さわやかな秋空の下、あなたは何を楽しみますか?スポーツ、食欲の秋?そしてやっぱり読書でしょうか。
屋外で紅葉を楽しみながらの読書、こんなぜいたくな体験ができる場所が軽井沢星野エリアにあるのです。
2017年10月14日~11月5日の期間限定でオープンしている「紅葉図書館」。なんだか心惹かれる場所ですね!
写真:紅葉に囲まれ、木漏れ日の優しい光の中、本を読む紅葉図書館
軽井沢の豊かな自然の中で、美しく色づいた紅葉の木々に囲まれた「紅葉図書館」には、合計200冊以上の蔵書が用意されています。
星野リゾートの施設ですが、宿泊者でなく誰でも利用可能なのが嬉しいですね。もちろん、自分の本を持ち込んで読むのもOK。
ただしWifi環境はないので、自分のタブレットを持ち込んで、電子書籍等を読もうという場合は、オフライン環境で読めるようにしておく必要がありますね。
夏の避暑地として有名な軽井沢星野エリアですが、寒暖の差が大きいため、大変美しい紅葉でも知られています。モミジやツタウルシ、信州に多いカラマツなど、色とりどりに目を楽しませてくれます。
モミジの紅葉は10月下旬ごろまで、カラマツの黄葉は11月上旬までとのこと。
黄葉するカラマツは、秋風にのって舞い散る細やかな葉が秋の陽を浴びると、金色の雨のように輝くとのことで、大変美しいのだそうです。
そして軽井沢と言えば古くからの別荘地。多くの作家や詩人から愛されてきただけでなく、文学作品の舞台にもなってきました。
その美しい自然と気候に魅せられた、芥川龍之介、萩原朔太郎、室生犀星、川端康成などなど、本当に多くの作家たちの交流の場でもあったとか。
文学を育んできたこの場所での読書タイム、とくべつな時間になりそうですね。
写真:木々に囲まれて、コーヒー片手にリラックス
この紅葉図書館は3つのエリアに分かれています。
「ピッキオビジターセンター」エリアでは、紅葉を美しく写す鏡のような「ケラ池」のまわりに、たくさんの野鳥が集まる「野鳥の森」が。ここでは動植物に関する本を読むことができますよ。
写真:池に映る、黄葉と紅葉と澄んだ空
ここには1人がけの小さなベンチを設置。鳥のさえずりを聞きながら池のほとり、ゆったりと読書できそうですね。
カルガモやキセキレイなどの野鳥も訪れるとのことで、出会った野鳥や咲いている花の種類をすぐに調べられるのも楽しい。
池のほとりの高台は、浅間山がよく見える絶景スポットです。
「カラマツの丘」は芝生エリア。
開放感ある芝生の上で、寝転びながら読書なんてどうですか?
お友達どうしやファミリーにもおすすめ。ここでは60冊以上の絵本を楽しめます。
まだ小さい子がいる家族なら、陽だまりの中、軽井沢の芝生で、我が子に絵本を読んであげるなんて、絵本のタイトルとともに一生の思い出になりそうです。
川辺の「ハルニレテラス」では、インテリアや雑貨などライフスタイルの本や雑誌が100冊以上!カフェからコーヒーをテイクアウトして、ゆっくりとおしゃれな雑誌をめくるのもいいですね。
写真:ハルニレテラスのデッキではカフェ気分で紅葉の中、おしゃれなライフスタイルの本を楽しめる
なお同じく「軽井沢星野エリア」内にある「カフェハングリースポット」や「丸山珈琲」、「ナガイファーム」などで、コーヒーやソフトクリーム、ジェラートなど、カフェメニューをテイクアウトしてくるのもOK。
自然の中のカフェで薫り高いコーヒー片手に読書……憧れます。
なお、それぞれの本は、貸し出しは行っていないのでその場でゆったりと楽しみましょう。
星野エリアはもともと、星野温泉として大正時代に開湯し、文豪たちも利用してきたことで知られる温泉地でもあります。
温泉施設「トンボの湯」は気持ちのよい和モダンな空間。
写真:トンボの湯は、源泉かけ流しの紅葉露天風呂!
日帰り温泉なので、ショッピングや観光のあいまに気軽に利用できるのもうれしいですね。
紅葉図書館の期間中は、ちょうど温泉からの紅葉も美しい時期です。
写真:清潔感のある内湯の広い窓からも美しい紅葉が眺められる
開放感あふれる、高原の中にある図書館。
秋の休日に、紅葉と読書、そして温泉。
大自然と知識と湯に浸る知的な大人のリラックスが実現できそうです。
(まとめ・文:mashiro)
写真:真っ赤に色づいたモミジ
http://www.hoshino-area.jp/archives/4206
期間 :2017年10月14日(土)~11月5日(日)10:00~16:00
場所:軽井沢星野エリア3か所(ピッキオビジターセンター、カラマツの丘、ハルニレテラス)
長野県北佐久郡軽井沢町長倉 GoogleMAP
入場無料 ※カフェテイクアウト400円(税込)~
※Wifiなし
問合せ:ハルニレテラス代表電話 (エリア総合案内)
TEL:0267-45-5853