徳島から高知まで、徳島から高知まで、鉄道とバスの両方を乗り降りできる「四国みぎした55フリーきっぷ」が今年の9月までの利用期間で販売中です！
フリーきっぷとレンタサイクルを組み合わせて、「室戸ジオパーク」、「薬王寺」、日帰り温泉施設「宍喰温泉」などの人気スポットも含めた四国の右下を網羅してみてくださいね。
写真：四国みぎした55フリーきっぷ
四国みぎした55フリーきっぷは、徳島から高知までの鉄道とバスが乗り降り自由の切符です。連続3日間利用でき、期間は2020年9月30日まで。
徳島から高知まで、途中をバスで室戸岬を経由して走る四国の東側、つまり四国の「みぎした」部分になるんですね。
この区間はJR四国、阿佐海岸鉄道、土佐くろしお鉄道の3社の鉄道と高知東部交通のバスが走っていて、それぞれの会社ごとに乗り換えが必要です。
通常の料金で移動すると、
●徳島→甲浦（JR四国～阿佐海岸鉄道）1940円
●甲浦→奈半利（高知東部交通バス）2730円
●奈半利→高知（土佐くろしお鉄道～JR四国）1340円
徳島から高知まで行くだけで合計6010円かかるので、乗り降り自由で5000円の四国みぎした55フリーきっぷはかなりお得ですよね。
太平洋とその沿岸の絶景を楽しめるローカル線は、観光路線としても注目を集めています。
土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線は、高知県南国市～安芸郡奈半利町を結ぶ路線。
海側にオープンデッキのある車両や、毎年安芸市でキャンプを行う阪神タイガースにちなんで、虎もようの車両なども走っていますよ。
阿佐海岸鉄道は、徳島県と高知県を結ぶも全長8.5kmと大変短い線区でわずか3駅！始発から終点までの乗車時間は約11分!!という、超スーパーローカル線。
現在、線路と道路の両方を走れるDMV（デュアル・モード・ビークル）を導入し、2020年度内には世界初の本格営業運行を予定しているそうです。
沿線には室戸岬周辺の海岸一帯の砂浜や断崖絶壁、リアス式海岸と変化に富んだ地形や、温泉、お遍路さんでめぐる札所などがあり、バス停や観光案内所、四国霊場とお遍路さん休憩所マップなどが公式サイトで公開されています。
四国みぎした55フリーきっぷ マップ情報
http://asatetu.com/shikokumigishita/map/http://asatetu.com/shikokumigishita/map/
写真：沿線のおすすめ観光地はコチラ
乗り降り自由の四国みぎした55フリーきっぷでどんな場所を巡れるでしょうか。
写真：室戸世界ジオパーク
（提供：公益財団法人高知県観光コンベンション協会）
太平洋に突き出した室戸岬の周辺は、大地の隆起や海面変動によってつくりだされたダイナミックな地形や、温暖な気候に育まれた亜熱帯雨林など、豊かな自然を体感できるスポットが多数。
海のプレートが動いている証拠を確認できるさまざまなスポットをめぐるのも面白そう。
秋から春にかけては、太陽の光が屈折してだるまのように見える「だるま朝日」「だるま夕陽」も見られますよ。
室戸の大自然の神秘に触れられる室戸ユネスコジオパークの散策には、まずは拠点の室戸世界ジオパークセンターへ！
土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線の奈半利駅から室戸岬行のバスで40分です。
写真：薬王寺（提供：徳島県庁観光政策課）
四国と言えばお遍路さん。
フリーきっぷのエリアには11ヵ所の札所があり、お遍路の霊場めぐりの中で使うこともできそうです。
JR日和佐駅から約300メートルのところにある薬王寺は、四国八十八か所霊場の札所のひとつ。
厄除けのお寺としても知られていて、「やくよけばし」を渡り、本堂へ行くまでは厄年のそれぞれの年の数の階段があります。
阿佐海岸鉄道宍喰駅から徒歩約12分のところにある日帰り温泉施設です。宍喰駅にはレンタサイクルのサービスもありますよ。
超深層1000メートルから湧きでるナトリウム炭酸泉。開放感ある大浴場では、ひのき湯、寝湯、ジャグジー、打たせ湯と多様なお風呂を楽しめます。
入るとお肌がつるつるになると評判のお湯、太平洋を望む景色と一緒にぜひ堪能してみてくださいね。
営業時間は6：30~9：00までの朝風呂と11：00~22：00まで。料金は大人600円、小学生以下は300円です。
四国みぎした55フリーきっぷで沿線を観光する際に便利なのが、9か所で借りられるレンタサイクル。
室戸ユネスコ世界ジオパークや、薬王寺のある日和佐の道の駅でも借りられますよ。
フリーきっぷとレンタサイクルを組み合わせて、四国の右下を網羅してみてくださいね。
（まとめ・文：mashiro）
