道東の夏の夜を楽しむ「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA（カムイルミナ）」が6月22日（火）からスタートしています。今年は11月14日（日）まで、毎日開催されます。2019年に始まり、初年度は約3万4千人以上を動員した人気のイベント。自然豊かな阿寒湖畔のロケーションならではのアイヌ文化を体感できるアクティビティになっているようです。
会場のある阿寒摩周国立公園は、北海道有数の温泉地阿寒湖温泉街に隣接しており、ナイトウォークのあとは温泉でくつろげますよ。
写真：SNSでも話題となった人気イベントが今年も開催！
写真：アクティビティの舞台は阿寒湖畔の夜の森©MOMENT FACTORY
「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA」は、大自然とアイヌ文化を五感で楽しむ体験型アクティビティです。
夜の森の1.2キロの遊歩道に沿って、プロジェクションマッピングやシノグラフィーなど、最新のデジタルテクノロジーを駆使した演出が繰り広げられます。
舞台となるのは、阿寒摩周国立公園内の「ボッケの森」。阿寒湖畔エコミュージアムセンターの裏手に広がる、阿寒湖に突き出したエリアにあります。
写真：中央に広がる森一帯が、カムイルミナの舞台となる「ボッケの森」
「ボッケ」とはアイヌ語で｢煮え立つ場所｣という意味で、地下から熱い泥が火山ガスとともに地表に噴き出している地質現象の泥火山「ボッケ」が森の中にあることから名付けられたそうです。
アクティビティの中には、ボッケから出る蒸気や地形を活用した演出もあり、まさに大自然を五感で体感できそうですね！
不思議なエネルギーが渦巻く森の中で展開する、アイヌの神々の冒険物語。
口コミでは、「ストーリーや幻想的な映像に引き込まれる！」「自然界のことを考える時間になった」など、感動の声が多数上がっています。自分自身も物語の中に入って体験しているような気分になるようですね。
新感覚のアクティビティを体験できそうです！
写真：ふだんは立ち入ることのない夜のボッケの森は幻想的！©MOMENT FACTORY
「阿寒湖の自然とアイヌ文化を楽しむ体験型アクティビティ」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか？
参加者はチケットに記載されている入場時間に「ボッケの森」に入場します。同じ時間に入場するグループごとに一緒に遊歩道を進むようになっているようです。
遊歩道に沿った8つのゾーンで物語が展開していきます。入場者はキーアイテムである「リズムスティック」をもって、アイヌの神々カムイの世界を目指す冒険の旅へと出発します。
この「リズムスティック」は、物語に合わせてナレーションや音楽が流れたり、ゾーン間の暗いところを歩くときは自動的に点灯して足元を照らしたりしてくれるのだとか。まさに「魔法の杖」ですね！
また、リズムスティックから流れる音楽にも、アイヌの伝統的な楽器が使われているそうです。
ストーリーは、アイヌに伝わっている歌や神様の物語が題材になっています。アクティビティを楽しみながら、実際にアイヌに伝わる文化を体験できるようになっているのですね！
デジタル技術を駆使した演出の中にフクロウやシカ、阿寒湖のマリモも登場します。
ボッケの森の手つかずの大自然と、デジタルアートがどのように融合しているのか、体験してみたいですね。
ちなみに夜間の森の中は少し気温が下がることがあるため、羽織るものを1枚持っていくことをおすすめします。
写真：ナチュラルな森を生かした演出が素敵！©MOMENT FACTORY
阿寒湖温泉は温泉天国北海道の中でも、人気温泉地のひとつ。古くからアイヌの人たちが利用していたと言われています。
現在ではホテルや旅館、お土産店が立ち並ぶ、道東でも有数の温泉街です。露天風呂からは阿寒湖や雄阿寒岳などが広がる雄大な景観を一望できる宿が多数！
泉質は単純泉・硫黄化水素泉。神経痛や冷え性に効くと言われています。無色透明の温泉は刺激が少なく、お肌に優しいため、老若男女が気軽に利用できます。ファミリーにもおすすめの温泉ですね。
温泉街の各所に手湯や足湯が点在しているのも特徴。ボッケの森の遊歩道の入り口あたりにも大きめの足湯があり、阿寒湖を眺めながら足湯につかってリラックスすることができますよ。
阿寒湖温泉街からボッケの森の会場入り口までは、もっとも遠いホテルからでも徒歩約10分。温泉街ではトートバッグ、マグカップ、TシャツなどのKAMUY LUMINA公式グッズも販売されています。
阿寒湖畔の観光後は、湖のほとりの温泉でリフレッシュしたいですね。
（まとめ・文：mashiro、編集：hotspring727）
