JR北海道「SL冬の湿原号」
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/sl/運行期間:1月23日、24日、30日、31日、2月5日~14日、19日~23日、27日、28日
運転区間:釧路~標茶(1日1往復)
JR北海道「流氷物語号」
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/ryuhyo/
運転期間:1月30日~2月28日の毎日
運転区間:網走駅~知床斜里駅(1日2往復)
オホーツク海や知床、釧路湿原などがある道東エリア。JR北海道では、白銀の釧路湿原の中を駆け抜ける「SL冬の湿原号」と、車窓からオホーツクの海の景色を楽しめる「流氷物語号」が運転中です。
寒さの中の真っ白な雪原や群青色の海の流氷を眺めたり、ちょっと寄り道して熱々の温泉に浸かったり…。期間限定列車を利用して、美しい冬景色を満喫する旅をしてみませんか?
北海道の東側の道東エリアは、北海道の中でも雄大な大自然が広がるとても風光明媚なところです。
タンチョウヅルの姿を求めて国内外から写真家が訪れる釧路湿原や、2005年に世界遺産登録された知床、今年も1月31日に流氷が接岸したというオホーツク海など、冬だからこそ見られる、そして、冬だからこそ見て欲しい景色がたくさんあります。
2000年から運行している「SL冬の湿原号」は、JR北海道の釧網本線の釧路駅~標茶駅間を、蒸気機関車 (SL) 牽引による臨時列車です。例年なら一度の運行に約300人前後が乗車する、人気の高い観光列車ですが、今年はコロナの影響もあるので、狙い目かもですね。
釧路湿原を縦断するため、タンチョウヅルやエゾシカ、オオワシなどの大型野生動物に出合うことも多々あります。
●運転期間:1月23日、24日、30日、31日、2月5日~14日、19日~23日、27日、28日
●運転区間:釧路~標茶(1日1往復)
●釧路駅11:05発→標茶駅12:35着(停車は釧路駅、東釧路駅、釧路湿原駅、塘路駅、茅沼駅、標茶駅)上り:特急おおぞら1号(札幌駅6:48発→釧路駅10:58着)から接続
●標茶駅14:00発→釧路駅15:42着(停車は標茶駅、茅沼駅、塘路駅、釧路湿原駅、東釧路駅、釧路駅)下り:特急おおぞら10号(釧路駅16:12発→札幌駅20:28着)から接続
●料金:乗車券1290円+指定券840円(片道/全席指定)子供半額
車内では、オリジナルグッズ(サボ、エンブレム、車票)の販売や乗車証明書の配布。2月27、28日は標茶駅前にて、地元の牛乳を使用した乳製品やブランド牛の精肉などをが販売される「しべちゃうまいもん発見市場」を開催予定です。
また、新型コロナウイルス感染対策として、全号車全席のテーブルにクリアパーテーションを設置しています。
冬限定でオホーツク海沿岸を走る観光列車「流氷物語号」。2016年2月まで運行していた「流氷ノロッコ号」の後継として、2017年からスタートした観光列車です。網走駅~知床斜里駅間をおよそ1時間かけて走ります。
今年の車両は、北海道の恵みシリーズ車両「道北・流氷の恵み号」と「道東・森の恵み号」の2両編成となっています。
先頭には、1980年代にヒットしたオホーツクが舞台のTVゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボデザインのマークが掲げられています。
知床斜里行きの下り列車は、北浜駅で10分ほど停車。駅に設けられた展望台からオホーツク海の流氷や白く化粧した知床連山を望むことができます。
また、ゆっくり車窓を楽しむために、知床斜里行き(1号のみ)は「桂台~鱒浦」「北浜~浜小清水」「浜小清水~止別」の3区間で速度を落として運転してくれるという嬉しい配慮も。
網走行きの上り列車は途中の浜小清水駅に約20分停車。駅に隣接する道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」でショッピングを楽しめます。
●運転期間:1月30日~2月28日の毎日
●運転区間:網走駅~知床斜里駅(1日2往復)
1号:網走駅9:45発→知床斜里駅10:41着(停車は網走駅、北浜駅、浜小清水駅、知床斜里駅)
3号 網走駅12:45発→知床斜里駅13:35着(同上)
特急オホーツク1号(札幌駅6:56発→網走駅12:17着)から流氷物語3号へ接続
2号 知床斜里11:30発→網走駅12:30着(知床斜里駅、浜小清水駅、北浜駅、網走駅)
4号 知床斜里13:48発→網走駅14:46着(同上)
流氷物語2号から特急大雪4号(網走駅12:35発→旭川駅16:19着へ接続
●料金:乗車券970円(片道/全席自由席2両編成)子供半額
車内では、網走市観光ボランティアによる車内販売や沿線案内の実施されるほか、今年はテレビゲーム「オホーツクに消ゆ」とコラボした企画を実施しています。
時間に余裕がある方には、沿線の温泉への立ち寄りもオススメ。
知床斜里駅からは、斜里バスや網走バスで約60分で「ウトロ温泉」、別名知床温泉へ行くこともできます。泉質は含重曹食塩泉、含ホウ酸食塩重曹泉。
日帰り温泉のほか、ウトロ港にあるゴジラ岩近くには「ゴジラの手湯」が、高台の温泉街には「足湯シリエトク」があります。
標茶駅のある標茶町にも日帰り温泉可能な施設もいろいろありますよ。
大自然の中、期間限定の列車でひがし北海道の冬を満喫しませんか?
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)