大分・由布院温泉「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」がグランドオープン！隣接する1棟貸し別邸がすばらしい！

2017年、大分県由布市湯布院町に開館した現代美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。この度、新館を増設し、2022年7月1日にグランドオープンしました。美術館に隣接した、2021年10月オープンの一棟貸しの露天風呂と庭付きの簡易宿所「COMICO ART HOUSE YUFUIN」と併せてご紹介します。

写真：簡易宿所の外観©NHN JAPAN Corp.

日本を代表する温泉地・湯布院！

湯布院町は、大分県のほぼ中央に位置し、由布岳（標高1,584メートル）の麓に広がる温泉地です。

写真：由布岳

由布市にある由布院温泉は、湧出量、源泉数（852本）ともに全国2位の豊富な湯量を誇る名湯です。豊富な湯量のおかげで安価な値段で入浴できる共同温泉も多く、金鱗湖の脇には一般客も入浴できる簡素な下ん湯（したんゆ）があります。

写真：紅葉の季節の銀鱗湖

由布院駅から温泉街の方向に延びる通称「由布見通り」や、そこから金鱗湖に続く「湯の坪街道」には、オシャレな雑貨店や飲食店が並び、周辺には美術館も点在しています。

「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」がグランドオープン！

2017年に、湯布院町に開館した現代美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。この度、新館を増設し、2022年7月1日にグランドオープンしました。

日本の現代アート作品を展示する本館は、東京オリンピックのメインスタジアムとなった国立競技場の設計でも知られる隈研吾氏が建築を手がけ、大分県内では初の隈建築となりました。湯布院の集落に溶け込む「ムラ」というコンセプトに、黒を基調としながら木の質感を感じる焼杉の外壁が周囲の自然と調和しながらも、強い存在感を醸し出しています。

写真：焼杉の外壁が印象的です©NHN JAPAN Corp.

新館の建築は本館同様に隈研吾氏が担当。既存の黒を基調とした外観に、豊かな自然を映す水を取り込んだ設計が生かされています。

新館増設により、これまでの展示エリアを約2倍に拡大。1階にはギャラリーが3室、2階のオープンギャラリーには野外展示が2作品追加され、より多くの現代アート作品を堪能できます。ラウンジにはグループ会社が運営するスマホ向けマンガアプリ「comico(コミコ)」の作品も並びます。

隣接の簡易宿所は2021年10月にオープン！

美術館に隣接する形で、2021年10月にオープンした簡易宿所「COMICO ART HOUSE YUFUIN」。建築を手がけたのは美術館同様に隈研吾氏です。

写真：簡易宿所の外観©NHN JAPAN Corp.

一棟貸しで一日1組限定の宿。2階建ての「土」棟（定員4名）と平屋の「竹」棟（定員2名）があり、いずれも内湯と露天風呂、専用庭を備えており、プライベート別邸としてすでに多くの来訪者に利用されています。

写真：周囲の自然にも溶け込んだ宿。「竹」棟©NHN JAPAN Corp.

温泉は、隣接する美術館の頭文字CAMYから「カミ（神・上）の湯」と名付けられました。由布院の温泉は、刺激の少ない、やさしい弱アルカリ性の単純温泉です。かつてより保養温泉地として親しまれたこの土地の温泉で、体だけでなく心も癒し、ゆっくりと流れる時間を体感できます。

写真：ゆったりと広々とした露天風呂©NHN JAPAN Corp.

写真：御影石張りの内湯。無垢のヒノキ天井が組み合わさるとモダンで、素材のぬくもりも伝わります©NHN JAPAN Corp.

敷地内には、源泉から湧き出る温泉の熱を利用した床暖房が施されています。日本有数の温泉地である由布院ならではのもので、電気ヒーターの熱とは異なる柔らかな暖かさに包まれます。

写真：宿自慢の庭を愛でられる客室©NHN JAPAN Corp.

庭や温泉に癒され、さらに落ち着いた寝室でぐっすりとお休みできます。

写真：2階寝室は横長の大開口とし、コーナーの柱を細くすることで、由布岳から連なる山々の眺望をパノラマのように採り込んでいます©NHN JAPAN Corp.

夕食はありませんが、モーニングサービスがあります。

写真：モーニングサービス。庭を愛でながらゆっくりと味わえます©NHN JAPAN Corp.

1棟貸しで、まるでプライベート別邸。湯布院というほかにはない魅力を持った温泉保養地で、豊かな自然とともにアートとゆっくり向き合い、特別な時間と癒しを体験しませんか？

（まとめ・文：吉川、編集：hotspring727）

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