熊本県人吉球磨地域一帯では、2020年2月1日(土)から3月22日(日)の期間中、恒例の「人吉球磨は、ひなまつり2020」が開催されます。

写真:九日町の会場からかわいらしいお雛様。
「すべての女性を優しく迎える春のひとよし・くま」をテーマに行われる主に女性向けのイベントも今年で23周年。人吉球磨地域12の会場で可愛らしいひな人形が展示されるほか、各種イベントや企画で訪れる女性をもてなそうという趣向がこらされています。
メイン会場となるのは、JR人吉駅界隈の鍛冶屋町通りとおひな通りにかけた駅周辺の一帯で、人吉城下町の風情が色濃く残る鍛冶屋町と、ショッピングやランチなどを楽しめる九日町、五日町の初春の通りを、ひな人形たちが艶やかに彩ります。

写真:九日町の展示会場

写真:1つ1つ個性的なおひなさまに心和む
人吉球磨地域の各会場では、郡市民が手作りしたひな人形をはじめ、愛らしい人形を頭上から吊るした「つるしびな」、木材で制作した「まげわっぱ人形」といった、バラエティーに富んだひな人形がほんのりと春らしい笑顔で迎えてくれます。五木村では人形研究家の瀬下麻美子氏監修によるひな人形展『山村で見るいにしえの雛人形』が開催されます。山里の素朴で温もりある雛飾りはなかなか見られません!

写真:交流館石倉ひなまつり
見るだけではなく、これらひな人形を展示する会場では、地元の焼酎蔵(人吉球磨地方といえば球磨焼酎が有名ですよね)が造ったホット梅酒が無料でふる舞われます。

写真:囲炉裏の周りに展示されたおひなさま。球磨地方ならではのおひなさまも
またひなまつりパンフレットを女性が提示すると、デザートのサービスや料金割引など、飲食店を中心にお得なサービスを受けることができます!
ひなまつりならではの体験も面白いものが用意されていますよ!3/7は着付けが無料になる「着物ぶらり歩き」、そして3/8は「人吉よさこい祭り」も開催されます。
また、クラフトパーク石野公園では陶器の雛作り、お雛グラスやお雛羽子板の絵付けの体験などができます。

写真:作業の様子
また、各会場に置かれたスタンプを集めて応募すると、地元温泉旅館やビジネスホテルで使える宿泊券1万円などの豪華賞品が当たるスタンプラリー、といったおいしい企画も用意されているのも嬉しいですね。

3/3、女性は温泉が100円に!人吉梅園・4600本の梅も3月に満開
期間中は土日を中心にさまざまな企画も用意されています。
3月3日のひなまつり当日は、33の協賛温泉において、女性は100円で入湯可となります。
同じ3月3日には、くま川鉄道の観光列車列車内でおひな様展示とお接待を行う「おひな列車」が運行します。
また期間中、地元温泉旅館とホテルでは、特別宿泊プランの「ひなの宿パック」や特別ランチの「おひな御膳」が提供されます。見た目もかわいくて春らしい料理を楽しみながらの時間に癒されるでしょう。

写真は「あゆの里」のおひな御膳。写真右は、ひなめぐりでふるまわれる梅酒。
ちょうどこの時期は、人吉市南部の人吉梅園の梅の開花とも重なります。8ヘクタールの丘陵に植えられた4600本の梅は2月下旬に開花し、ひなまつり頃にちょうど満開を迎えて絶景となります。

梅の香りと絶景とともに、愛らしいおひなさまに会う旅は春にぴったりですね。
(情報更新:すてぃーぶん 情報確認:2020年1月)