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福岡「宝満宮 竈門神社」鬼滅の刃の聖地として話題!縁結びや厄除、大宰府の鬼門封じとして知られる古社

福岡県太宰府市にある「宝満宮 竈門神社」は、古来から縁結び、方除け、厄除の神様として信仰されてきた1350年以上の歴史のある古社です。

実は今、社会現象となるほどの大ブームとなっている漫画「鬼滅の刃」のファンたちからも熱い注目を集めているようですよ。

写真:自然の中の佇まいが美しい宝満宮 竈門神社の本殿

大宰府の鬼門にある「大宰府鎮護の神」

映画の興行収入が302億円をこえ、歴代興行収入ランキング1位に迫りつつあるほど人気の「鬼滅の刃」。そのファンたちが今、聖地として注目しているのが太宰府市の「宝満宮 竈門神社」です。

ファンの間では「宝満宮 竈門神社」が鬼滅の刃発祥の地ではないかと言われているのだとか。そこにはさまざまな理由があることがわかりました。

●神社名が「竈門神社」

まず鬼滅の刃の登場人物、竈門(かまど)炭治郎・禰豆子の苗字が神社名「竈門神社」と同じであること。

ちなみに竈門神社は九州で最も登山客が多い「宝満山(別名、竈門山)」のふもとにあります。この山の姿がカマドの形に似ていて、常に雲霧に覆われており、カマドで煮炊きをしている様に見えることから名づけられたようです。

●大宰府政庁の鬼門除けの神社

宝満山は大宰府の鬼門に当たる場所だったため、宝満宮 竈門神社は「大宰府鎮護の神」としてお祀りされています。古くから大宰府、そして国家鎮護のための祭祀が行われてきました。

「鬼滅の刃」は、主人公が家族を殺した鬼を討つため、そして妹の禰豆子を鬼から人間に戻すために戦う物語。竈門神社が「鬼門封じ」としてお祀りされてきた点が共通しているようです。

●厳しい修行の場「修験道」

宝満山は鬼門封じとしての国家的祭祀が行われていたこともあり、空海や最澄をはじめ、遣唐使として大陸に渡る人々が祈願に訪れていたようです。その後、修験者により山中での厳しい修行が行われるようになりました。

鬼滅の刃でも、主人公竈門炭治郎が鬼狩り集団に入って修行を積むストーリーになっていますが、宝満宮竈門神社は修験者の着ている着衣が、竈門炭治郎が来ている装束と同じ市松模様になっているようです。

写真:修行中の修験者の装束にも注目が集まる

このように神社の名前だけでなく数々の共通点があるため、聖地として多くのファンが参拝するようになりました。

実際のところ、神社がこの作品と直接かかわりがあるかどうかはわからないとのこと。しかしこれだけ共通点が多いので、ファンが殺到するのは納得ですね。

もともと、縁結びや良縁成就の神様として信仰されている宝満宮竈門神社には多くの女性の参拝者が訪れています。

4月には「春のえんむすび大祭」も斎行。桜の名所としても知られていて、例年さくらのライトアップも行われているようです。来年の春にはのんびりとお花見を楽しみたいですね。

現在、週末には混みあうこともあるようです。例年、1月1日~1月3日までは普段より遅い時間までお守り授与所を開所されますが、状況によっては閉所する可能性もあるとのことです。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、2022年の正月の神縁品については準備ができたものから授与が始まっています。

2022年のつがいの干支、壬寅(みずのえとら)をモチーフにした「つがいの干支絵馬」が2021年12月1日より授与が始まっているそうです。縁結びの願い事を書いてみては?

歴史を感じる万葉の湯・二日市温泉

「鬼滅の刃」がきっかけで大宰府を訪れる人も多い中、せっかくなら周辺の観光も楽しんでみてはいかがでしょうか。

宝満宮竈門神社から車で約15分のところには、1300年の歴史をもつ二日市温泉街があり、風情あふれる名湯を楽しめますよ。

二日市温泉は太宰府政庁があった頃からすでに賑わっていたと言われる九州の古湯のひとつ。夏目漱石をはじめ多くの文人が訪れたことでも知られています。

泉質は火傷や皮膚病などの効能がある言われる放射能泉(ラジウム泉)。免疫力アップやアンチエイジング効果も期待できます。

温泉街には旅館だけでなく、日帰り入浴施設もあります。九州自動車道筑紫野ICから5分、福岡市へのアクセスも良く便利です。

聖地めぐりのあとは温泉であたたまって今年の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

(まとめ・文:mashiro 情報更新2021年12月)

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宝満宮 竈門神社

https://kamadojinja.or.jp/

所在地:福岡県太宰府市内山883 GoogleMAP
TEL:092-922-4106(9:00〜17:00)

駐車場:100台(有料)



 
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