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【山形】あつみ温泉のもっちもちご当地グルメ「べろべろもち」って何?日本人が一番好きな食感かも!

好きな食感はなんですか?とろとろ、サクサクいろんな食感がありますよね。山形・あつみ温泉(温海温泉)には、日本人が一番好きな食感とも言われる「もちもち」食感のご当地グルメが多いんですよ。
「べろべろもち」や「元禄餅」など、初めて聞くようなものもたくさん!一体どんな食べ物なんでしょうか?

写真:丸い棒状になった「べろべろもち」。お土産としても人気がある

山形・あつみ温泉は、山形県鶴岡市にある温泉。西は日本海、東は山に囲まれており、自然豊かなエリアです。
約1300年前に開湯されたと言われ、鎌倉時代後期には既に湯治場が形成されていた、歴史ある温泉です。
湯治客が食材を調達するために開催されるようになったと言われる朝市は、約260年前から始まって、現在も続いている伝統なんですよ。下駄に浴衣姿でのんびりと朝市を楽しむのがあつみ温泉流の楽しみ方です。

べろべろもち、元禄餅など、あつみ温泉にはもっちもち食感のグルメがたくさん!

そんなあつみ温泉のある、鶴岡市温海エリアには「もっちもち」食感のご当地グルメが多いんですよ。
ちなみにアンケート調査などによると、日本人の一番好きな食感は「もちもち」なんだとか。
古来から粘り気の強いお米やお餅を食べ慣れているという点が、日本人が「もちもち」食感に魅力を感じる理由とも言われています。

さて話を戻して、温海エリアのご当地グルメの中で、特に印象的なのが「べろべろもち」。「べろべろ」??なかなか食材の頭に付くオノマトペではないですよね。一体どんな食材なのでしょうか?

写真:長ネギじゃないよ!うるち米を使って作られるべろべろもちは、煮崩れしにくいのが特徴

長ネギの白い部分のような白い棒状の見た目です。この「べろべろもち」は、もち米ではなく、うるち米を原料に作られているお餅です。そのまま焼いたり、煮くずれしにくいので鍋に入れたりして食べます。見た目や食べ方は韓国食材の「トッポギ」に似ていると思いました。
古くは「マタギもち」と呼ばれ、マタギの保存食として食べられていたんですよ。

「べろべろもち」という名前の由来

写真:専用の機械から「べろべろ〜」っと出てくる様子。ちょっと面白い!

「べろべろもち」というユニークな名前の由来は、蒸した米を専用の機械に入れると「べろべろ〜」っと出てくることから「べろべろもち」と呼ばれるようになったのだとか。名前の由来にほっこりしますね。

べろべろもちは、地元の家庭でも主に冬になると食卓に並びます。
火で炙って、そのまま食べるのが最もポピュラーな食べ方で、他にも砂糖醤油やあんこなど、切り餅などのように食べられています。

あつみ温泉にある「足湯カフェ チットモッシェ」では、冬の時期限定で「べろべろ餅グラタン」や「べろべろ餅ぜんざい」を食べることができます。
これからの季節は、べろべろもちを手軽に楽しめるチャンスですね。

もっちもちご当地グルメ:元禄餅、とちもち、笹巻

2つ目のもっちもちご当地グルメは「元禄餅」。こちらは、あつみ温泉の人気お土産なんです。
元禄餅は、約4cm角の小さなお餅。持つと「ふにょっ」としなってしまうほどの柔らかさ、滑らかさが特徴です。材料は白玉粉と砂糖、抹茶のみととてもシンプル。白玉粉を時間をかけて練り上げることで、滑らかさが出るんだそうです。シンプルな材料だからこそ、行程の丁寧さが光る逸品ですね。和菓子好きの方には絶対にオススメですよ。

3つ目は「とちもち」です。鶴岡市行沢(なめざわ)エリアは、とちの実の産地。地域のお母さんたちが手間ひまかけて作るとちもちは、とちの実のコクのある旨味としっとりとしたお餅の柔らかさが絶品。お茶と一緒に食べたい!

4つ目は「笹巻」。日本各地に見られるものと同様に、端午の節句に食べられる笹で巻かれたもち米を煮たものですが、この地域の「笹巻」は、もち米の浸漬水に灰を混ぜて煮たあく水を使用するのが特徴です。それにより金色に近い綺麗な飴色に仕上がり、もちもち、ぷるんとした食感をしています。黒みつきなこや砂糖きなこをつけて食べるんですよ。

一口に「もっちもち」食感と言っても、いろんな材料を使用した個性豊かなグルメが揃っています。温海エリアは「もっちもちマニアの聖地」と言っても良いかもしれませんね!

もっちもち食感だけじゃない!あつみ温泉にはおいしいものがいっぱい

先にご紹介したように、あつみ温泉は海と山に囲まれたエリア。もっちもち食感のグルメ以外にも美味しいものがたくさんあります。

温海エリアのシンボルとも言えるのが「あつみかぶ」です。伝統の焼畑農法で栽培されたかぶは彩りも鮮やかな「かぶらづけ」で食べるのが一般的。温海エリアの名産品として全国的にも人気なんですよ。

海の幸では「イカの一夜干し」や「岩ガキ」、「寒ダラ汁」などが挙げられます。シーズンに合わせて訪れたいですね!

その他にも、山菜などの山の幸や新鮮な海の幸が、どのシーズンでも楽しめるのは海と山に囲まれた、温海エリアの自然がもたらした恵みですね。

あつみ温泉での湯巡りとともに、もっちもち食感グルメ巡りなどをしてみるのも楽しそうです。あつみ温泉への旅行計画を立てるときには、美味しいものがたくさんのご当地グルメのチェックもお忘れなく!

(まとめ・文:ゆきさね)

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温海温泉のべろべろもち

http://www.atsumi-spa.or.jp/azi.html ※温海の味

場所:
山形県鶴岡市温海 
GoogleMAP※足湯カフェ チットモッシェ

問合せ:
あつみ観光協会
TEL:0235-43-3547(8:30〜17:00)※木・日曜日定休

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