伊香保温泉 夏の風物詩「ほおずき」
http://www.hotels-ikaho.or.jp/photonews/#1530000662開催期間 :2020年6月下旬から~8月上旬頃まで
開催場所:群馬県渋川市伊香保町 伊香保温泉 GoogleMAP※民芸山白屋
問合せ:しぶかわ商工会伊香保支所
TEL:0279-72-3588
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群馬県のちょうど真ん中あたりにある、豊かな山並みに囲まれた伊香保温泉。レトロな情緒あふれる温泉街が人気です。新型コロナウイルスの影響もあり、いつも通りとはいきませんでしたが、今年も商店や旅館の軒先に夏の風物詩となったほおずきのお出迎えが始まっています!
石段のある温泉街として知られる伊香保温泉の旅館やお店の軒先に、ほおずきが飾られるようになったのは今から19年前。夏の暑い時期、鉢植えの花が少なくなるため、ほおずきの赤で街を彩り、風鈴の音で涼を感じながら風情ある街並みを楽しんでもらいたいということで、渋川市の商工会女性部によって始められました。
昔ながらの温泉街に映える鮮やかなほおずきの朱色と風鈴の音色は、夏らしい情緒たっぷり!
旅館やお寺、店舗などに今年は700鉢のほおずきが飾られました。伊香保温泉は秋の紅葉もきれいですが、ほおずきと街並みのコントラストも素敵ですね。
6月終わり頃から8月上旬頃までほおずきが温泉街を彩ります。
ころんと丸いほおずきの実と風鈴の組み合わせも可愛くて、並んで飾られているとつい写真を撮りたくなってしまうフォトジェニックな光景です。
特に石段街にある民芸山白屋あたりは、景色が美しく、また夕方にはシャボン玉の演出も!温泉街の赤いほおずきとシャボン玉、なんだか絵になりそうですね。
さて、日本で古くから栽培されているこのほおずき、縁日ではほおずき市なども開催されますがよく見たらちょっと不思議な植物ですよね。
朱色で丸い袋状のものを思い浮かべると思いますが、あれは実の部分で、袋の中に丸い実が入っているんです。
6月から7月頃に白い花を咲かせ、8月にはあの提灯のような実の部分が赤く染まります。
また、昔から厄除けや無病息災を願う縁起物ともされています。平安時代には薬用として使われていたこともあり、そこから健康を願うという意味につながったのかもしれませんね。金運アップのご利益もあるとか?!
古くからの日本の夏の縁起物、ちょっとあやかりたくなってしまいますね。
伊香保温泉の温泉街の中心には、365段ある石段があり、その両側に風情ある温泉旅館やお店が軒を連ねています。
食べ歩きできるお店や、昔ながらの射的ができる遊技場などもあって、これぞ温泉街といった雰囲気です。温泉街でよくみる「温泉まんじゅう」もこの伊香保温泉が発祥だそうですよ。伊香保では「湯の花まんじゅう」と呼ばれています。
その湯の花まんじゅうは、石段の頂上付近にある「勝月堂」が人気!全て手作りされていて、午前中に行けば作りたてが食べられるのでオススメ。もちもちした食感の出来立てを目当てに並んでいることも多いそう。バラ売りしてくれるので買ってすぐに食べられるのもいいですね。
石段を上がると頂上にあるのは歴史ある「伊香保神社」。縁結びと子宝にご利益があると言われています。
温泉街で楽しみたい要素がこの石段街にぎゅっと凝縮されているんですね!浴衣でフラリと散策したくなります。
もちろん、温泉に入るのを忘れてはいけません!
伊香保温泉街の坂を上り詰めたところにあるのが伊香保温泉露天風呂。ここは伊香保温泉の源泉地に作られた、源泉かけ流しのお湯が楽しめる立ち寄り温泉です。
湯船はぬるめと熱めの2つに仕切られています。
やや白濁した茶褐色のお湯は、鉄分が多く含まれ、刺激が少なくお肌に優しい泉質ながら、しっかりと血行をよくしてくれると伝わります。
(中の人・注:夏に温泉?と思いがちですが、血行をよくすることで、暑さが体にこもりがちだったり、上半身がのぼせがちな人はかえって改善するそうです。のぼせない程度の、短めの温泉入浴は夏におすすめなのです)
夏の訪れを告げるほおずきと風鈴の音色を楽しみながらの伊香保温泉の散策。標高が高いため、夏でも爽やかな風を感じられます。
夏ならではの伊香保の魅力を楽しみに訪れてみたいですね。
(まとめ・文:mashiro 情報更新・hotspring727 2020年7月)