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IoT(ネット)とウェアラブル端末が入浴を変える!?健康や美容によい温泉をナビゲートできる端末構想

寒い時期の温泉は気持ちいいですが、急激な体温変化による事故のリスクも多いといいます。
現在、そんな不幸な入浴事故を防ごうという研究プロジェクトが進んでいます。将来的には自分にあった温泉や入浴方法をナビゲートしてくれる夢の端末ができるかもしれない……そんな「Yu-navi」プロジェクトを紹介します。




毎年特に寒い季節になると多くなる、お風呂での入浴事故。実際、入浴関連事故死は毎年1万9千人にも上り、交通事故の4倍と言われています。お年寄りのいるお家とかは特に心配ですね。

今回取材させていただいたのは、安全な入浴の検証、事故防止の啓蒙として、東京都市大学 早坂信哉教授を中心とする「Yu-navi」プロジェクト

このプロジェクトは、JSTの未来社会創造事業として、研究費を助成されて進められているものです。その第一段として、早坂教授監修のもと、IoTロボット「fuuron」(フーロン)を博報堂が開発しています。IoTとはインターネットと繋がった器具・端末のことです。

写真:2019の発売を目指す、IoT入浴ロボット「fuuron(フーロン)」

fuuronは、温度センサーを内蔵していて、スマホで「美肌モード」「花粉症モード」「ダイエットモード」「不眠症モード」などからモードを選択してfuuronをお湯に浮かべると、お湯の温度と時間を測定開始。

モードによって、湯温と時間が異なり、風呂に浮かんだfuuronのセンサーが、湯加減、入浴時間を計測。お湯の温度が設定温度より高くなったり低くなったりすると、青や赤に光って教えてくれ、また出るのに最適の時間になった時も光ってサインを出してくれるというもの。

こちらは2018年5月に別府で開催された「世界温泉地サミット」でも発表されました。毎日の入浴温度や時間のデータはスマホに送られ、データ化されます。さらにス個々のデータはスマホから全国から集められ、ビッグデータとして入浴環境データの解析、研究に活用されます。

2018年8月時点で、既に4000人以上の検証用の基礎データを取得。協力先を募り、2019年度の販売を目指したいとの事です。furonは家庭での利用を想定していますが、温泉旅館内などでの利用に適した、さらに詳しい数値を測定できる(PH値など)プロ仕様のものも開発したいとの事。

fuuron自体はシンプルなものですが、別途ウェアラブル端末(身に着けられる端末)も平行して開発が進んでおり、これと連携する事において脈拍や体温の変動などのデータが取得可能となります。

ウェアラブル端末と言うと、何だか敷居の高そうな機械の様に聞こえますが、実際は「スマートウオッチ」という名前。

「スマートウオッチ」は心拍数、歩数、距離、カロリー、睡眠状態などが測定できる器具が万歩計のちょっと高性能版という位置づけで、安いものであればamazonなどで3000円くらいから売ってあります。

開発中のウェアラブル端末は「スマートウオッチ」の延長線上と考えると分かりやすいかもしれません。ちなみに、fuuronとの連動端末は1万円を切りたいとの希望だそうです。

高血圧や肥満の方も、症状に応じてカスタマイズが可能になる予定で、自分に合った最適の入浴方法がカスタマイズできる事によって、高齢者の入浴中の事故などを減らす事が期待されます。

写真:みんなが事故なくベストな入浴方法で温泉が楽しめる日も近い!?

さらに将来的には、例えばスマホのアプリと連携する事によって、は自分の体質や、改善したい症状(乾燥肌・打ち身・やけどなど)に合った温泉地のナビゲーション機能を搭載することも考えているそう。

イメージとしては、アプリを開くと地図がでてきて、探している温泉地が点滅する・・などといった機能をもたせる事も企画中だそうです。

鍵を握るのはIoTとウェアラブル端末の発展と普及だと早坂教授。誰もが安心して、自分に合った入浴が楽しめる時代、意外とすぐそこまで来ているのかもしれません!

(取材・文:すてぃーぶん)

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