上高地開山祭
https://www.kamikochi.or.jp開山祭開催日・2023年4月27日(木)
開催場所:長野県松本市安曇上高地 GoogleMAP ※上高地バスターミナル
問合せ:上高地インフォメーションセンター
TEL:0263-95-2433
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北アルプスの大パノラマに囲まれ、ありのままの自然景観が残る上高地。長い冬を超え、4月27日に今年もいよいよ開山祭が開催されます!開山祭は今年で第53回を迎え、河童橋のたもとで鳴り響くアルプホルンのファンファーレが遅い春の訪れを告げます。
※今年は状況に応じた感染対策をとりながら神事を主体として行なわれるため、例年実施されている野宴は行われません。
上高地と言えば、澄み切った水の中に立ち枯れた木々、バックに広がる雄大な穂高連峰、夢のように美しい光景を思い浮かべる人も多いでしょう。
この大正池までのコースは、最もポピュラーな上高地らしいハイキングルート。木製の遊歩道がしっかり整備されているので、観光客でも楽々歩けますよ。
アルプスの美味しい空気に癒されながら、フォトジェニックな景色の中を歩けば、ここが日本だということも忘れてしまいそう。清流梓川と北アルプスの名峰が作り出す自然の景観の美しさに圧倒されるはず!
大正池から自然研究路を巡り、河童橋をゴールとするのが最も人気のあるコース。
河童橋は上高地のシンボル的存在でもあり、付近は「上高地銀座」とも呼ばれるほどに多くの観光客で賑わっています。
そしてもう一つのおすすめルートが、河童橋から梓川右岸を北上し、明神池まで歩くというもの。この明神池は、穂高神社の奥宮の境内の奥にあります。
明神池は河童橋からは1時間ほど。ここはいたる所がパワースポットと言われるほど、神秘的な空気に満ちた場所なので、大正池や河童橋周辺とはまた違った雰囲気を楽しめます。
そして明神池のほとりでは、絶品のイワナの塩焼きを食べることができるんです!
嘉門次小屋(かもんじごや)では、生簀から食べる直前に水揚げされた新鮮なイワナをいただけます。香ばしく焼かれてシンプルに塩で味付けされたイワナを、美味しい山の空気の中で堪能するなんて、最高の贅沢だと思いませんか?
さて、この上高地を日本初の「山岳リゾート」として世界に知らしめたのが、日本にやってきた英国人宣教師、W・ウェストンと言われています。明治29年に著書で、上高地や穂高連峰の魅力について紹介したのです。
それまでは日本では登山とは、信仰・修行や狩猟のためのものだったのが、初めて「山岳リゾート」としての魅力で知られることになったのですね。
そして上高地の魅力を語る上で欠かせない存在が「上高地帝国ホテル」。言わずと知れた高級ホテルですが、上高地の帝国ホテルは赤い三角屋根にロッジ風の木を基調とした作りでとっても可愛らしい感じがします。
ちょうど上高地が国の名勝に指定された5年後に、現在の上高地帝国ホテルの前身となるホテルが開業したこともあって、上高地帝国ホテルは上高地の歴史そのもの。大自然に囲まれ、静かに佇むホテル、その中に一歩入ればそこはやはり格式高い帝国ホテルの魅力たっぷり。
散策の途中に立ち寄ってみるのもおすすめですよ。歩き疲れたらちょっとホテルのカフェで休憩するのもいいですね。
上高地帝国ホテルの「カフェ グリンデルワルト」ではカマンベールチーズケーキが一番人気!自然と調和する落ち着いた雰囲気の中でのお茶を楽しんでみてください。
また、上高地では温泉を楽しめる旅館もあります。
「上高地温泉ホテル」では、自家源泉掛け流しのお湯に浸かることができ、日帰り温泉や足湯もあるので疲れた体を休めるにはもってこいです。
「上高地ルミエスタホテル」では、湧き上がった源泉を100%そのまま使ったお風呂を楽しめます。お部屋にもそれぞれ天然温泉を利用しているので、ゆったりくつろげるのが嬉しいですね。
また「第53回上高地開山祭記念品」として枡とピンバッチのセットが販売されるそうなので、上高地の宿泊施設、売店等で見つけたら、記念に購入するといいですね。
なお、釜トンネルは4月17日(月)に開通となり、バス等も運行され、ホテル、旅館、山小屋についても、例年通り順次営業を開始予定となっています。
開山祭の頃はまだまだ肌寒さの残る上高地ですが、遊歩道では早々と渡ってきた鳥たちのさえずりが聞こえてきて春を感じさせますよ。清々しい空気の中で過ごすゴールデンウィークも素敵ですね。
(まとめ・文:mashiro/情報更新:2023年4月 hotspring727)