べふ峡は高知県の山あいにあるもの静かな温泉地。高知県の北東部、山深くにあるべふ峡温泉は、ジビエ料理や川魚、新緑や燃え立つ紅葉など、素晴らしい自然に触れられる宿。ところが2017年10月の台風21号で甚大な被害を受けて、長らく休業していました。そんな宿が再開しました!
奥物部、海抜500メートル、県境の宿
写真:べふ峡は高知県の山あいにあるもの静かな温泉地
「べふ」という字を漢字で書くと、かの有名な温泉地と同じ別府。ここは高知県の北東部、三嶺・石立山系の山麓に位置する奥物部。あと数キロで徳島との県境になる山あいの地です。べふ峡温泉は、土佐中街道(国道195号線)沿いにある宿です。自然豊かで、新緑の時期はもちろん、秋ともなれば周囲の山は燃え立つ紅葉に染まります。
そんなべふ峡温泉が、台風被害にあったのは2017年10月。強風により客室棟の屋根が飛ぶなど、甚大な被害を受けました。以来、休業を強いられていましたが、2019年4月1日に再開しました。
1棟に2部屋あるバンガローの宿泊棟とは、長い渡り廊下でつながれます。以前は20部屋だった客室も、14部屋に減ってしまいましたが、窓から見える物部川の風景は健在。今は10畳が12部屋と6畳2部屋を用意します。
温泉は湯冷めしにくく肌にいい「美人の湯」
写真:温泉につかりながら、新緑、紅葉、雪見風呂が楽しめる
温泉の泉質は、フッ化物メタホウ酸で、美人の湯といわれるpH9.4の弱アルカリ性。ヌルリとした湯触りを楽しめます。湯冷めしにくく肌にいいお風呂には、7:00~23:00まで入浴可。
もちろん立ち寄りのお客さんも大歓迎。こちらは7:30~21:30まで。地域にお住まいの方々も利用するので、一緒に浸かれば地元話しや旅の情報を拾えるかも。そんなふれあいも温泉の醍醐味ですね。
鹿、しゃも、しし鍋、ジビエが自慢!
写真:鹿のたたきなど、いつもジビエが食べられる宿
お楽しみは食事です。山間の宿!しかも土佐! そこで力を入れるのが、ジビエ。通常の宿泊プランでも、鹿肉は一年中食べられます。たたきにして、料理長特製のポン酢で食べると聞けば、いてもたってもいられません!
川魚のあめごもおススメ。地域によってはあまごとも呼ばれ、塩焼きでご提供。淡泊なお味で、身はふっくら。
そして南国土佐といえば、坂本龍馬が京都伏見の近江屋で最後に食べたと伝わるしゃも。べふ峡温泉では、春先から10月ごろまでご提供。特に夏場はしゃもの鉄板焼きが自慢です。
秋から春先まではしし鍋の季節
写真:インスタ映えする雪の日のべふ峡温泉
雪化粧された宿も、風情をたっぷり感じられます。しゃもの季節が終わる秋から冬は、よく温まる猪鍋が食べられます。
プランによっては、地元高知のブランド牛で希少な土佐赤牛も。もちろん近隣の山々で採れる山菜や、べふで作られるお豆腐や味噌など、地元の味も楽しめます。このほか定員100名まで利用可能なバーベキューハウス「渓谷(要予約)」もあるので、グループ旅行にもうってつけ。
二度三度と来たくなる紅葉の谷
写真:宿の周囲も紅葉に染まります
山奥の豊かな大自然に、いいお風呂、美味しいジビエ。考えただけでも堪りません! 秋ともなれば、紅葉の名所としても知られます。車で5分ほどのべふ峡谷は、息をのむ美しさ。毎年訪れたくなる紅葉スポットです。
べふ峡温泉、復活したんですって? そんな問いを合言葉に、出かけてみてはいかがですか。
(取材・文:ユモトユージ)
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