鳥取県倉吉市の宿泊温泉施設「グリーンスコーレせきがね」では、20万冊以上のまんがが読み放題のサービスが2019年4月より始まっています!
「まんが王国」としても知られる鳥取県で始まったこのプロジェクト。何と言っても蔵書の多さは、実際に目にすると圧倒されるほどだとか。
写真:まんが王国とっとりのコンセプトに合わせて漫画温泉宿泊施設がオープン!
20万冊以上の蔵書は5つの部屋に
写真:漫画がぎっしりと並んだ本棚!お目当ての漫画を探してみよう
ぎっしりとまんがが詰まった本棚が置かれた部屋が5つ。
グリーンスコーレせきがねの館内、本館2階、3階、別館1階に男性少年コミック、男性大人コミック、女性少女コミック、女性大人コミック、ライトノベルとそれぞれのジャンルに分けて置かれています。
3万冊の蔵書がある女性向けの部屋には、一人ずつ席が仕切られているところもあり、一人で好きな漫画の世界に浸れそう。
漫画を置いているネットカフェやスーパー銭湯などは多数ありますが、こちらの20万冊もの蔵書の中には、古いものやマイナーなものも集められているとか。古本屋の在庫を利用して集められたものだそうです。
もう一度読みたかった子供の頃に読んだ漫画、ここでなら見つけられそうですよね!
読み始めたらついつい気になって最後まで読みたくなってしまうもの。
まんが読み放題のサービスは、日帰りの場合は12時間1000円、もちろん温泉も利用でき、フリードリンクも付いているのでかなりお得ですよね。
まんが読み放題パックを利用の場合、名札を付けて温泉、まんが、フリードリンクを自由に行き来できるのだそうです。フリードリンクはまんがを読めるスペースにもどこでも持って行けるので、温泉でリフレッシュしつつ、ドリンクを片手に好きなだけ漫画を読みふけることができそうです。
読んでいる時にちょっとお腹が空いてきたら、売店にカップ麺、冷凍食品、スナックなども用意されているので腹ごしらえすることも可能。また、定食や丼物もオーダーすることができるので(別料金1080円)、長時間過ごす場合は助かりますね。心置きなく、漫画の世界に没頭してみてください!
写真:読みたい漫画が見つかったらさっそく好きな場所で読みふけろう
鳥取県はまんが王国
もともと、鳥取県は「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる氏、「名探偵コナン」の青山剛昌氏を始め、多くの著名な漫画家を輩出した「まんが王国」。
境港市の「水木しげるロード」や、「鳥取砂丘コナン空港」もよく知れていますよね。2012年には、米子市で国際漫画サミットも誘致され、同年は「まんが王国とっとり」建国の年に!
そんな鳥取県の構想の中で生まれたのが倉吉市の「ふるいち 関金温泉まんが王国」プロジェクトだったのですね。
倉吉市は漫画家谷口ジロー氏の代表作「遥かな町へ」の舞台でもあり、読んだことのある人なら、作品に思いを馳せながらレトロな街並みを散策するのも楽しそうです。
古来の白金の湯に癒されつつ漫画を読める
まんが温泉を楽しめるグリーンスコーレせきがねは、蒜山高原の真裏に位置する関金温泉にあります。近くには、カヌーを楽しめる大山池やキャンプ場などもあり、大自然に囲まれた場所。
そして温泉は日本の名湯百選にも選ばれた開湯1300年の歴史あるお湯です。日本有数のラジウム含有量を誇る「白金の湯」でもあり、無力透明・無臭で透き通るようにきれいなお湯。神経痛やリウマチなどの効果があるとされる鎮痛の湯としても知られています。
日帰り利用でも、大山の絶景を楽しめる露天風呂にも入れるので、名湯を堪能できそうですね。
ラジウム温泉とまんが読み放題、まんがの聖地を巡る旅の宿泊拠点としても利用価値が高そうですよ。
宿泊しても日帰りでも濃い時間を過ごしてみてくださいね!
(まとめ・文:mashiro)