有馬温泉から出発する、神戸の夜景鑑賞のバスツアーをご存知ですか?
「1000万ドルの夜景」と称される神戸の夜景。六甲山の鑑賞スポットから楽しむツアーをご紹介します。
写真:自然体感展望台 六甲枝垂れからの神戸の夜景
2つの夜景スポットに連れて行ってくれるバスツアー
神戸市街地から電車で約30分のところにある、関西の名湯と言えば有馬温泉。
赤茶色の「金泉」、無色透明の「銀泉」が両方楽しめることでも有名ですよね。
そんな日本最古の温泉と言われる関西の奥座敷、有馬温泉は六甲山のふもとにあります。
そして神戸を見下ろす六甲山には、夜景を楽しめるスポットがたくさんあるんです。
夜景がいっそうきれいに見える冬の季節、せっかくなら温泉に宿泊するだけでなく六甲のロマンチックな夜景も楽しみたいですよね!
山上の夜景スポットは通常、車でしか行けないところがほとんどですが、気軽に行ける「夜景鑑賞バスツアー」があるのです。
それが有馬温泉発着で2つの人気夜景スポットをめぐる「六甲有馬夜景鑑賞バスツアー」です。
ツアーは有馬温泉の駐車場を20時に出発し、六甲ガーデンテラス、東六甲展望台をめぐって、22時に有馬温泉の各宿泊施設まで送迎してくれるので、帰りのことも安心ですね!
本当に「1000万ドル」だった?!神戸の夜景
函館、長崎とともに日本三大夜景のひとつになっている神戸の夜景。
かつては「100万ドルの夜景」と言われていましたが、今では「1000万ドルの夜景」にグレードアップしているんです。
実はこの「1000万ドル」の数字には根拠があって、実際に六甲山から見渡せる範囲の1日の電力使用量は1000万ドルを超えているというデータがあるとか。
そんなキラキラ輝く神戸の夜景を楽しめる六甲山ですが、有馬温泉からは六甲有馬ロープウェイとバスを乗り継ぐルートになります。
またロープウェイは通常、17時10分が終発となっているため(11/30までの土曜日は最終20時30分)、バスツアーで温泉地から夜景スポットまでラクラク直行で行けるのはありがたいですね。
ヨーロッパ風のオシャレなスポット六甲ガーデンテラス
有馬温泉の集合場所を出発してわずか30分で「六甲ガーデンテラス」に到着。
じつはここは日本有数の眺望スポットなんです。4つのビュースポットから、神戸の西側、明石海峡から大阪、さらに南の関西国際空港まで広がる大パノラマを楽しめます。
ヨーロッパ調のオシャレな雰囲気たっぷりのテラスで夜景を楽しめるのは、数ある夜景スポットの中でも珍しいですよね。
まずは六甲ガーデンテラスの名所「自然体感展望台 六甲枝垂れ」へ。ガイドさんが案内してくれます。
総ヒノキのフレームで作られていて、六甲の自然の中に不思議とマッチする展望台。
展望台のフレームを内側から照らすライトアップも必見!今年のイベントのテーマは「枕草子」。11月30日までは秋バージョン「秋は夕暮れ」、12月1日からは冬バージョン「冬はつとめて」が開催されるとのこと。
どんな表情に変わるのか、楽しみですね。夜景とともに幻想的なライトアップを楽しめますよ。
写真:見晴らしのデッキからの夜景。暗い海をバックにキラキラの街の灯りが浮かび上がる
そして鑑賞スポットのひとつ「見晴らしのテラス」へ。こちらでは、神戸方面の夜景を案内してもらえます。
その後、フリータイムでは「見晴らしのデッキ」からの夜景を。ベンチに座りながら主に大阪方面を眺めることができます。
望遠鏡からは市街地や甲子園球場も間近にみることができるのだそう。
海ときらきらした夜景とのコントラストを間近に見られるのは、山と海が近い神戸ならではかもしれません。
ドライブウェイを通って東六甲展望台へ!
写真:煌びやかな夜景を楽しめる名所、東六甲展望台
そしてガーデンテラスからバスで15分で次の夜景スポット、芦有ドライブウェイの「東六甲展望台」へ。
標高645mからの夜景は「夜景100選」に選ばれたり、ドラマの撮影にも使われたという名所です。
六甲山から東方面に開けた夜景を楽しめるスポットからは、伊丹空港や大阪市内のビル群、関西国際空港、さらに神戸空港などのきらめきを。
夜景鑑賞後は、バスでわずか15分で有馬温泉に到着です。
標高880mのところにある六甲ガーデンテラスからの夜景はとてもきれいですが、これからの季節、夜は特にとても冷えるので暖かい服装がおすすめ。しっかり着込んで行くのがよさそうです。
夜景のあとは有馬温泉のお湯でしっかりあたたまってくださいね。
(まとめ・文:mashiro)