りんごの生産量日本一を誇る弘前市では、地元で採れたりんごを使ったアップルパイを提供するお店が多数あり、アップルパイめぐりが観光客に人気でガイドマップもあるほどなんですよ。
いよいよりんごの旬も真っただ中、弘前アップルパイめぐりについてご紹介します！
写真：現在第13版となるアップルパイガイドマップが発行されている。（写真は第11版）
そのまま食べてももちろん美味しい弘前産のりんご。加工されても甘酸っぱい風味がありジューシーで美味しいですよね！
確かに美味しいけど、でも・・・アップルパイってどれもだいたい同じようなものでは？と思っていませんか？（私は失礼ながら思っていました！）
とんでもない！実は本当にいろんなバラエティに富んだアップルパイがあるのです。
写真：弘前で青森産のりんごを贅沢に使ったアップルパイを食べ尽くす！
「弘前アップルパイガイドマップ」は、弘前市内で提供されているアップルパイをなんと44種類も掲載。イートインできるお店も紹介しています。
それだけでなく、掲載されているアップルパイについて細かい味の分析まで表示されています。
甘み・酸味・シナモンの風味が5段階で表示されているんです。わかりやすいですよね。
これなら、甘すぎるのはちょっと苦手・・・とか、シナモンが入っていない方がいい！とか、自分の好みに合わせて、お店を絞り込めそうです。
そして実際に試食した感想をもとにしたコメントもあり、アップルパイめぐりのお供に欠かせないマップとなっています。
なお、このガイドマップへの掲載の条件は、必ず青森産のりんごを使っていること。
地元で採れたりんごだけを使ったアップルパイがこんなにたくさんあるのも驚きです。
弘前アップルパイガイドマップは、JR弘前駅中央口1階にある弘前市観光案内所、弘前市立観光館で無料で手に入れられます。
歩いてめぐれるお店もたくさんあり、市内循環100円バスやサイクルネットという貸出自転車（有料）もあるので、気軽に食べ比べを楽しめそうです。
「りんご王国」の青森県の中でも、全国シェア20%ものりんごを生産している弘前市。
市内中心地から少し外れたところには、りんごの木をあちこちに見ることができ、「アップルロード」という農道まであるほどなんです。
美味しいりんごが採れるには条件があり、夏に30度以上の日が続かないこと、秋にはぐっと気温が下がり、温度変化があることなどが必要。
その点から弘前はまさにりんごの生産にぴったりな土地なのだそうです。
そんな弘前の風土がより甘くて歯ざわりのいいりんごを生み出しているんですね！
写真：レトロな洋館内にある大正浪漫喫茶室
それではその弘前名物アップルパイを食べられるおすすめのお店を紹介します。
弘前公園に隣接する藤田記念庭園内にある大正浪漫喫茶室では、市内人気店のアップルパイを常に4種類以上、提供しています。
大正浪漫喫茶室は、大正時代らしいレトロなカフェ。大広間やサンルームなどの特等席で、優雅にティータイムを楽しめます。お店の雰囲気も味わってみたいですよね。
メニューは通年ほぼ同じですが、季節によって一部変わることも。好きなアップルパイを選べるドリンクセット（税込825円）がオススメです。
どれもちがった風味、食感のアップルパイなので迷ってしまいますね！
写真：アップルパイセットで優雅にアフタヌーンティーを
そしてもう一つ、100年前にフランスで生まれたりんごのスイーツ「タルトタタン」を提供するお店もあるので要チェックですタルトタタンとは何かご存知でしょうか？
実は、りんごのタルトを作る際に、うっかりタルト生地を忘れてりんごと砂糖、バターだけを焼いてしまい、後でりんごの生地を被せてひっくり返したものが、意外においしかったという失敗から生まれたスイーツなんです。
タルトを入れ忘れるとはなんとも致命的！と思いきや、これがとても香ばしい風味に仕上がったのだとか。
写真：香ばしいりんごの風味は大人の味、タルトタタン
現在、アップルパイガイド以外に、タルトタタンガイドマップも発行されています。こちらは11店舗のお店を紹介。
水を一滴も使わずに煮詰めたふじりんごのタルトタタン、りんご果汁でキャラメリゼされた表面がツヤツヤなものや、ヨーグルトと一緒に楽しめるものなど、こちらもバラエティ豊かに勢ぞろい！
アップルパイめぐりの際は、こちらも忘れずに選んでみてくださいね！
（まとめ・文：mashiro）
