2019年1月15日(火)から保存修理工事が始まっている、道後温泉のシンボル「道後温泉本館」。気になる工事中の営業状況と、工事期間中だからこそ楽しめる企画についてご紹介します。
写真:2019年1月15日から保存修理工事が始まった「道後温泉本館」©TEZUKA PRODUCTIONS
夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場する道後温泉本館は、温泉好きでなくても一度は目にしたことがあるであろう道後温泉のシンボル。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルになったとも言われています。
保存修理の期間中って入浴はどうなるの…と思ったみなさん。大丈夫です。工事期間中も、道後温泉本館で入浴することができます!休憩室がある2階以上は休館になりますが、工事期間を2期に分けることで部分的に利用ができるようになっています。
写真:道後温泉本館・神の湯(男性浴室)
2019年1月15日からの前期工事期間中は、現在は男湯として利用されている神の湯の2つの浴室を、男湯と女湯として使用。普段は入ることができない浴槽で入浴できるので、温泉好きの女性には見逃せないですね。
後期工事期間中は、前期で工事を終えた神の湯(女)と霊の湯(男)での入浴が可能となります。
写真:空の散歩道から見た道後温泉本館
また、工事中だからこそ楽しめるさまざまな企画が計画されています。
道後温泉本館の南側にある冠山に足湯や休憩所を整備。小高い丘には遊歩道があり、工事の進み具合を上から眺めることができます。もっと近くで見たいという方には、改修工事見学会のツアーも実施されています(令和元年度の募集は終了しています)。
このほかにも、工事用の仮囲いに、再生をキーワードに手塚治虫の名作「火の鳥」のラッピングアートを施し、フォトスポットとしても楽しめます!
写真:道後温泉別館・飛鳥乃湯泉
写真:飛鳥乃湯泉の個室休憩室(椿の間)
写真:2017年にリニューアルされた「椿の湯」
写真:「椿の湯」の女性浴室
工事期間中は「道後温泉本館」、2017年にできた新たな外湯「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」、同じく2017年にリニューアルされた「椿の湯」の3つの外湯めぐりのほか、旅館やホテルの内湯めぐりなどもあわせて、温泉街全体での湯めぐりも楽しんでほしいそうです。
また、温泉街全体では、道後アートイベントが「道後アート2019・2020」として、2021年2月末まで日比野克彦さんをメインアーティストに開催中です。
写真:そぞろ歩きが楽しい道後商店街
松山は城下町の風情が女性に人気ですし、道後温泉への移動に便利な路面電車やガス灯がレトロな雰囲気で、道後温泉本館へと続く商店街のぶらり歩きもできるので観光にもおすすめな街です。
3館の外湯をめぐる湯めぐりスタンプラリーでは、オリジナルグッズを手に入れることができ、工事期間中だけの企画も盛りだくさん!一度行ったことがあるという方も、今までとは違う道後温泉の魅力を発見できそうですね。
(まとめ・文:hotspring727 情報更新:hotspring727 2019年11月)