静岡県にある「茶の間」の予約受付が再開になりました。茶の間とは2020年にスタートした、一面に広がる茶畑の絶景を見渡す貸切のプライベートティーテラスで自慢のお茶のおもてなしを受ける、いわば「貸切露天カフェ」サービス。茶の間の魅力について紹介します!
写真:黄金色の茶畑を眺めながら季節のお茶を
お茶が生まれる美しい場所で最高に美味しいお茶をいただく
お茶といえば、の静岡県。広く普及しているやぶきた種のお茶の発祥地でもあるお茶の街・静岡市を中心に、富士山を望むエリアのいたるところに緑色の茶畑が広がり、すがすがしい気持ちにさせてくれます。
そんな静岡ならではの茶畑の絶景をひとりじめにしながら、自慢のお茶を味わえるのが茶の間です。
写真:富士山と駿河湾、伊豆半島を一望する「全景の茶の間」。日本観光地100選の標高307メートルの丘陵地・日本平にある
茶の間を運営する株式会社AOBEATの鈴木さんによると、「茶園でお茶を飲むのが一番美味しいのではないかというシンプルな仮説」に基づき、静岡のお茶の生産とお茶がある美しい風景を守るようにと考え出されたとのことです。
「お茶畑の絶景」を目の前に、絶品のお茶を味わうことができます。時間制の貸切なので胸がすくような絶景はもちろん独り占め(おひとり様での利用も可能とのこと!)。
お茶農家が愛情込めて淹れた一杯を育てているお茶を眺めながら味わう贅沢
お茶が育っている風景を眺めながらのお茶は最高の一杯になるでしょう!
写真:産地で味わう究極の一杯
基本は茶の間を貸切、絶景を眺めながら、季節ごとに変わるそれぞれの土地のお茶を楽しむ体験ができますが、予約ページを見ると各茶の間の個性を生かしたプランもあるようです。
写真:「癒しの黄金リトリートプラン」でリフレッシュ!
例えば、黄金の茶の間では、心と身体をほぐす自力整体を行いながら、ストレス軽減効果の高いホットの特性ギャバ(GABA)茶をいただける「黄金の茶の間 癒しの黄金リトリートプラン」も用意されています。
写真:静岡市の山間部、諸子沢にあるここにしかない「黄金の茶の間」。希少種「黄金みどり」が広がる絶景を目の前に貴重な一杯を味わう。黄金みどりの茶葉は購入可
茶の間のベストシーズンはいつ?
茶の間のベストシーズンは4月~5月の新茶シーズンです。
「茶葉が青々としており、とても綺麗ですよ。他に過ごしやすい秋の季節もおすすめです」、と鈴木さん。ほんのり漂うお茶の香りの5月の風は気持ちいいでしょうねえ……
昨年一番お客様が来たのは猛暑の8月。お茶のかき氷「茶氷」が人気を集めたようです。
県外や海外からの観光客も徐々に戻りつつあるとのこと。今年は楽しみですね!
写真:広大な茶畑が広がる有数の茶産地牧之原にある「大地の茶の間」。一面の茶畑の中で園主柴本さんの素晴らしい釜炒り技術による逸品のお茶はぜひ味わいたい
基本的に茶の間は通年営業。冬も全茶の間営業しているとのこと。
写真:富士山の望む絶景も楽しめる
冬の茶の間は少し寒いですが、富士山がきれいに見える時期とのこと。空気も澄んで素晴らしい絶景を目の前に温かいお茶が染み渡るでしょうね……
茶の間でのおもてなしは、それぞれの農家さん自慢のお茶がメイン。時期ごとで夏は冷茶、秋冬は温茶等、一番美味しく味わえるものを出してくれます。
上でも紹介した通り、夏はお茶を凍らせてかいた「茶氷」が楽しみ。
茶の間を訪れるときに気を付けたいこと
胸がすくような絶景を味わえる茶の間。
お茶畑の高い場所にぽつんとあるケースもあります。だからこその絶景ですが、受付場所からは畑の舗装されていない道を登るケースもあるので、茶の間を訪れる場合、歩きやすい服装、足元はスニーカーなどの歩きやすい靴がいいでしょう。
そして「茶の間」なので靴をぬぎます。ぬぎにくい靴は避けた方がいいですね。
茶の間は屋根がない露天状態がほとんど。お天気でやむなく営業をお休みすることがあります。
雨天でお休みになる場合は、前の日の昼頃営業判断をして予約客に伝えるそうです。
近くに温泉がある茶の間は?
絶景でお茶を味わった後、もしくは味わう前に温泉も楽しみたい…という人には、黄金の茶の間、里山の茶の間の近くに温泉施設があるとのこと。
編集部で調べたところ、黄金の茶の間から4.5㎞の場所に市営の湯ノ島温泉浴場、里山の茶の間から11㎞の場所にSLが見える露天風呂として有名な川根温泉ふれあいの泉がありました。
写真:島田市山あいの村、笹間にある「里山の茶の間」。150年、5代に渡る伝統の茶づくりの風景
夏場なら温泉の後で茶の間を予約しておくと茶氷が身に沁みそうです!
静岡ならではのお茶の絶景に癒されよう
「絶景に癒された」
「お茶がこんなにおいしいとは!」
と訪れたお客さんからの大絶賛の茶の間。
最後に、茶の間事務局より。「完全屋外、胸がすくような開放感の中で、その地で採れたお茶を味わう茶の間。絶景に癒されに、是非静岡にお越しください!」
(取材・文:やまめタグ、編集:Vermiliおん、情報確認:mashiro/2023年2月2日)
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茶の間
https://changetea.jp/
所在地:静岡県中部(静岡市・富士市・牧之原市・島田市)
※完全予約制。
・各受付場所 ※いずれも事前予約のみ
天空の茶の間 静岡市清水区布沢270(豊好園)
全景の茶の間 静岡市清水区馬走1500-2(日本平ホテル1階テラスラウンジ)
黄金の茶の間 静岡市葵区諸子沢219(黄金みどり茶園 佐藤さん宅)
大地の茶の間 牧之原市勝俣2695(釜炒り茶柴本 柴本さん宅)
富士の茶の間 富士市富士岡1765(富士山まる茂茶園 本多さん宅)
里山の茶の間 島田市川根町笹間上914(深山園 岡村さん宅)
定休日:各茶の間による
営業時間:各茶の間による
貸切時間:各茶の間・プランによる(90分~)
※前日に天候を見て実施判断。
利用料金 1人3000円より(1名から利用可)
※支払いは現地にて現金
※季節やプランにより異なる
TEL:080-7016-1201(茶の間事務局)