秀峰岩手山の南麓に位置する「休暇村岩手網張温泉」では、滝を眺めながら浸かれる秘湯『仙女の湯』が2023年11月5日(日)まで、営業しています。『仙女の湯』は、亀滝を眺めながら浸かる混浴露天風呂です。
十和田八幡平国立公園内には古くからの湯治宿が多く、「混浴文化」が守られているんだそうです。『仙女の湯』はコロナ禍で休止していましたが、今年2023年に3年振りのオープンを迎えています!
「休暇村岩手網張温泉」から約200m、森の中を抜け、V字の「湯ノ沢」の谷底に続く階段を降りたところに秘湯『仙女の湯』があります。
昭和40年代に、スタッフがホテルの裏山を探検していたところ沢筋に滝を見つけ、『このロケーションに露天風呂があったら最高に気持ちがいいだろな』と話題になり、念願が叶って『仙女の湯』が誕生しました。
山道で重機を入れられないため人力で作られていますが、今では雫石町の温泉を象徴する露天風呂となっています。
男女別の脱衣小屋を抜けると岩を積み上げて造られた湯船がひとつあり、男女混浴となります。
湯浴み着のレンタルも用意されています(1着300円)。湯舟の向こうに流れる「亀滝」の音が響き、滝を間近に眺めながら浸かることができます。
今年の営業期間は、2023年11月5日(日)まで。
営業時間は、宿泊客は09:00から利用でき、8月31日までは18:00まで、9月1日から10月15日までは17:00まで、そして10月16日から11月5日までは16:00まで、利用できます。
日帰り利用は、10:00〜14:00(受付終了)。入浴料金は500円(小学生以上)です。
岩手山のふもと・十和田八幡平国立公園内にある「休暇村岩手網張温泉」からの眺めは、宮沢賢治が愛した理想郷「イーハトーヴ」の原風景と言われているそうです。
網張温泉の一軒宿として知られ、開湯1300年と言われる温泉は敷地内に5ヶ所あり、「網張五湯」と呼ばれて人気です。
歴史を誇る硫黄泉に浸かり、岩手の山海の幸を取り入れた旬の料理を楽んでみてはいかがでしょうか?
(文・まとめ:Vermiliおん)