2019年8月30日、伊豆・下田ロープウェイ山頂にレストラン「ザ・ロイヤルハウス」がオープンします。
下田ロープウェイでは、8月1日からリニューアルされたゴンドラでの運転を開始しました。ゴンドラとオープンするレストランの両方が鉄道のデザインで知られる水戸岡鋭治氏の設計ということでも注目を集めています。
下田湾を見下ろす絶景を望む頂上レストラン
写真:伝統工芸の技が取り入れられたデザインが美しいレストランの内装 提供:東京急行電鉄株式会社
レストラン「ザ・ロイヤルハウス」の魅力の一つは、そのロケーション。下田湾を一望できる場所にあるんです。
海沿いにはテラス席も設けられ、下田湾を見下ろす絶景を眺めながらの食事という贅沢を味わえるんですね。
レストランの内装には、天然木が多く使用され、落ち着いた和の雰囲気。組子などの凝った伝統工芸のデザインが随所に取り入れられた、高級感を感じさせる内装となっています。
メニューは伊豆ならではの海の幸や季節の野菜など、地元の食材を生かした料理を提供。
洋食店「旬香亭」のシェフによる監修だそうです。東京・目白にある「旬香亭」は、「新しく懐かしい洋食」をテーマにハンバーグやコロッケなどの洋食を「ワンランク上の洋食」として提供しているお店だけに、どのようなメニューになっているのか楽しみですよね。
組子細工の個室や、下田湾に黒船が来航した時のイメージで作られた茶室なども。下田ならではの当時の雰囲気を味わえるかもしれませんね。
ペリーが来航した下田湾を見渡しながら、和と洋が絶妙に合わさった雰囲気の中で食事を楽しめますよ。
レストランオープンに先立ち、新しいゴンドラが運行中
写真:ロイヤルエクスプレスと同じブルーの車体が映える新ゴンドラ 提供:東京急行電鉄株式会社
2018年12月からリニューアル工事が続いていた下田ロープウェイは、8月1日から新しい車両で運行を再開しました。
伊豆急行の豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」と同じく、水戸岡鋭治氏によるデザイン。
JR九州の豪華観光列車ななつ星をはじめ、今や全国的にも多くの鉄道車両に水戸岡デザインが採用されていて、鉄道ファンならずとも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
下田ロープウェイの車両は、伊豆半島の海をイメージさせるロイヤルブルー。ロイヤルエクスプレスと同じ深みのあるシックな色ですね。
レストランと同じく、ロープウェイの内装にも天然木が使用されていてとても落ち着ける雰囲気。床は寄木細工になっているなど贅沢な内装です。
ロープウェイなので乗車時間が短いのがもったいないぐらいですよね。
凝ったデザインの内装とともに、大きな窓から一望できる下田の街の景色ももちろん楽しめますよ。
寝姿山からの絶景は必見!
写真:寝姿山は美しい眺望を楽しめるアクセス便利なスポット 提供:東京急行電鉄株式会社
下田ロープウェイのある「寝姿山」は、実は「伊豆三景」の一つでもある景勝地。
横から見ると女性が寝そべっている姿に似ていることからその名前がついたのだそうです。
山頂には遊歩道や展望台が完備されていて、気軽に散歩を楽しめます。
また、縁結びのパワースポットとも言われる愛染明王堂もあり、縁結びを願う多くのハート型の絵馬がたくさんかけられている場所も。
遊歩道では四季折々の花も楽しめます。レストランからも徒歩で行けるので、展望台や愛染明王堂をめぐりながらのお散歩もオススメですよ。
都心からもアクセス便利な下田ロープウェイで山頂へ
このような素晴らしい海の絶景や散策を楽しめる寝姿山ですが、そのアクセスも意外と便利です。
下田ロープウェイ乗り場は、伊豆急下田駅のすぐ目の前。
ロープウェイは全長540mで、所要時間片道わずか3分30秒で山頂に到着してしまいます。往復乗車券は大人1030円、子供510円。
またロープウェイ乗り場までには駐車場もあり、ロープウェイ利用者は無料で利用できるのも嬉しいところ。
お手軽に行ける絶景スポットなので、今後、新ゴンドラやレストランオープンでさらに熱い注目を集めそうです。
(まとめ・文:mashiro)