星野リゾート 界 別府
https://kai-ryokan.jp/beppu/OPEN予定:2021年6月4日
所在地:大分県別府市北浜 2-14-29 GoogleMAP
TEL:0570-073-011(界予約センター)
●日帰り入浴について
なし
●宿泊について
1室2名の1名あたり/1泊2食31000円~(税サ込)
宿泊者の入浴時間
15:00~25:00、5:00~11:00
標準チェックイン/アウト
15:00/12:00
大注目の「星野リゾート 界 別府」がいよいよ2021年6月4日に大分県別府市にOPENします。それに伴い予約も4月14日より始まっています。
先日発表された情報をもとに開業直前の最新情報をお伝えします!
源泉数・湧出量ともに日本一の別府温泉を擁する湯都に、九州で3つめの「界」としてデビューするのが「星野リゾート 界 別府」(以降、「界 別府」と略して表記する場合があります)。
星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は『王道なのに、あたらしい。』をテーマに地域の魅力や文化を味わい尽くせる温泉旅館として、全国17か所に展開しています(別府がOPENすれば18か所)。
2021年6月4日のOPENに向かって総仕上げ中の「星野リゾート 界 別府」が建つのは別府駅にも近い北浜エリア。別府湾に臨むオーシャンビュー、振り返れば湯けむり立ち上る別府の温泉街という最高の立地です。
別府駅からも徒歩圏内、高速バス発着場もすぐ近くとアクセスも便利。
別府駅から北浜エリアへの道筋には洋館風の駅前高等温泉、少し寄り道すれば唐破風造の竹瓦温泉と散策するのも面白いエリアなんですよ。
太平洋戦争の戦火を逃れた別府では、明治・大正・昭和初期の家屋や洋館が混在しながら今も生活の場になっているのです。
前回お知らせした内容のおさらいになりますが、界 別府の客室は70室全室が別府湾に臨んだオーシャンビューです。
もちろん、界ブランドの特徴、地域の文化を感じられる「ご当地部屋」です。
室内の壁紙や障子には別府名物の「血の池地獄」からヒントを得た古代色である柿渋色を採用、海の青を引き立てる趣向となっています。
寝室と居室を区切る間仕切りを開け放つと、別府湾の絶景を絵画のように楽しめるピクチャーウィンドウから海の青が視界に飛び込んでくるかのよう!
30室には温泉の露天風呂がついており、青い海の絶景を望みつつ温泉入浴を楽しめます。
東側に開けているので早起きして海から昇る日の出はぜひ堪能したいですね。
客室インテリアでは、絞り染め作家が復活させた「豊後絞り」を照明やファブリック・小物で使用。モダンなデザインながら和の伝統技法が持つ温かみが空間に寛ぎを与えてくれています。
「星野リゾート 界 別府」の見どころの1つが、館内に温泉街を再現したつくり。「ドラマティック温泉街」のコンセプトのもとに、さまざまな趣向がこらされています。
館内には和紙のちょうちんが照らす石畳の路地を配し、温泉街にあるショップや、夜店をイメージした空間などにぎやかな風情で温泉街を彷彿させてくれます。
客室も温泉街にある宿、とイメージ。
客室の廊下は、ほの暗い行灯が立ち並び、あたかも温泉街の裏路地を歩いて宿へ向かう、というような雰囲気を体感できるのだとか。
豊富な湯を利用した足湯や、桶をアレンジして造られた手湯を備えた「湯の広場」もあります。
また別府湾に臨む全客室を含む館内からは眼前の別府湾の時と共に移ろう絶景を眺めることができます。
見どころの2つめが「昼と夜で表情を変えるラボ」。昼はアクティビティ、夜は夜店として楽しめる場所とのことですが、詳細はまだ非公開。
どんな空間になるのか開業が待ち遠しいところです。
時間とともに表情を変えるインテリアと大自然の、まさにドラマティックな空間の設計とデザインを担当するのは隈研吾氏。
おんせんニュースの記事にも何度も名前が登場する絶景スポット建築の巨匠が、別府湾を背景につくりだすドラマがどんなものなのか、見逃せません。
「界 別府」の温泉情報も解禁になりました。
男女別の大浴場は、開放的な庭園の湯とのこと。四季折々の花や実・紅葉を眺めながらほっこりできそうです。
客室露天で海の絶景、大浴場で風情ある緑の庭園と違った趣向の温泉を楽しめそうですね。
内風呂には源泉かけ流しの「あつ湯」とゆったり浸かって温泉成分を体にしみ込ませたい「ぬる湯」の2つの湯舟があります。
泉質は炭酸水素塩泉で重曹成分を含む美肌の湯。かつ海沿いらしく塩分も多く含むので身体を温めます。
phは7.2と中性に近く、別府の源泉の中では優しい泉質。
別府の湯めぐりあとの仕上げの湯として入浴するのにお勧めなのだとか。
気になるお料理は、大分県や九州の地の素材の美味しさを、大分の伝統工芸品の美しさと共に堪能させてくれる趣向です。
例えば大分名物のかぼすを使った麺をアレンジした先付や、酢の物・八寸・お造りを華やかに盛り合わせた「宝楽盛り」には別府に伝わる伝統工芸・竹細工を採用。
そんな独創的な演出が食事の時間をいっそう楽しませてくれそうです。
陶器の中には、一子相伝で300年以上も続いている大分の名陶・小鹿田焼(おんたやき)も使われるとのことです。
特別会席のメインは「豊後なべ」。
鍋をずらりと囲むかぼすの輪切りが圧巻な鍋は、近海の新鮮な魚介や鶏肉・牛肉にかぼすを入れて、鶏の出汁をきかせたスープでじっくりと煮込んでいます。
素材のダシが溶け込んだ濃厚なスープにかぼすが爽やかな風味を加えるのだそうです。
「ドラマティック温泉街」をコンセプトとする「星野リゾート 界 別府」。
別府の街自体も、別府湾と鶴見岳の大自然に活気ある温泉街が隣接するドラマティックな旅先。
そんな別府を凝縮したような新しい「界」に出会えるのは2021年6月4日、もうすぐです!
(取材・文:やまめタグ、編集:hotspring727)