湯来温泉 湯元貸切露天風呂 誠の桧湯
https://yuki-yumoto.com/所在地: 広島市佐伯区湯来町多田2667 GoogleMAP
TEL:0829-40-6016(受付:湯来交流体験センター)
●温泉日帰り利用
貸切の露天風呂(1回当たり60分)
10:00/11:30/13:00/14:30/16:00
料金:1回3,000円(4名まで)
※最大6名まで追加可能
追加料金:大人750円、子供(4歳~11歳)400円
かつて観光客や地元の人たちに無料開放されていた広島の奥座敷「湯来温泉」の露天風呂。
2000年に閉鎖してしまいましたが、2019年12月、約19年の時を経て見事復活しました!
現在、1日5組限定の貸し切り露天風呂「誠の桧湯」として営業しています。
湯来町は、広島市中心部から約45分のところにある温泉地。
湯来温泉は1500年前に発見された歴史ある温泉で、広島の奥座敷と呼ばれ、江戸時代から湯治場として親しまれてきました。
無色透明、無臭のお湯の泉質は放射能泉。筋肉、関節の慢性的痛みや冷え性、疲労回復などさまざまな効能が期待できる温泉です。
渓流沿いにある静かな温泉街には、1989年に開業した無料の公共露天温泉「湯元」がありました。
7~8人が入れる岩風呂と打たせ湯も2本あり、県外からの観光客も訪れ、にぎわっていたようです。
しかし観光客の減少やごみの不法投棄などで、2000年に閉鎖。湯来温泉を訪れる人も減り、人影もすっかりまばらになってしまったようです。
ところがあるテレビ番組でそんな湯来温泉の「湯元」を復活させようという企画が実現し、たった1日でヒノキの露天風呂の浴槽が完成!
しかし長年使われていなかった湯元のボイラーや配管はすっかり傷んでしまい、使用できる状態ではありませんでした。
かつて広島の奥座敷としてにぎわった湯来温泉を復活させたい。
そんな思いから立ち上がったのがNPO法人 湯来観光地域づくり公社によるクラウドファンディング、「湯来温泉 湯元 露天風呂復活プロジェクト」です。
プロジェクトには約260人の協力で、目標を上回る金額が集まり、広島県内・県外の昔の露天風呂の体験者から復活を望むメッセージもあったそうです。
それほど記憶に残る露天風呂だったのですね。
支援金はボイラーや配管などの修繕費用として使われ、2019年2月にヒノキの浴槽が設置されました。
そして11月にクラウドファンディング支援者限定プレオープンを経て、ついに12月に正式オープン!
見事に復活を遂げた湯元は「誠の桧湯(まさのひのきゆ)」と名付けられて営業再開を果たしました。
現在、「誠の桧湯」は最大で6名まで貸し切りで利用することができます。
気持ちの良いヒノキ造りの露天風呂をプライベートに楽しめますよ。コロナ禍のため、貸し切りでの利用は喜ばれそうですね。
源泉を加温してかけ流しで使用している「誠の桧湯」の温泉には、ラドン成分が含まれています。血液中の老廃物を排出させる働きがあり、新陳代謝を活発にしたり、美肌効果も期待できます。
実際に「誠の桧湯」に入るようになってお肌がきれいになったのを実感できたとの声も!開放的な露天風呂やヒノキの香りに癒されるとの口コミもあるようです。
利用するにはまず、下記の公式サイトのカレンダーを確認して予約が必要です。
空いていれば当日の予約もできますが、お湯張りに最低3時間かかりますのでご注意を。
当日は「誠の桧湯」から車で1分ほどのところにある湯来交流体験センターで受付・支払いをします。
タオルは持参が必要ですが、受付で1枚1,000円の記念タオルも販売されているのでお土産に買って帰るのもいいですね。
また、湯来町は温泉だけでなく、春の桜やホタル観賞、大小さまざまな滝などの自然を楽しめるスポットや、カフェ、郷土料理が楽しめるお店も点在しています。
「誠の桧湯」の隣に新しい飲食店もできる予定。温泉街のそぞろ歩きができる日も近そうです。
湯来交流体験センターで露天風呂の受付の際に、自然体験や観光の情報もチェックしてみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)