牽引型のかわいいキャンピングトレーラーをお手頃な値段で利用することが出来る施設が、小さな駅の森の中に誕生!小湊鐵道では鉄道と宿泊と合わせて「鉄泊(てっぱく)」という名前をつけました。
写真:これがMobiHo。車内はコンパクトながら機能的!
千葉県市原市にある小湊鐵道養老渓谷駅は2017年に逆開発を行いました。
逆開発とは何でしょう?
昭和3年に誕生した養老渓谷駅では一昨年、長年駅前のロータリーを覆っていたコンクリートを取り除き、地元に自生する樹木や草花を植えたり枕木を使用した広場を設けたりと、開発から自然に還す「逆開発」を実施しました。
現在駅の周りには木々が茂り、その中に小さなキャンピングトレーラーが2台設置されています。
これがMobiHoです。
写真:逆開発を行った養老渓谷駅。木立の中のベンチでひとやすみはいかが?
中はダブルベッドにもなるソファとテーブル・二段ベッド・エアコン・冷蔵庫・電気ポットなど。
さらに、駅の横なので駅のトイレや洗面台を使える他、MobiHo利用者は養老渓谷駅の足湯を営業時間内は何度でも利用できます。
ちなみにこの足湯、ヨード分を豊富に含む黒湯です。とろりとした感触を楽しんでください。
車内には洗面台やコンロもありますがこちらは残念ながら使用はできません。
事前に食料を購入するか(駅前にスーパーあり)、駅周辺と、車で5分程度の場所にある養老渓谷温泉街に飲食店が数軒あるので地元の味をぜひ味わいましょう!
写真:屋根も付いている養老渓谷駅の足湯。列車を眺めながら癒しのひとときを!
さて、鉄泊にはいくつかのルールがあります。
①普通自動車免許が必要です(MobiHo利用がレンタカー契約のため)
②車内は禁煙です
③ペット不可です
④土足厳禁です
⑤ごみは持ち帰りましょう。使用後の清掃は忘れずに!
写真:春の里山トロッコ列車。菜の花の絨毯の中を走ります。
養老渓谷はハイキングコースも設置されていて吊り橋や滝など見どころもたくさん!中でも100mにわたって水が岩肌を滑り落ちる様子が圧巻の粟又の滝は、県内でも屈指の紅葉スポットです。
そしてファミリーやカップルにおススメなのが小湊鐵道の里山トロッコ列車です。
春は菜の花と桜のそばを、夏は緑の山々や水田を眺めながら、秋はなんといっても紅葉と四季の風景を満喫できます。
2019年は3月16日(土)より運行開始です。詳しくは下記小湊鐵道のホームページをどうぞ。
写真:レトロな車両が春の風景に溶け込む
また、美肌で有名な黒湯が自慢の養老渓谷温泉は多くの宿泊施設で日帰り湯が利用できます。
今回紹介した鉄泊の温泉入浴付きプランでは1泊につき1回(例:3連泊の場合は1日1回・合計3回)この養老渓谷温泉の日帰り入浴施設「ごりやくの湯」に入浴ができます。
ごりやくの湯の詳細はこちらのホームページを見てください→https://www.goriyakunoyu.jp/
MobiHoについて特筆すべきは、何といっても魅力的な利用料です!
料金は1台の利用料なので、温泉入浴付プラン「湯ったりコース」の場合だと6,480円~となり、最大4名(大人3名子供1名)の利用で1人あたり最安値では1,620円で利用できます。
温泉あり、自然と触れ合える環境あり、ゴルフ場も近く、プチ鉄道旅も楽しめる駅横の好立地!
キャンピングカーに興味がある人、一度は泊まってみたいと思っている人には手軽に気軽に利用するチャンスですよ!
(まとめ・文:えこぴ)