星野リゾート 界 津軽
https://kai-ryokan.jp/tsugaru/所在地:青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1 GoogleMAP
TEL:0570-073-011(界予約センター)
●宿泊について
宿泊料金例)
1泊2食付 22,000円~(2名1室利用時の1名料金、税サ込)
宿泊者の温泉入浴時間
15:00~25:00 / 5:00~11:00
標準チェックイン/アウト
15:00/12:00
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津軽地方の奥座敷、大鰐温泉に2019年4月1日、星野リゾート 界 津軽がリニューアルオープンしました。
新たに「津軽四季の水庭」が誕生したり、全客室が「ご当地部屋」に生まれ変わるなど、宿泊しながら津軽地方の文化を感じられる温泉旅館になっているようですよ。
温泉旅館のいたるところで津軽らしさを感じさせるしつらえが好評な界 津軽。
中でも、新しく誕生した四季折々に違った表情を見せる「津軽四季の水庭」は見所の一つです。
春には、桜の模様をあしらった「津軽金山焼」のランプの灯りが水面に映り、幻想的な光景が。
津軽金山焼は、青森県の新たな伝統工芸となりつつある陶器。地元の土と赤松を使って焼き上げた陶器は、独特の深みのある風合いが魅力です。
夏には、これも津軽地方の工芸「津軽びいどろ」で作られた150個の灯りで弘前ねぷた祭りを表現します。暖かい色合いの色ガラス津軽びいどろは、職人たちの手作りで、さまざまな色彩で津軽の四季を彩ります。
弘前市を中心とした津軽地方では、ねぶたを「ねぷた」と呼び、「ヤーヤードー」という掛け声に合わせて、ねぷたが城下町弘前を練り歩きます。夏の水庭では、津軽三味線の特別演奏も行われるそうです。弘前ねぷた祭のお囃子をイメージした津軽三味線の演奏とスタッフによる「ヤーヤードー」の掛け声もあり、弘前ねぷた祭の雰囲気を楽しめますよ。
昨年のねぷた祭りで使用した和紙でうちわ作りの体験なども。また津軽びいどろや津軽金山焼の工芸品は旅館で販売もされています。
「津軽四季の水庭」では、回廊を散策することもできます。また、回廊上に椅子やテーブルがあり、外でお酒が飲める野外バーにもなっているそうですよ。幻想的なライトアップの中、びいどろグラスでりんご酒を飲みながら過ごすのもいいですね。
冬には、庭園にかまくらも登場!かまくらは予約をすれば中に入ることもできるそう。これは一度は体験してみたいですね!こたつに入って、雪景色を眺めながら過ごすひととき。りんごのホットカクテルの提供もありますよ。
客室は、リビングスペース付きの和室、定員5名の和室、定員2名の和室、洋室、離れと5タイプ。
今回のリニューアルで全ての客室が「津軽こぎんの間」という部屋に生まれ変わりました。
こぎん刺しとは、津軽地方に伝わる刺し子技法のひとつ。もともとは津軽の厳しい寒さをしのぐため、保湿と補強のために麻布に木綿の糸で刺し子をするようになったのが始まりだそうです。
40種類ほどある基本の模様を組み合わせることで美しい幾何学模様が作り出されます。
津軽こぎんの間には、こぎん刺しを現代風にアレンジしたデザインがインテリアに取り入れられています。障子やベッドカバーなどにさりげなく、伝統的なこぎんデザインが使われているのでチェックしてみてくださいね。
そして温泉は、800年の歴史を持つ大鰐温泉の中でも、萢頭(ヤチガシラ)源泉を楽しめます。肌がしっとりするとろりとした触感のお湯だそう。
大浴場の内風呂では、青森県の特産、リンゴを浮かべたりんご風呂。香りにも癒されそうですね。
大きな窓からは、新緑から紅葉、雪景色と四季ごとに移り変わる津軽の自然を贅沢に堪能できます。
さらに、1室だけある「離れ悠庵」には、専用の露天風呂も。離れは広さ100㎡の自然に囲まれたプライベート空間でもあり、贅沢にゆったりとした時間を過ごせそう。
庭園や客室のあちこちで津軽文化に触れることのできる界 津軽。
どこも和モダンでとても素敵ですが、そのデザインの背景にある津軽文化や津軽の四季をぜひ感じてみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro)