大分県竹田(たけた)市の長湯温泉に、2022年に誕生した新たな桜の名所「長湯温泉しだれ桜の里」が2023年も3月15日(水)にオープン!例年の見頃は3月下旬から4月上旬だそうです。約2,600本の6種の桜が、まもなく見頃を迎えますよ!
炭酸泉で有名な長湯温泉は、高い温浴効果だけでなく、「クアハウス」、混浴露天風呂「ガニ湯」、建築が特徴的な「御前湯」「ラムネ温泉館」など多様な温浴施設を楽しめる温泉地ですよ!
写真:長湯温泉しだれ桜の里
長湯温泉しだれ桜の里
新たな桜の名所「長湯温泉しだれ桜の里」は、約3万坪の広大な敷地で6種類・2,600本の桜を愛でることのできる自然公園です。約300本の八重紅しだれ桜は西日本随一の規模。
実は、地域住民らが15年の歳月を経て土地を整備し、桜を植樹しながら手塩にかけて育ててきたものなんですよ。
桜は専門家のアドバイスを受け品種を選定し、苗木の購入費用は、大分県の森林環境税や宝くじの助成金などを活用したそうです。
写真:長湯温泉しだれ桜の里
6種の桜に込められた思い
「長湯温泉しだれ桜の里」に咲き乱れる桜は、花びらが鯛の色に似た大漁桜(タイリョウザクラ)、小ぶりで淡い紅色がかった小松乙女(コマツオトメ)、鮮やかな紅紫色で一重咲きの陽光桜(ヨウコウザクラ)、濃紅色の小輪で枝いっぱいに咲く八重紅しだれ桜(ヤエベニシダレザクラ)、淡紅色の可愛らしい思川桜(オモイガワザクラ)、花びらがたっぷり詰まって玉が大きい牡丹桜(ボタンザクラ)の6種。
できるだけ長く楽しんでほしいとの願いから、これら寿命が200年以上といわれている品種を選んだそうです。
しかも、見ごろの時期も異なり、3月中旬からは大漁桜、3月下旬からは八重紅・しだれ桜など、4月上旬からは牡丹桜が咲き乱れ、約1カ月半にかけて桜を楽しめるそうです。
写真:長湯温泉しだれ桜の里
世界屈指の炭酸泉「長湯温泉」
長湯温泉は世界屈指の炭酸泉が人気を集める温泉地。“飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬”と称えられるほど、医学的にも注目される温浴効果が自慢です。
写真:長湯温泉療養文化館 御前湯〜江戸時代から伝わる名湯
『日本の名湯百選』に認定されていて、その泉質の素晴らしさは、歌人の与謝野鉄幹や種田山頭火らも長湯温泉に関する詩を残したほど。
2019年には、温泉の中で運動が行える湯中運動スペースや50メートル続く歩き湯などを備えた「クアハウス」も完成しています。
写真:ガニ湯〜川沿いにある混浴露天風呂
温泉街の中心を流れる芹川の川原にある混浴露天風呂「ガニ湯」や、江戸時代から伝わる名湯でドイツ風の建築が特徴的な「長湯温泉療養文化館 御前湯」、炭酸の気泡が鮮明に見える湯で有名な「ラムネ温泉館」など種類豊富な風呂がそろっています。
写真:長湯温泉 ラムネ温泉館(建築家・藤森照信氏の設計)
たけたの魅力
竹田市は、九州百名山や大分百山などに選ばれている久住山を望み、南山麓一帯には広大な久住高原が広がります。
西麓の牧ノ戸峠や北麓の長者原からは登山道が整備されており、南麓に南登山口や久住高原展望台などからの登山道もあり、登山の季節になるとビギナーから上級者まで多くのハイカーが訪れます。登山で体を動かして心身共にリフレッシュした後の温泉は最高ですよ!
また、竹田市は農業が盛んな土地で、特にカボスやトマト、トウモロコシやしいたけが有名です。中でもカボスは竹田を代表する農産物で、標高が高く昼夜の気温差が大きい竹田では香りの豊かなカボスが育つと言われています。
様々な食材と調和が取れ、素材の味を引き出す名脇役で大分では至る所に登場し、お土産にもオススメですよ。
(文・まとめ:すてぃーぶん/Vermiliおん 編集:hotspring727)
楽天トラベルで人気温泉宿ランキングをみる♪
楽天トラベルで温泉宿を予約する♪