星野リゾート 界 霧島
https://kai-ryokan.jp/kirishima/2021年1月29日OPEN
所在地:鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21 GoogleMAP
TEL:0570-073-011(10:00~18:00)
●日帰り入浴なし
●宿泊者の入浴時間
15:00~25:00、5:00~11:00
●宿泊について
1室2名の1名あたり1泊2食22000円~(税サ込)
標準チェックイン/アウト
15:00/12:00
鹿児島県の霧島市に2021年1月29日「星野リゾート 界 霧島」がOPENしました。霧島連山の高千穂峰の中腹にあり、全室から錦江湾や桜島を見渡すパノラマビューが展開する期待の絶景宿です。
12月にも記事でお伝えしましたが、前回イラストのみだった絶景露天風呂の画像が解禁になりましたので、お料理内容や焼酎の例、ご当地楽などの最新情報とともにお伝えします。
星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の 17 番目の施設として明日1月29日にいよいよOPENする「星野リゾート 界 霧島」。(以下、文中では界 霧島と略す場合があります)」
その立地は、鹿児島県の高千穂峰の中腹、標高約600mに位置し、南西側の裾野を見渡す高台。
高千穂峰といえばかの坂本龍馬が新婚旅行で登った天孫降臨伝説が伝わる霊峰ですが、まさに神々しいほどの絶景が展開する地にOPENするのが「界 霧島」なのです。
「界 霧島」の客室は、絶景が展開する南側の一面がガラス張りになっていて、まるで天空に浮かんで大地を見下ろしているかのような体験ができます。
ゲストが一番長く過ごす客室からの眺めなので、時刻や天候によってそのパノラマが色や動きを変えていくところを目の当たりにできるでしょう。
静止画的な絶景ではなく、時空を感じられる霧島の空と大地の絶景とともに滞在できるのが「界 霧島」の大きな魅力なのです。
客室49室すべてでこの絶景と向き合うことができます。
また19室には、温泉露天風呂がついた客室も!
後で述べますが、湯浴み小屋も絶景の中にありますので、温泉露天風呂付客室に泊まったゲストは、2か所の絶景温泉を堪能できることになります。
また、星野リゾートの「界」ブランドの客室の特徴は「ご当地部屋」。
「界 霧島」の客室では、「薩摩シラス大地の間」として、火山噴出物であるシラスを用いたシラスを塗りこめたベッドボードや、薩摩和紙の照明などのご当地素材が風情を加えています。
シラスは風合いのあたたかみもさることながら吸湿性や消臭作用などの機能面も優れているんですよ。
アーティスティックな造形の薩摩和紙の照明は、暗くなってくるとその温かな光の優しさを実感できます。
大島紬のファブリックや薩摩錫の小物、さらに特別室では薩摩切子の照明など鹿児島の特色ある工芸品を手に取ることができるのも楽しみ。
ルームキーの「薩摩ボタン」には天孫降臨の神様を表現した文様をあしらっているのだそうです。
ご当地の文化を体験するご当地楽は天孫降臨伝説が残るこの地にふさわしい「天孫降臨ENBU」。
古事記にも残る「天孫降臨」は、日本の建国とその歴史の始まりの神話で、高千穂峰が舞台とされています。
天上界を司るアマテラスオオミカミより、地上に光をもたらすよう命じられたニニギノミコトが高天原(たかまがはら)から降り立ち、高千穂峰に逆鉾を突き立てた……という天孫降臨伝説のストーリーの一部を、神楽鈴と太鼓を使った躍動感あふれる舞にアレンジします。
お料理も素材から演出まで鹿児島らしさを楽しめる工夫をちりばめています。
特にお楽しみの黒豚は同じく鹿児島名物の鰹節をふんだんに使ったダシでのしゃぶしゃぶにていただきます。
黒豚そのものの力強い美味しさが、ダシでいただくことでさらに引き立つのだそうです。
食器は薩摩焼。料理にあわせてさまざまな意匠の食器や酒器が視覚や風合いを楽しませてくれますよ!
なお春のメニュー例の一部もきいてきました!
お椀:春山三彩真薯(はるやまさんさいしんじょ)ー春の山あいをイメージした真薯に、エビと筍を合わせたお吸い物
お造り:旬のお造りー鹿児島の近海で当日獲れた旬の魚。仕入れで変わるのがお楽しみ。
蓋物:鯛桜葉蒸し 山葵ー豆腐のつくねとともに桜の葉を添えた鯛を蒸した一品
土鍋ご飯:旬菜土鍋ご飯(季節の会席のお食事でご提供)ー春の魚、「鰆」の西京焼きと筍を合わせて用意
実は鹿児島は筍の名産地。土鍋での筍ご飯は好きな人にはたまりません!
鹿児島といえば芋焼酎。地元でしか出回らないような焼酎を味わえるのも楽しみ。
「界 霧島」でもいろいろな種類が味わえます。ラインナップ例はご覧の通り。
森伊蔵酒造「森伊蔵」
薩摩酒造「黒瀬」
白玉醸造「魔王」
霧島蒸留所「明るい農村」「農家の嫁」
国分酒造「女王蜂」
濵田酒造「だいやめ」
田苑酒造「野中さんちの麦」
朝日酒造「あさひ」
※銘柄入れ替えあり。詳しくは確認ください。
上記以外にも多数の鹿児島県内の酒蔵の銘柄がそろうので、個性的な芋焼酎を味わいたい人にも嬉しいですね!
さてお待ちかね、本日1/28に公開解禁となった温泉の現地写真です!
素晴らしい開放感!
文字通りの「露天」風呂、というか大空風呂、天空風呂といっても言い過ぎではない感じ。
身体は温泉のお湯に、心は大空に解き放たれそうな素晴らしい露天風呂です。
夕陽で金色に輝くすすき野原のはるか向こうに対峙しているのは桜島。気候に恵まれると桜島までも見晴らせます。
撮影時期が冬なので周囲は金色のすすき野原ですが、夏になると緑の草原に変わるんでしょうね。
夜になると天の川もくっきりと降るような星空が見られるかも。夜中1時まで入れるので星空風呂はぜひ!
こちらも1/28に公開解禁になった湯浴み小屋の外観の写真。シチュエーションの広大さがこの写真からも伝わりますね。
湯浴み小屋は宿泊棟からスロープカーで150mほど下ったところにあります。
木造りの内風呂では、源泉かけ流しの「あつ湯」と、少し湯温が低めの「ぬる湯」の2つの湯舟でゆったりと硫黄の香りも漂う温泉を楽しみます。
九州、南国の鹿児島といえど、霧島の冬は寒いのでまずはここで温まってから露天へと移動したいですね。
泉質は硫黄泉。内風呂では源泉かけ流しの湯は白い濁り湯が堪能できます。
pH5.6と中性に近くて刺激がない優しいお湯はのんびり浸かれるので、お肌が明るくなる効果が期待できるかも!
湯浴み小屋は、宿泊者限定、15:00~25:00、5:00~11:00まで利用可能です。
(取材・文:やまめタグ、編集:hotspring727)