ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園
https://www.the-royalpark.jp/canvas/sapporoodoripark/所在地
北海道札幌市中央区大通西1丁目12 GoogleMAP
TEL:011-208-1555
●宿泊について
宿泊料金例)
1室2名の1名あたり21,780円~(税込)
標準チェックイン/アウト
15:00/10:00
三菱地所グループの技術を結集して完成した「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」。外観や構造、内装など、全フロアでできる限り北海道産の木材を使用した、国内初の高層ハイブリッド木造ホテルとして全国からも注目されています。札幌の都心部で北海道の大自然を感じられるホテルに、地元の私が日帰り体験してきましたので、その魅力をご紹介します。
写真:大通公園にあるテレビ塔が真向かいに!
ホテル建設ラッシュの札幌の中でも、特に注目されているのが「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」です。札幌の都心部に居ながらにして、北海道の大自然を満喫できる造りになっています。
同ホテルのコンセプトは『北海道を体感する』。それを提供するために、北海道で大事にされてきた文化や考え方を大切にしながら、サステナブル(=持続可能性)を念頭に、究極の地産地消を目指しています。
写真:まるで森の中にいるような不思議な感覚を味わえるグリーンがいっぱいのラウンジ
その顕著なことが、北海道産木材を建物や家具に使うこと。三菱地所グループの技術を結集して、外観や構造、内装など全フロアでできる限り北海道産の木材を使用した、国内初の高層ハイブリッド木造ホテルです。
ホテルに使われている構造材のCLT(Cross Laminated Timber)は、北海道産のトドマツなどからできており、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果もあるそうです。
北海道産の木材を多く利用することで、CO2を伴う輸送コストの軽減や道内林業の発展にも寄与しています。
3~11階はシンプルな造りで落ち着く客室フロアです。そのうち、9~11階は純木造で、木目に囲まれたベッドスペースは山のロッジやキャビンに泊まっているように感じます。
写真:白を基調とし、木目が効果的に使われているシンプルな客室
写真:構造材の端材を利用した棚には地元の雑誌やレコードが置かれている
板状のものに目が釘付けです。実は、これ、ホテル外装の端材を再利用したオリジナルのウッドスピーカーなのです。
写真:手前にあるのが木製スピーカーです。奥にはレコードプレイヤーが。
客室にテレビはなく、客室に置いてあるJAZZレコードの音色を楽しんだり、ライブラリーからお好みの本を見つけてゆっくり読むのもオススメです。
写真:2階のラウンジの少し奥にある隠れ家のようなライブラリー。北海道に関する本がセレクトされています。
サステナブルな要素はまだまだあり、客室にはペットボトルの水がありません。その代わり、ラウンジにある無料のウォータージャグの水を利用するような仕組みになっています(自家製フレーバーウォーターもあります)。
写真:3~8階の客室には、4人の写真家による北海道をテーマにした写真が飾られています
サステナブルの考え方は食でも取り入れています。レストランでは北海道の豊かな大地で育った野菜や肉、海に囲まれた北海道ならではの多彩な魚介や海藻を使ったフレンチを提供しています(朝食:7:00~10:00、ランチ:11:30~15:00、ディナー:17:00~23:00)。
写真:さまざまな食のシーンで利用されるレストラン
朝食メニューは、和食、洋食、ヴィーガンの3種類から選べます。特にヴィーガンメニューはシェフのテクニックで、肉や魚に負けないくらいの野菜の満足感を味わえます。北海道産の野菜だからなんでしょうかね。
写真:モーニングのヴィーガン料理。北海道の野菜のパワーを感じられます
札幌の真ん中に開業した「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」。木がふんだんに使われていて、都心なのに北海道の大自然を感じられるホテルです。冬の北海道もステキですので、ぜひ、利用してみてください。
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)