東府や Resort&Spa-Izu
http://www.tfyjapan.com/所在地
静岡県伊豆市吉奈98 GoogleMAP
TEL:0558-85-1000
●宿泊について
宿泊料金例)
1泊2食付 1室2名の1名あたり
スタンダードプラン 28050円(税サ込・消費税込・入湯税別)
宿泊者の温泉入浴時間
15:00~翌1:00 5:00~12:00
チェックイン/アウト
15:00/11:00
【紅葉露天】静岡県の吉奈温泉は豊かな自然が残る天城山に囲まれた吉奈川沿いの山里にあり、子宝の湯として知られています。なかでも、江戸時代から続く老舗旅館「東府や Resort&Spa-Izu」は、2010年の改装以来、優雅な和リゾートとして国内外からとても人気があります。その魅力をご紹介します。
静岡県伊豆市吉奈(旧国伊豆国)にある吉奈温泉は、724年(奈良時代)に善名寺を建立した行基が発見したと伝えられています。その集落の温泉として長く親しまれた歴史があり、地元で「子宝の湯」として大事にされてきました。
その評判を聞きつけ、江戸時代、子宝に恵まれなかった徳川家康公の側室であるお万の方が訪れて入湯。後の紀州大納言頼宣と水戸中納言頼房のお二人を授かったことから、全国的に有名になりました。そのことから「子宝の霊湯」と知られ、多くの方が子宝祈願に訪れています。
吉奈川沿いに佇む「東府や Resort&Spa-Izu」。老舗らしい重厚なエントランスを抜けて、母屋ロビーでチェックイン後は、ぜひ、東京ドーム2個分以上の広さの敷地内を歩いてみてください。無料貸し出しの色浴衣がありますので、それを着ての散策がおすすめですよ。
敷地内に吉奈川が流れ、川沿いに宿泊棟、かけ流しの温泉、食事処、ベーカリー、カフェ、豆腐工房、資料館などが離れ形式で点在しています。それらの間は庭園のように整備され、まるで温泉街を散策するような錯覚を覚えます。
今も「子宝の湯」として多くの人が子宝祈願に訪れる人が多い温泉。アルカリ性・無色透明のお湯は、ややつるりとした滑らかな肌触りで美肌効果も期待できるやさしい温泉です。6カ所ある温泉はそれぞれに趣きが異なり、館内にいながらまるで湯めぐりをしているような楽しみがあります。
野趣あふれる岩風呂の露天風呂「行基の湯」と露天風呂「河鹿の湯」は男女入れ替え制です。
そのほかにも内風呂や予約制の貸切露天風呂、「まほらスパ」もあります。
客室は、露天風呂付き離れのヴィラタイプ2種類、半露天風呂付が3種類のほか、和室や洋室、メゾネットタイプなど多様なタイプがあります。
離れの温泉露天風呂付き「ヴィラスイート」は全10室。和洋室が2室、メゾネットタイプの洋室が8室。いずれも広々とした贅沢な空間を有し、吉奈川沿いのテラスに設けられた露天風呂では、四季折々の景色を見、せせらぎに耳を傾けながら湯浴みが楽しめます。
本館和室ツインは、2020年3月に4室をリニューアルして、温泉半露天風呂が備わりました。
半露天風呂は外にいるような感じを味わいながら、プライバシーが守られているのがいいですね。
夕食は、江戸時代から受け継ぐ建物をリニューアルした御食事処「懐石茶や水音」で、川のせせらぎを聞きながら四季折々の食材を活かした懐石料理に舌鼓。
すばらしい器に盛り付けられた、季節の瞬間を表現する「ジャパニーズオーベルジュスタイル」を、時間を忘れて目と舌でじっくり堪能しましょう。
大正モダン建築の「大正館芳泉」では、ティータイム(11:00~17:00)の利用ができます。ここは宿泊者以外も利用できます。
豪華なシャンデリアやステンドグラス、赤い絨毯など、大正ロマンあふれるノスタルジックな空間でタイムスリップした気分を味わえます。
宿泊者はラウンジが空いている時間ならいつでも利用でき、ソフトドリンクやアルコール類が無料で頂けます。
なんと、「足湯テラス」を併設したベーカリー&カフェがあるなんですよ(月~土10:00~17:00/日祝日9:30~17:00)。
足湯を楽しみながら、ホテルメイドのパンやスイーツ、カフェメニューの食事ができます。川沿いで眺めが良く、森林の木立にいるような感覚になります。こちらも宿泊者でなくても利用できます。
四季折々に美しい風情を見せる日本庭園、季節に合う美味しい食材とそれを使った美しい日本料理があります。古くから愛されているかけ流しの温泉とともに、さまざまなマリアージュを楽しめる「東府や Resort&Spa-Izu」でゆっくりとした旅をしてみませんか? 時間を忘れて心からリラックスできますよ。
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)