氷平線ツアー
http://betsukai-kanko.jp/ice-horizon/期間:例年3月上旬ごろ迄
予約:メールまたは電話
※3日前からは電話予約のみ
(電話:0153-82-1270)
問合せ: 野付半島ネイチャーセンター
http://notsuke.jp
TEL:0153-82-1270
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北海道の東のはしっこにある、オホーツク海に突き出した野付半島。一面の氷に覆われた銀世界の中を歩く、水平線ならぬ氷平線ツアーがあるのをご存知でしょうか?
1月中旬から3月上旬まで実施され、冬の野付半島の雄大な自然を満喫できる話題のツアーについてご紹介します!
氷平線ツアーが行われるのは、別海町の野付半島。根室中標津空港からタクシーまたはレンタカーで約50分から60分のところにあります。
この野付半島は、オホーツク海に突き出した、砂嘴(さし)と呼ばれる地形で、全長26kmもあるんです。
京都の天橋立と同じ地形なんですね。日本最大の砂嘴と言われています。ここになぜ氷の大地ができあがるのでしょうか。
野付半島の内側の海は1月から3月中旬までは凍ってしまうため、海が広々とした氷の大地となるのだそうです。
凍った海に雪が降り積もり、真っ白な氷平線が現れます。
何も遮るもののない白い氷平線、天気がよければ青空とのコントラストも楽しめそう。これまで体験したことのない景色の中にいる、不思議な感覚を味わえそうですよね。
氷平線を歩いて体感できるのが、「氷平線ウォークツアー」。期間は、その年の結氷状況によって変わりますが3月上旬ころまで行われています。
時間は午前9:30からと昼の12:30からの2回。2時間で3kmほどの距離を歩きます。
野付半島ネイチャーセンターから、立ち枯れたトドワラのある場所を目指し、往路は遊歩道の上を歩きます。
キツネの足跡を発見したり、エゾシカの群れやキタキツネに出会えることもあるそうです。銀世界の湿原の中で立ち枯れたトドワラの景観は、冬の風情たっぷり。
そして帰りはいよいよ凍った海の上を歩きます。
何もない360度真っ白な世界だからこそ、面白いトリック写真を撮ることもできますよ。遠近感を利用したり、小道具を使ったりして撮影された写真をSNSにアップする人も多数。
撮りやすいポーズなどもツアーガイドから教えてもらうこともできるそうですよ。
氷平線ウォークツアーはトドワラまでを歩くツアーと、約1時間のミニウォークもあり。
ツアーは予約が必要で、野付半島ネイチャーセンター宛にメールや電話で受付しており、3日前からは電話予約のみとなっています。
参加時には防寒着はもちろん、スノーブーツなどの丈の長い靴が必要。
ちなみに1月、2月の平均気温はマイナス7度前後となっていますので、しっかりと防寒対策を忘れずに!風も強いので風を通さないしっかりとした防寒着がおすすめです。
また、小学生や未就学児の方も参加することができますが、2時間かけて3km歩くことになるので、必要な場合は保護者の方が抱っこ紐などを使って歩くということになりますね。
スノーモービルでひくソリに乗って氷平線を走るツアーもあります。広々とした氷の平原をソリで走る爽快感は格別!
こちらは所要時間約40分、時間も10:30スタートから15:30スタートまで1日6回実施されているので、参加しやすいですね。
さらに徒歩では行くことのできないトドワラのさらに先、三本松まで行くことができますよ。
歩くよりも体力的にも楽な上、非日常的な世界を満喫できそうですね。スノーモービルのツアーでは、野付湾の氷下待網漁という伝統的な漁を見学できるツアーもあります。
冬の野付半島を満喫したあとは、温泉でゆっくり温まるのもいいですね!
別海町には、3つの地区にそれぞれ泉質のちがった温泉があるんです。中でも天然モール温泉は、植物性成分が含まれた茶褐色のお湯。
入浴後に肌がすべすべになると好評の温泉です。宿泊施設以外にも、日帰りで利用できる温泉もあるので、気軽に温泉に立ち寄ることができそうですね。
冬期のみ運行する「ひがし北海道エクスプレスバス」を使えば、氷平線を楽しんだあとに阿寒湖温泉、川湯温泉、知床ウトロ温泉といった温泉地へ行って宿泊することもできますよ。
ベストセラーとなった「死ぬまでに行きたい世界の絶景」にも選ばれた野付半島の氷平線。
凍った海上を歩けるのはこのツアーのみになりますので、氷が溶ける前に別世界を体験してみてはいかがでしょうか。
(まとめ・文:mashiro、情報更新:hotspring727 2022年2月)