南国宮崎市にある宮崎神社は初代天皇である神武天皇をお祀りしています。神武天皇の孫が創建したとされる由緒ある神社で、毎年秋に行われる宮崎神社大祭は県下一の賑わいを見せるお祭りです。
写真:神武天皇の孫が創建したとされる宮崎神社
この宮崎神社大祭、大きく2つに分かれます。毎年10月26日(神武天皇が日向から大和へ出立した日にちにちなんでいます)に行われて例祭と呼ばれる本宮祭と、その直後の土日に行われる御神幸祭(御神幸行列と神賑行列で構成)です。
特に、御神幸祭は秋の収穫期ともあいまって五穀豊穣を祝う意味ももっていて、地元では「神武さま」呼ばれて親しまれています。
もちろん、沿道には露天も多数出て、参加者と見物客で賑わいます。
この御神幸祭、獅子舞や稚児行列など様々な扮装をした人々の行列が見どころの一つですが、宮崎市では2013年の古事記編さん1300年から2020年の日本書紀編さん1300年を迎えるのを記念して、全国から神話の神様に成りきって市内を練り歩く神賑行列の参加者を全国から募集中です。
参加にあたっては18歳以上である事などの諸条件がありますが(詳しくは下記DATAのホームページ参照)、神話が身近に息づく宮崎の地で歴史あるお祭りに参加することはきっと一生の思い出になりますよ。
募集は男性10名(イザナキノミコト・スサノオノミコトなど)、女性6名(イザナミノミコト・アマテラスオオミカミなど)の計16名。応募フォームではなりたい神を第3希望まで指定できます。当日の衣装は用意されるので、コスプレ初心者でも大丈夫。
着付けやみずらなどのヘアセットはプロと地元の高校(ヘアデザイン科)の先生と生徒にしてもらえます。
写真:神話に基づいた本格的な神様衣装とメイク
男性の神様は徒歩でパレードに参加しますが、女性の神様は山車に乗って移動するそうです。これも滅多にできない体験ですね。このころの宮崎は、日中20℃前後の気温だとのことで暑くも寒くもなく、衣装をつけてのパレードにはちょうどいいでしょう。
参加の交通費などは自己負担。ただし参加者にはこれまで「宮崎牛と宮崎の野菜セット」を贈呈しているそうですよ。
応募締め切りは2017(平成29)年9月8日(金)までです。
秋の空の下、2日間にわたって行われる「神武さん」。豊作を喜び、神話の時代に思いを馳せてみては。
写真:昨年の神様たちの集合写真
http://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/jingutaisai/
開催日:2017(平成29)年10月28日(土)~10月29日(日)
問合せ:公益社団法人宮崎市観光協会「神々のパレード」募集係
TEL:0985-20-8658