広島/帝釈峡『雄橋』天然記念物にも指定されている日本一の天然橋！清流沿いハイキングで神の橋を楽しむ

広島県庄原市に、日本一の天然橋があるのをご存知でしょうか？帝釈峡（たいしゃくきょう）の上帝釈峡エリアにある『雄橋（おんばし）』をご紹介します。広島県を旅する機会に、車で少し足を伸ばして、清流沿いのハイキングと天然記念物に指定される日本一の天然橋を楽しんでみてはいかがでしょう？

写真：日本一の天然橋『雄橋』。天然記念物にも指定されている

日本一の天然橋『雄橋』

帝釈峡は、中国山地に位置する庄原市東城町と神石高原町にまたがる峡谷です。『雄橋』がある上帝釈峡エリアへのアクセスは、車で、庄原ICから約30分。駐車場に車を駐めて、清流沿いにハイキングを楽しめます。

駐車場から歩いて約25分のところにあるのが、日本一の天然橋『雄橋』です。

写真：雄橋

長さ90メートル・幅18メートル・厚さ24メートル、そして川底からの高さ40メートルの雄橋は、アメリカ合衆国バージニア州のナチュラル・ブリッジやチェコ共和国のプレビッシュトアーと併せて世界3大天然橋のひとつと言われることもあるそうです。

帝釈峡観光協会の岡崎事務局長によると、「元々地下で水の侵食でできた地形がそのまま隆起して約1億年前に今の地形になった」とのこと。「現在は通行禁止になっているが、以前は生活道として実際に雄橋の上を歩いて渡っていた」そうです。

写真：断魚渓

雄橋のほかにも、手前には石灰岩洞の『白雲洞』があり、雄橋を超えて少し足を伸ばせば急流『断魚渓』などの見所もあります。歩き慣れた方なら、中国自然歩道を通って、神龍湖まで約2時間40分のトレッキングを楽しむのもおすすめです。

岡崎事務局長によると「秋の雄橋も格別」とのこと。自然が織りなす雄大な景色に映える美しい紅葉、一度は観たいものですね。

紅葉の季節もオススメ

紅葉を満喫するなら、神龍湖の遊覧船もオススメです。

紅葉橋のたもとの発着場から、遊覧船は『太郎岩』のある帝釈ダム堰堤までくだった後、発着場まで戻ってさらに上流へ。約40分間の遊覧で、湖岸の紅葉を満喫することができます。

遊覧船の運行期間は、例年3月中旬から12月上旬まで。定休日は水曜日、運行時間は09:00〜16:00です。

写真：神龍湖遊覧船

広島県を旅する機会があれば、ぜひ帝釈峡にも立ち寄ってみてくださいね。

（取材・文：Vermiliおん、編集：hotspring727）

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