梅体験専門店「蝶矢」 鎌倉店
https://kamakura.choyaume.jp/所在地:神奈川県鎌倉市御成町11-7鎌倉御成町白亜1F GoogleMAP
営業時間:10:00〜18:00
休日:不定休
「梅酒といえばチョーヤ。」と言っても過言ではないほど有名なCHOYAが独自の梅文化を提案する「梅体験専門店・蝶矢」が京都に続き鎌倉に2020年6月に鎌倉にオープン。
梅と砂糖とアルコールを選んで自分好みの梅酒が作れると人気のお店を、鎌倉在住のおんせんライターが体験レポート。箱根からも約1時間の湘南エリアの新たな観光に注目ですよ!
家でお酒を嗜む人も増えた今年、お酒に弱い人にも人気が高めなのが梅酒ですよね。
スーパーや酒屋さんで見かける梅酒の中でも最も知られているCHOYAが、自分だけのオリジナル梅酒を作れる店としてオープンしたのが梅体験専門店・蝶矢です。
場所は鎌倉駅から御成町商店街から入ってすぐの場所。有名なお好み焼き屋・津久井さんの隣。
数寄屋門をくぐれば奥行きのある造りで、大きな窓が印象的な入り口へ誘います。
シンプルな四角い箱を思わせるスタイリッシュな空間の奥にはズラリと飾られた梅酒の瓶が。
この瓶は横並びに7つ。右から順番に梅酒を仕込んだ当日、2日目、3日目と梅が砂糖と溶け込んでゆく様子がわかるようになっています。面白いですね。
作業台の上には1人ずつ木製のトレーに梅酒や梅シロップをつくる工程が書かれたレジュメがありました。
体験の時間は45分程度。1回で6人まで体験できます。さっそくスタート!
最初に選ぶのは梅。梅だけでもスタンダードな完熟南高、白須賀にプレミアムの有機南高、NK14、パープルクイーンの5種類。
それぞれテイスティングさせてくれるのも楽しみです。といっても、固形の梅ではなく液体になっているもの。利き酒ならぬ利き梅ですね。
南高梅は熟した桃のような甘い香り。有機南高は珍しい有機栽培の梅、NK14は甘さと酸味のバランスが良く、唯一うっすらと色が付いたパープルクイーンは唯一の小梅で杏仁豆腐のような味わい。
そんな説明をわかりやすく店長の北村さんをはじめ、スタッフの方が話してくれます。
ここにある梅は最もおいしく熟してすぐに-40度で急速冷凍したもの。これも蝶矢のこだわりの1つだそう。
次は梅に合わせるお砂糖です。
砂糖も5種類。家で梅酒を漬ける時は氷砂糖ですが、ここではその他にてんさい糖、こんぺい糖、はちみつ、有機アガベシロップがあり、中でもビジュアル的に可愛かったのがこんぺい糖。
こちらも液体で利き砂糖です。こんぺい糖はオリジナル梅酒だけど、そこまで冒険したくない人にもオススメなお砂糖で、カラフルだけど天然色素のみで色付けています。
てんさい糖は黒糖のようなコクのある甘み、はちみつはまろやかな甘み、アガベシロップはGI値が低くサラリとして強い甘みがあります。
ここまで合わせて10も試飲してくると、どれもおいしくて何が何やらわからなくなってきます。ここまでなら梅シロップですが、梅酒にはさらにこれに合わせるお酒選びが待っています。
お酒はウォッカ、ジン、ホワイトラム、ブランデーの4種類。ウォッカが1番ホワイトリカーに近く、ジンはパンチのある仕上がりになり、ホワイトラムは甘く、ブランデーは深みのある味に。
ここまで舌で試してきましたがお酒はこの説明を聞くのみで後は正直、想像でしか選びようがありませんがそれも楽しみの1つ。また、何個でも作れるのでたくさん作ってプレゼントする人もいるそう。以外と私を含め皆さんすんなりと決断していました。
今回私が選んだのは南高梅とこんぺい糖の梅シロップにNK14と有機アガベシロップにホワイトラムの梅酒。この選び方だけで100通りも違う味の梅酒が作れます。
選んだ材料がトレーに並べられ、いよいよ梅シロップ&梅酒作りがスタート。
袋を開けるとみずみずしい梅が。この梅を入れているパッケージのシールはボトルに貼ることもできます。
まずは耳かきのような道具で梅のヘタ取り。
ボトルに梅を入れてからお砂糖を入れます。
こんぺい糖の梅シロップとアガベシロップの梅酒が完成です。完成したボトルは割れ物なので、スタッフの方が丁寧に箱に入れてくれます。
梅シロップは7日後、梅酒は1ヶ月後に飲めるようになりますが、その間毎日クルクルと撹拌することが必須。
ボトルは次回持ってくれば、材料のみで作ることができるのでリピーターさんも多いそう。2ヶ月ごとにレアな限定の梅もあるので訪れる度に楽しめそうです。
店内や庭では体験していなくてもドリンクをいただくこともできます。また、鎌倉観光のために18:00まで預かってくれる嬉しいサービスもあります。ほっと一休みするのもオススメですよ。
(取材・文:都野雅子 編集:hotspring727)