伊豆半島の西海岸、静岡県の松崎町では、2019年3月上旬から5月5日まで、農閑期の田んぼを利用した広大なワイルドフラワーの花畑を楽しむことができる。平成12年度からスタートした大規模花畑は今年で20年目。松崎町の春の風物詩として定着し、県内外から春の景色を求める人々が訪れている。
写真:思いっきり春を感じれるワイルドフラワーの巨大花畑
約25000平米、広大な田んぼに撒かれた花の種は、オレンジ色のアフリカキンセンカ、近年人気が高まっているスカイブルーのネモフィラ(るりからくさ)、ピンクや紫の姫金魚草、蓮華草、黄色が可愛いつましろひなぎく、ブルーや紫の矢車草、赤やピンクのひなげしの7種類。
それぞれ開花の時期が異なるため、満開になる花によって花畑の色も移り変わり、何度訪れても違った景色を楽しむことができる。
とくに、大沢温泉までの那賀川沿いには、約6kmに渡って1200本のソメイヨシノが植えられており、3月下旬〜4月上旬のお花見シーズンには、桜をバックに一面に広がる花畑というメルヘンな光景が広がる。川沿いには歩道が整備されているので、ゆっくりお散歩しながら春を満喫するのがおすすめだ。
写真:水面に桜の花びらが浮かぶ那賀川
3月中旬には、花畑の横に足湯が設けられ、色とりどりの花を眺めながらのんびり寛ぐ事もできる。毎年5月1日〜5月5日のゴールデンウィーク期間中は、無料の花摘み体験が人気となっていてこちらもおすすめだ。
松崎町内には、松崎・桜田・大沢・岩地・石部・雲見の6つの温泉地に70以上の宿泊施設があり、なまこ壁の街並みや明治の商家の佇まいなど、旅情を誘う観光スポットもあるので、散策を楽しみたくなる春の旅行にぴったり。
写真:なまこ壁の街並みや明治の商家の佇まいは春の散策にぴったり
桜の開花時期には、水面に浮かぶ桜の花びらが美しい那賀川から、10人乗りのカヌーに乗ってお花見が楽しめる「那賀川花見舟体験」もできるそう。暖かな春の西伊豆で、春気分を満喫してみませんか。
(まとめ・文:hotspring727 更新:すてぃーぶん 記事確認:2019年2月)
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