奥州三名湯に数えられる福島県・飯坂温泉から車で約8分。飯坂町平野にカフェ「森のガーデン」があります。
ここは、さくらんぼ、桃、梨、ブドウ、リンゴ、柿と多彩な果物を生産販売している「まるせい果樹園」直営のフルーツカフェ。とりたての旬果実をふんだんに使ったパフェを目当てに遠方から訪れる人も多いんですよ。

写真:果樹園直営のカフェならではの新鮮な完熟フルーツもりもりのパフェ
果樹園の中に建つオレンジ色の屋根が目印!
カフェの建物も果樹園の中に位置。万世大路から少し入るとカフェの正面で、駐車場がありますが、まるせい果樹園の「かずちゃん直売所」に車を停めて果樹園の中を歩いて行くこともできます。
その日のメニューは入口のボードに書かれていますが、どんなパフェがあるかは訪れてみてのお楽しみ。ただし、自家農園でとれる果物の中でも最も食べ頃のものを使うため、売り切れになってしまうことも。

写真:果樹園を望む明るい店内
福島の果物でなんといっても有名なのは桃。森のガーデンでも桃のパフェはとても人気です。ただし桃の最盛期は待ち時間が優に1時間を超えることも。
その人気パフェがこちら。これは「暁星」という品種の桃を使ったパフェで、レギュラーサイズでもこのボリューム。桃があふれそう!

写真:名物の桃パフェ。食べごろの桃がてんこもり!
こちらはデザートプレート。フレッシュフルーツ、コンポート、フルーツソースがけのアイスクリームなどが盛り込まれていて、添えられたフレンチトーストがまたおいしいんです。

写真:軽食代わりに楽しめる一皿。フルーツは季節によって変わる
狙い目は秋!「まるせいスペシャル」が味わえるかも!!
夏の桃パフェはもちろん美味ですが、「森のガーデン」は秋以降もおすすめです。
比較的空いていて落ち着いて味わえるだけでなく、運が良ければ(収穫に左右されるので…)、サクランボ以外のまるせいの代表的なフルーツが全部入っているという「まるせいスペシャル」が楽しめます。
取材日の「まるせいスペシャル」1300円に使われていたフルーツは、きららの極み(桃)、二十世紀(梨)、巨峰、シャインマスカット(ぶどう)、秋映(りんご)。これでもかってほどたっぷり盛り込まれているのでどこから食べればよいのか悩んでしまうほど。

写真:圧倒的迫力のまるせいスペシャル。もちろんグラスの中にもフルーツが
そしてどの果物もとびきり新鮮で程よく熟しているので味がくっきり鮮やか。とろりと甘い桃のコンポートやクリームにも負けていません。これぞフルーツパフェ!とうれしくなること間違いなし。
お天気が良ければ、果樹園側のガーデンテーブルで楽しむのもおすすめですよ。

写真:果樹園でフルーツパフェを食べる幸せを実感するひととき
フルーツパフェを堪能した後は、直売所へGO!
福島の果物のおいしさを存分に楽しんだら、果樹園の中を歩いて直売所に行ってみましょう。カフェで味わったのと同じ旬の果物がお値打ち価格で並んでいるので思わず箱買いしてしまうかも。


写真:旬のフルーツがわかる表が掲示してある

写真:自家果樹園の新鮮なりんごを使ったジュース(左)たわわに実るリンゴを見ながら散策もできる(右)
もちろん、旅の途中でちょっとつまむのにぴったりの小さなパッケージやジュースなどの加工品もそろっています。
果樹園での収穫体験も受け付けているので、今年の秋は福島で温泉&フルーツの旅を楽しんでみませんか?
(取材・文:まつもとようこ 更新:すてぃーぶん 情報確認:2019年10月)