松本市では12月から翌年2月にかけて「光と氷の城下町フェスティバル」として「松本市イルミネーション」と「国宝松本城氷彫フェスティバル」の2大イベントが開催されます。
「松本市イルミネーション」は、昨年レーザーマッピングだった松本城の演出が今年はプロジェクションマッピングにグレードアップ！市街地も約8万球のイルミネーションに彩られ、華やかでロマンチックな冬の夜を満喫できそうです。
写真：今年はプロジェクションマッピングになりより華やかに！
今年で3年目となる「光と氷の城下町フェスティバル」。
国宝松本城がデジタルアートで彩られる「松本市イルミネーション」は、これまでレーザーマッピングによる点と線の演出でしたが、今年はプロジェクションマッピングによる映像が投影され、昨年よりも鮮やかで立体的な演出となっています。
イベント期間中の18時から21時にわたり、松本城の天守に1回約12分間（メイン映像 約9分、幕間映像 約3分）の映像が繰り返し投影され、幻想的な空間が楽しめます。
写真：時期により異なるテーマの映像が投影される
12月16日〜1月7日の第1期は「時代を駆ける歴史絵巻」と題して天守を築いた石川数正が描かれた屏風絵が映し出されるデジタルアニメーション。
1月8日〜1月26日の第2期は「雪や氷、星のきらめき」と題して雪の結晶や氷をモチーフにしたデジタルアート。
1月27日〜2月14日の第3期は北アルプスに咲く花々などが投影される「春の訪れ、花鳥風月」。
と、時期により異なるテーマのプロジェクションマッピングが行われるので、一度と言わず二度、三度訪れても良さそうですね。
国宝5城の一つでもある松本城。特に雪景色が美しいと言われていますが、プロジェクションマッピングでいつもとは違った雰囲気を感じられそうです。
また公園内の黒門や埋橋も、天守の演出に合わせて、天守とは異なる映像でマッピングされるので、それぞれのスポットでフォトジェニックな映え写真が撮影できそうです。
写真：枡形跡広場は12月限定でクリスマススポットに。
また、12月1日〜2月14日までは16時30分から22時にわたって、松本城周辺の街並みもライトアップされます。
松本城から徒歩3分のところにある枡形跡広場は、12月1日(金)〜 25日(月)のクリスマスシーズンにはシンボルツリーとイルミネーションで彩られます。
週末にはクリスマスマーケットや古着市、クリスマスバル＆ライブといったイベントも開催され、広場はクリスマス一色に染まりそうです。
写真：イルミネーションがきらめく大名町通り
写真：千歳橋もあたたかなイルミネーションで彩られロマンチックな雰囲気に
「光と氷の城下町フェスティバル」のもう一つのイベントが1月下旬に開催される「国宝松本城氷彫フェスティバル」です。
今年の作品のテーマは『未来』と『躍動』。松本城公園では、全国から集った氷彫師がその技を競い合う「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」が開催されます。
氷彫は、1月27日の夕方から翌日28日の早朝にかけて制作され、28日の早朝から午後3時頃まで完成した作品が展示される予定です。
写真：北アルプスの山々と松本城をバックに行われる氷彫フェスティバル
また、花時計公園では「全国氷彫コンクールプレイベント」として、若手氷彫師のみが参加できるコンクールも開催されます。
作品の制作は1月26日の14時から20時、完成した作品は26日の20時から28日の15時頃まで展示される予定です。
どちらのコンクールも、出来上がった作品だけでなく、氷の塊から複雑な形の像をダイナミックに彫り上げる過程が見られるというのが面白いですよね！
さらに松本駅前広場、松本市美術館など、市街地にも氷の彫刻が展示されるので、街の散策と合わせて繊細でダイナミックな氷像を鑑賞してみてくださいね。
写真：降り積もった雪とイルミネーションのコラボ
松本城から10分のところには、レトロな温泉街「浅間温泉」があります。
1300年もの歴史がある温泉で、昔ながらの銭湯の風情を残した日帰り温泉や、サウナや露天風呂、大浴場を完備した温泉施設があります。
泉質はお肌に優しい無色透明のアルカリ性単純温泉。冬の屋外イベントで冷えきってしまった後は美肌の湯で温まれるのがうれしいですね。
幻想的な松本城プロジェクトマッピングにイルミネーション、氷の演出で冬の城下町を楽しみたいですね！最近では松本市内は大雪はないそうですが、寒さが厳しいため、防寒対策をして行くのがよさそうです。
（まとめ・文：mashiro、編集：hotspring727 情報更新：2023年11月）
