Temple Hotel 正暦寺
https://oterastay.com/shourekiji/所在地:京都府綾部市寺町堂ノ前45 GoogleMAP
問合せ:https://oterastay.com/form/contact
●宿泊について
宿泊料金例)
1泊2食付き 2名1室 35,000円/人~
標準チェックイン/アウト
15:00~19:00/10:00
世界で初のお寺のオーベルジュ「Temple Hotel正暦寺」が2021年6月1日、京都府綾部市にグランドオープンしました。
座禅や写経といった宿坊ならではの体験だけでなく、地鶏の黒峰シャモなど地元の食材を使った美味しい料理をオーベルジュで堪能できますよ。
京都駅から電車で1時間、綾部市は「森の京都」と呼ばれる自然豊かなエリアです。
綾部市の中心を流れる由良川近くの丘の上に佇む「正暦寺」は1,000年の歴史を持つお寺。
境内にある築100年の建物を1日1組限定の宿として提供しています。
部屋からは山や川など、のんびりとした綾部の自然の風景を一望でき、早朝には由良川にかかる雲海が見られることも。風光明媚な静かな環境でゆっくりと自分と向き合う時間を過ごせるのが魅力です。
Temple Hotel正暦寺は、通常の宿坊とは違ってオーベルジュとしてオープンしました。
オーベルジュとは、その土地ならではの食材を使った食事とお酒を堪能できるレストラン兼宿泊施設のこと。
Temple Hotel正暦寺では、料理人としての経験がある住職自らがメニューの開発や調理、食事の提供まで行っているそうです。
お寺のオーベルジュなので、おもてなしの中にも仏教の精神と教えが込められているのだそう。
心身ともに癒されるひとときを過ごせそうですね。
提供されるメニューは、綾部市の名産である地鶏の黒峰シャモを丸ごと一羽使ったフルコースです。
地元の農場で育てられた貴重なシャモをぜいたくに使ったメニュー。
卵黄を西京床に漬け込んだ鶏卵黄味噌漬けや、手羽中の照り焼き、鶏がらなどを6時間以上煮込んだ白湯スープなど、一羽の地鶏から作られるメニューと言っても非常にバラエティに富んでいるのも驚きです。
また、お寺の境内で採れるタケノコや椎茸・山椒・梅・花梨・柿・ゆず、近隣で採れる野菜など、綾部らしい自然の恵みもたっぷりと楽しめますよ。
お天気が良ければ、外のデッキで朝食を食べることもできます。
宿坊での宿泊というと、修行や精進料理のようなイメージがありましたが、ヘルシーなこだわりメニューの食事でお腹もしっかり満足できそうですね!
宿坊の建物は築100年の純和風。
8畳の部屋が3つつながっていて、襖で区切れるので友達同士の家族やグループなどでの利用するのもおすすめ。8名まで宿泊できます。
部屋の三方が回廊で囲まれており、窓からは由良川を望む周囲ののどかな眺望を楽しめます。
部屋にはテレビが置かれておらず、日常を離れてゆっくりと静かな時間を過ごせそうです。
宿坊が通常のホテルと違うのは、宿泊しながら生きた伝統や文化を肌で感じられるという点。
朝のお勤めや写経、座禅などの体験は宿坊だからこそできるものですよね。
正暦寺でもお寺ならではの17種類の体験をすることができます。
宿泊者が無料で体験できるものもたくさんありますよ。
風の音や鳥のさえずりなどを聞きながらの竹林座禅、写経、朝のお勤め、仏教の法要で使う楽器の体験、座禅、境内を散歩して花や葉を集める八寸並べなど。
夕方には僧侶と一緒に鐘突きもできます。
さらに魅力的なオプション(追加料金あり)も用意されています。
願い事を護摩木に託して焚き上げる護摩や、黒谷和紙を使って作るオリジナルの御朱印づくりなどの貴重な体験も。
人気の御朱印づくり体験は、紙に印を押したり、イラストを描いたりして世界に1つの御朱印が作れるというものだそうです。一人1000円で体験できます。
また事前予約すればカヌーや流しそうめんまで!
宿坊体験と言ってもお寺によってさまざまなものがありますが、Temple Hotel正暦寺では、豊かな自然に囲まれた環境ならではの体験ができそうですね。また、山の中にあるため、夏でも比較的涼しく感じられるようです。
温泉のイメージがあまりない京都ですが、綾部市では泉質のよい天然温泉が湧出しているんです。
正暦寺からは車でわずか7~8分、綾部駅前の「栄温泉 うし乃湯」は気軽に立ち寄れる日帰り温泉施設。
内湯と外湯、どちらも100%天然温泉を楽しめますよ。
週ごとに入れ替え制で利用できる岩風呂と檜風呂があり、ドライサウナ・ミストサウナなどの設備も充実しています。
お寺のオーベルジュや温泉で、森の京都の魅力をたっぷり堪能してみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)