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【岐阜】御嶽山の麓の神秘の天然炭酸泉!シュワシュワの泡がすごい2019年4月リニューアルの「ひめしゃがの湯」

御嶽山の麓にある滝と温泉の町「下呂市小坂町」。湯治場の中でも隠れた名所として知られる飛騨小坂温泉郷は、昔から多くの旅人たちを癒やし続け、今も憩いの場として人気があります。

その秘密は泉質!

天然のミネラル成分が多く含まれた高濃度な天然炭酸泉で、浸かってもよし、飲んでもよし、料理に使ってもよしといいこと尽くし!その魅力をお伝えします。

写真:雄大な御嶽山


魅力は高濃度のシュワシュワの天然炭酸泉!

日本の温泉法による炭酸泉の定義は、「お湯1リットル当たりの炭酸ガス濃度が250ppm以上」と定められています。
中でも1000ppm以上のものを高濃度炭酸泉と呼び、この濃度が高いほど高い効果が見込めると言われています。

飛騨小坂温泉郷は、日本でも有数の炭酸ガス濃度を誇る炭酸泉です。ひめしゃがの湯はナント1412.3ppm(2013年時温泉分析)。すごい! 
その効果のすごさはこの数字で見てもわかりますね。

2019年4月にリニューアルした「ひめしゃがの湯」

写真:2019年4月にリニューアルした「ひめしゃがの湯」

1995年にオープンした「ひめしゃがの湯」では、古来より旅人たちの疲れを癒し続けてきました。その湯は今も枯れることなく、こんこんと湧き出る茶褐色の天然炭酸泉を、日帰り入浴で愉しめます。

別名「サイダー泉」とか「ラムネ泉」などとも言われるほどの炭酸ガスが含まれた湯。飲んでもよく、胃腸への効能が高いと、古くから飲泉として利用されていました。
口に含むとシュワシュワとした泡を感じることができます。

2013年4月には、さらに天然炭酸泉を楽しんでもらおうとリニューアル。露天風呂には「源泉そのまんま風呂」を設置し、地下から自噴する源泉(約24度)を貯蔵・加熱することなく利用しています。

湯船に入った直後は冷たく感じるのですが、10分ほどゆっくり浸かっているうちに血行が促進し、リラックスした気分になります。「どうして加温しないのかなー」と疑問に思う人も多いと思いますが、加温して熱くすると、炭酸ガスが放出されてしまい、その効果が期待できなくなるからです。

肌が赤くなってきたら血行がよくなったという証拠。湯船を出るときには体がポカポカと温まっているという不思議な源泉温泉です。

写真:茶褐色の天然炭酸泉。肌に付く泡がすごい!

2019年4月にさらにリニューアル。内風呂の大浴場の湯を加熱する方式を変更し、カーボンウォーマーを使用して高濃度、つまり泡付きのよい天然温泉になりました。

38~39度のお湯でゆっくりと入ることで、泡が肌に吸い付くほどの天然炭酸泉効果をそのまま体感できるというわけです

お風呂は山側と川側に分かれ、露天風呂が2つずつ、大浴場と泡風呂、水風呂サウナが各1つずつ、さらに山側には薬草風呂、川場側にはスチームバスがあり、木曜日に男女が入れ替わります。

写真:川側の露天風呂

写真:山側の露天風呂

飲める温泉!その味はいかに?

「ひめしゃがの湯」の玄関前には飲泉場があります。きちんと保健所から飲用許可を受けており、 いつでも誰でも源泉が飲めるように流れ続けています。

写真:飲泉場。炭酸泉を飲むことができ、自前の入れ物に入れて、持ち帰ることができます

そのお味は? 
ひと言で言えば「鉄と塩を混ぜたような感じの微炭酸飲料」という感じです。
古来より胃腸の調子を整えるのに用いられ、地元では今も生活の中に取り入れて利用しています。入浴と飲泉との両面からを取り入れることにより、炭酸泉効果が期待できますね。

鉱泉料理と飛騨の郷土料理を味わって!

この炭酸泉は地元では古くから料理にも利用しています。その一つが鉱泉で炊いたお粥や鉱泉で温める湯豆腐などです。

レストラン「ひめ亭」では定番メニューのほか、鉱泉を利用した料理や、地元の飛騨名産の飛騨牛を使った料理などが味わえます。
鉱泉料理の一例としては、シンプルな味わいの鉱泉粥(350円)、豆腐が鉱泉の効果でトロリとなった鉱泉湯豆腐膳(900円)など。

ひめしゃがまるごと鉱泉膳」(1400円)も大人気! まずは鉱泉でトロリとした湯豆腐を食べ、飛騨なっとく豚のしゃぶしゃぶを楽しみ、最後にその出汁で雑炊を味わうという鉱泉のフルコースです。

写真:温泉効果を体内に取り入れる「大人気のひめしゃがまるごと鉱泉膳」

また、飛騨牛をしっかり味わいたい方には「飛騨牛朴葉味噌焼き膳」(2000円)がオススメです。高山地方の名物料理で、味噌が牛の脂によく合い、ご飯が進みます。

写真:味噌の香ばしい香りが食欲をそそる!飛騨牛朴葉味噌焼き膳

夏は滝めぐりや登山、冬はウィンタースポーツと飛騨の自然を満喫

飛騨小坂周辺はたくさんの滝があります。5~6メートルの滝は200ヵ所以上もあり、日本一滝の多い町と言われています。

「日本の滝100選」に選ばれた「根尾の滝」は落差63メートル。白い水しぶきをあげながらなだれ落ちる姿は「神々しい」という言葉以外に見つからないほど美しいのです。

近隣の滝巡り(冬期は閉鎖)や御嶽山では登山のほか、冬にはスキーやスノーボードも楽しめます。

オールシーズン楽しめる飛騨小坂温泉郷で、アクティブに活動したあとは、シュワシュワの天然炭酸泉に浸かって体を休め、おいしい料理でお腹も満足させ、明日の活力をたっぷりといただきましょう!

(まとめ・文:吉川)

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巌立峡 ひめしゃがの湯

https://hime-spa.jp/

所在地:岐阜県下呂市小坂町落合1656 GoogleMAP
TEL:0576-62-3434

●立ち寄り湯
営業時間:10:30~21:30(受付終了21:00)
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)
入浴料:
大人(中学生以上):700円  小学生:350円  小学生未満:無料
 
●レストラン
営業時間:11:00~14:30(LO14:00)
毎週土曜日のみ11:00~14:30(LO14:00)、17:00~20:30(L.O20:00)
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)
冬期(12~2月)は夜営業休業のみ

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